蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

たかしげや  越後湯沢

2008-01-07 22:34:18 | 日本料理
越後湯沢の西口は温泉街で、昔からの旅館も多い。その宿を訪れる客たちもなぜか一次会だけでは満足しないようで、町に繰り出すのが慣わしになっている。そのような町の味につれられてか、グループで乗り込む客も多い。


湯沢町もそういうところにはちゃんと目を付けているのか、雪の中に燈された蝋燭は人の気を引く。
しかし、ともかく人が多すぎるのだ。一時的な現象だろうが、西口のお店は、満席だとしてお客を断ることを、何とも思わない。


それが、線路をくぐり東口に出れば嘘のよう。お店の雰囲気は落ち着いている。地下道を出て直ぐに「たかしげや」さんがある。十数年前に一度寄ったが、雰囲気はまるで変わらない。まずは、地酒につきだしのキンピラで一息つく。


うなぎの、肝焼きがあるので、それを注文した。一番安価なつまみなのだが、それが大当たり。新鮮な肝の味わいは、食欲を掻き立てる。となれば、うなぎご本尊にお目にかかるべし。


待つことしばし、照りのいいお姿を拝見する。これが、また何の甘味も感じさせないような素晴らしい味。お替りした挙句、ちょっとだけ残した酒とやるのも、いい塩梅だ。


山椒を散らせば、さらに風味はいや増す。