蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

旧志賀高原ホテル  夏姿

2012-08-28 22:07:51 | 古民家、庭園
外貨獲得をめざして、戦前は昭和12年に、当時の国際ホテルという基準に従って開業したと記憶している。


石積みのグラウンド フロアと、その上の階の下見造りや防寒のための二重窓が印象的だった。それに、トタン屋根は思い切った赤。
昔の姿が、部分的ではあるがよく保存されている。


そういえば、玄関の脇にロックガーデンのような石積みもあった。


なんとか残された皮張りのイスにソファ。
皮の質の良さを、未だに感じさせる。






このホテルの中で、ステンドグラスが最も忠実に保存されているのだろうと思う。
しかし、このしゃれ方、手のかけ方、半端ではない。


真夏だというのに、暖炉には火が入っていた。
このホテルの接客の良さは伝説のようになっていて、戦争が進み物資が入手しづらくなった時期でも、本物のバターを使っていた、というような事が書かれている。
確かに、ダイニングで使われていたカテラリーの手触り、柄の部分の金属の分厚さはただものではなかったように記憶している。