蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

西徳寺  黒部市

2011-06-12 23:41:32 | 古民家、庭園
富山地方鉄道なる私鉄がなぜ、ひかれたのかは理解していない。
ともかく、このお寺は地方鉄道の電鉄黒部駅のごく近くにある。


お寺の起源は16世紀初頭まで遡るようだ。
境内には、年代物の松が未だに何本も残っている。かつては、これどころでは、無かったのだろう。


このお寺は、いつでも公開されているものではない。ガイドブック(「北陸の庭園」北陸電力2000年刊行)によれば、「庭を拝顔する場合は必ず了解を得て下さい」との事。


それに従って、事前に電話を入れたせいか、お寺をとても詳しくご案内いただけた。ひたすら、感謝である。


お話によれば、この地域のお寺の庭の整備は、ひたすら住職の手腕に依るしかないそうだ。この寺の住職も、役場を定年まで勤められ、退職金をお堂とお庭にすべて使われたそうだ。


この日も、住職は庭仕事に徹した姿で草むしりに専念されておられた。近くのお寺の庭の話は弾むが、手は止まらない。
前回にアップした護国寺も、住職は暗くなってでも額にサーチライトを付けて雑草をぬいておられたとか。
お寺の側の意識を、丁寧に話していただく機会は貴重だった。