ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

ホルモン療法の副作用

2004-10-18 | 更年期
ホルモン療法では、更年期障害がある場合、その症状がいっそう強くなる事があるという。
更年期障害。自律神経失調症に似た、不定愁訴症候群。

抗エストロゲン剤の副作用と LH-RHアナログの副作用とで 少し違いがあるようだが、
更年期症状は全て、副作用として現れる可能性があるのだろう。

気が重くなりそうだけれど、書き出してみる。

吐き気、おりもの、ほてり・のぼせ(ホット・フラッシュ)、
静脈血栓症、虚血性脳血管障害、
性器出血、歯茎の出血、鼻出血、貧血、青あざ、
視力低下、かすみ目、眼精疲労、
子宮体がんの発症(危険度が2~5倍)。
発熱、熱感、めまい、ふらつき、肩こり、
喉の痛み、頭痛、頭痛感、腹痛、腰痛、関節痛、骨疼痛、
足が晴れて痛む、歩くと痛みが増す、
尿酸値の上昇、頻尿、
精神的に落ち込む、鬱症状、
不眠(入眠障害、浅眠、早朝覚醒)、疲労感、
イライラ感、耳鳴り、冷え、
皮膚のかゆみ、蕁麻疹、口内炎、発汗、寝汗、
萎縮性膣炎、手足の痺れ、
動悸、息切れ、空咳、
食欲不振、腹部膨満感、
体のむくみ、体重増加、
下痢、便秘、物忘れ

血管のしなやかさが失われるので、
心疾患に注意。
肝機能に障害が出た時は、
ホルモン療法を中止する。
若年で エストロゲンが不足すると、
アルツハイマーに なりやすくなる、とも言う。

ああ。。。
きっと他にもあるに違いない。

月に一度の注射と 毎日飲む錠剤とで 作り出した
内分泌の失調状態に、
ストレスの負荷が加わって、
精神的・身体的に 機能失調を きたした状態に、
私はいるわけだ。

いろんな本や雑誌を見ていて、
更年期症状の中に、
高血圧と 低血圧の 両方があるのを見て、
私は呆れてしまった。
もう、何があっても、おかしくない。
もう、ほとんど、私に出ているみたいに思えてくる。

ただ、めまいがないのは ありがたかった。
姉は ぐるぐる 部屋中が回るようで、
気持ちが悪くなり、吐き気がしていた事があるらしい。
姉もひとつ 病気を持っているので、
「今度はいったい 何の病気か」と、悲観的になったらしいが、
検査しても異常なし、更年期とわかった。

母は以前 長い更年期があり、
多分、30歳台から 色々あったと思う。
胃下垂で 痛みがひどく、苦しんでいたことや
経済的になかなか 楽にならなかったことや
父の立場が 安定しなかったことなど
心配事も多く、
更年期症状の、デパートか総合商社。

そのうち 父が倒れ、
父の介護と 先々の金銭の不安、自分の老後の不安など、
母にとっては 幸せの種が
見つからなかったのだろう。
欝っぽい日々も長かった。

私と姉は 母からいっぱい 更年期症状を受け継いだ。



これら更年期症状に 思い切って立ち向かう決心をさせたのは、
なんと、ホット・フラッシュでも 関節痛でも 鬱でもなく、
「おりもの」だった。

ひりひりして痛い。
どうしようもなく痛い。
ウォシュレットで 「ひ~~!」と
声にならない悲鳴を上げながら洗うと
しばらくはいいのだが、
洗う時間の間隔を うっかり長めにあけてしまうと、
また「ひ~~!」だった。

自宅にいる場合は まだ良いが、
がんセンターや 恵比寿の整体師のところへ 出かける時など、
非常に辛くて耐え難く、
泣きそうになりながら 何とかしようと決心。

フラワーエッセンスは ロマンチックだけれど
そこらじゅうに お店あるわけではなく、
効くか効かぬか 信用できない気がした。
ここは プラセンタというヤツを 試してみるしかない、
佐藤先生、お願い!

佐藤先生は、自ら プラセンタについて調べてくださり、
快諾をいただいた。
プリント・アウトしたものを 私に見せてくださったりもした。
(我が家のパソコンは そのころ 具合が悪く、機能していなかった。)
副作用がないというのならいいでしょう、と
がんセンターの主治医の了解を得て、
初めてメルスモンを注射したのは、
2003年 5月 24日のことだった。

4 コメント

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今晩は ()
2004-10-18 23:24:13
色々あるんだと、自分の更年期障害のあまりの軽さに言葉もありません。ジョルジュさんの文章を読んでいると、私など更年期は無かったと言うべきかも知れないですね。勿論数年前に閉経はしていますが、やはり40代での治療による不自然な閉経となったのが症状をひどくしているのかも知れないですね。

何時も来て読ませていただいているのですが、独り身としてはセックスには何と応えて良いのか(笑)勿論人間死ぬまで欲望はあると思います。それが自然でもあると思いますが、回りにも最近セックスレスが多いと聞きますので、ジョルジュさんのように仲良し夫婦はとても良いことだと思います。

やっぱり相性が良いのね。

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う~ん。 (ジョルジュ)
2004-10-19 07:27:11
更年期は、いえ、更年期も、人により色々ですよね。私は根性がないので耐えられなかったのかもしれませんが、我慢すべきとは思っていませんので、自然な更年期の方の症状も、辛かったら 治療すべきだと思います。

風さん、軽かったんなら、よかったです。

精神的なものも関係するらしいのですが、そのころはストレスから開放されてました?



え~、セックスに関しましては、セックスと言う言葉を使う事とともに、かなり思い切りが 必要でした。

コメント、しづらいですよねえ。

「ふれあい」とか「スキンシップ」程度で書けるかどうか、と思ったとき、パートナーがいて、不安に思っている人がいたら、正直な記事を読みたいだろう、と思ったものですから。わたしもかなり 不安でした。



あと メルスモンについて書き終えたら、いくつめかのヤマを 越えられます。お忙しいのに、いつもありがとうございます。感謝!
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おはよう。 ()
2004-10-19 10:15:07
更年期は根性で乗り切られる物ではないと思います。私は我慢の我の字も嫌いなくらい我慢しません。唯一言えば急に身体が暑くなってきたりして、子供より薄着でいてもまだ暑いと言うことが多いですね。かといって寒さに強いかと言えばそうでもなく、寒いとサッサと暖房入れてしまいます。良く節約で冷暖房もある程度我慢しているという話しは聞きますが、食事は贅沢でなくても、冷暖房は贅沢にが私のモットーです(^_-)セックスのことも大いに語られて良いと思いますよ。



この間一緒に映画に行った友達は、乳ガンの温存手術をしているのですが、やはり中性脂肪が高いと悩んでいました。彼女は栄養士さんで、食べ物にも気をつけているのにどうしてかなと言っていたので、ジョルジュさんの書かれていた、副作用の話しをするとそれで納得したようです。



と言うことは彼女もあまり副作用については聞いてないのかなと思いました。説明はあったとしても折に触れて話しはないのだろうと思います。

やはりこういう場に書くことで知らなかったことを知り安心することもありますね。勿論不安になることだって有るでしょうが。

彼女は、私よりちょっと若くて54歳です。この夏で術後丸3年だったと思います。
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不思議、不思議。 (ジョルジュ)
2004-10-19 10:48:31
私の勝手な投稿が、海の向こう(と私には思える)の、少し年上の 栄養士さん(!)の所に届いていると言う、不思議(うふふ)。

術後の方が お元気でいらっしゃると言うお話は、一番の元気の素です。よろしくお伝えください!

映画を見てらしたら、また映画のお話をお聞きかせください。洋画が好きなんですが、しばらく行ってない・・。

「食事は贅沢でなくとも、冷暖房は贅沢に。」

いいですねー。座右の銘にしてしまおうかな。
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