蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

石泉荘  新発田市

2009-06-27 18:13:44 | 古民家、庭園
石泉荘は普段はお茶席などに貸し切りの形でしか見ることができないのだが、この日は運よく一般に公開されていた。


清水園から新発田川を数百メートル遡ったところにあり、明治時代には花街で料亭が軒を連ねていた場所だという。




明治37年の火事でこの辺り一帯が焼けてしまい、庭だけが残ったところへ建物を移築したのだが、恐らく信越線の開業の影響もあったのだろう、料亭としては長く続かなかったらしい。




その後、新津の石崎家の所有となり、新発田別邸として使われたようだ。






石組の一部は江戸時代の姿を伝えるというが、何よりもこの庭の中心となるのは水だろう。写真では池のように見えるのだが、実は新発田川の流れなのである。庭の中心に新発田川を取りこみ、川幅を広げて池のような姿に仕上げている。実際に行って水面をよく見ると、結構な速さで水が流れているのが分かる。それを利用して昭和の初めまで筏流しが行われたという。




庭の流れをさらに遡れば、新発田川の取りこみ口が見られる。


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