ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

わずかの差

2006-06-23 | 考えたこと
連日 テレビでワールドカップを楽しんでいる。

当然、少々、寝不足気味(笑)。

サッカーのゲームが好きだから、
日本以外の国の戦いも 楽しめている。

それから、
以前は 顔を云々するのは恥ずかしいこと、と思っていたが
オバサンになってから
遠慮なく顔で 歌手でも俳優でも好きになっているが
サッカー選手にも各国にいろいろなタイプの美青年がおり、
その点でもかなり楽しめている。



スポーツだから、
試合だから、
勝ち負けがある。

どちらかのチームに肩入れして
本気で応援していると
どの国が試合してても
すごく緊張したり嬉しかったり
それはそれは楽しい。

この 勝つチームと負けるチームとの差は
いったいどこにあるのだろう?

見ていて
勝ちそうなチームと 負けそうなチームとは
何故かわかる。

それはわかるけれど、
そこにある<差>は、私にはわからない。



今回のワールドカップは
世界各地の代表国の実力の差が
あまりないように私は思った。

アフリカもヨーロッパも
北米も中南米も。

みな、とても上手い。

それなのに
勝負だから、勝つチームと負けるチームに分かれる。

そして そこには
どこかは 私にはわからないけれど
確かに<差>がある。

わずかな<差>ではあるけれど、
確かに、ある。



それは
サッカーの歴史かもしれないし
ハングリー精神かもしれないし
モチベーションかもしれないし
スポンサーの協力かもしれないし
後押しする国民の声援かもしれないし
選手ひとりひとりの体力の差かもしれないし
技術の差かもしれないし
集中力の差かもしれないし
何かの厳しさ、何かの甘さの差かもしれないし
あるいは監督の経験や技量かもしれない。

それらの差は どのチームも さほどないように
私には思われた。

思われたけれど
その<差>は 
どうしようもなく埋められないものであるようにも
感じられた。



サッカー大国と呼ばれる国に挑戦する各国の代表チームにも
攻撃のスピードが素晴らしかったり
主力選手がヨーロッパのクラブでで活躍していたり
地区予選では守備が素晴らしかったりしていて

それなのに
勝てない、惜しくも敗れる、あるいは 大差で負ける、
そんな結果がついてくる。

そんな試合を見ていて
私は 埋まらない「わずかの<差>の大きさ」を
画面を通して感じていた。

こんなに上手なのに、どうして勝てないのだろう、と。



日本は そんなチームの中でも
もっとも「わずかの<差>の大きさ」が
大きかった、と思う。

どのグループの試合を見ても、
日本が このチームと決勝リーグで対戦したら、
勝てるだろうか?
という問いに
私の心に湧き上がる答えは
<否>だった。

そして、私の予想通りに
今回のワールドカップも なってしまった。



けれど、楽しめた。

だから、選手たちには 「ありがとう」と言いたい。

強いて言うなら、
私はアントラーズのファンだから、

アントラーズに縁のある選手の
活躍を望んでいた、

だから余計に楽しみが多かった。

アントラーズの選手については
身びいきもする。

そして だからこそ
アントラーズ関係の選手の不甲斐なさを
厳しく見てしまう。

身内意識があるからこそ、
ちょっと厳しく考えてしまう。

決定力の差は とても大きかった。



ともかく、
日本サッカーの挑戦は
まだまだ続く。

日本代表の次の挑戦は
今日 始まった。

2010年は 南アフリカ大会。

ドーハの悲劇の頃の 日本代表は
はっきり言って、下手だった。

そのあとの日本サッカーの上達は目覚ましかった。

けれど 今回
4年前と比べて
日本は 思ったほど 上達していなかった。

4年前より脅威を感じなかったクロアチアに
勝てなかった。

Jリーグの試合を見ていて
「上手くなったなあ、日本人も。」
と J発足当時と比べて感心してしまうオバサンは
これからの4年に、
4年後の日本に 期待してしまう。



まだしばらく素晴らしい試合が続くであろうワールドカップ、
寝不足に気をつけながら
楽しもうと思う。

今朝は5時ごろに目が覚めたので
よし!と起き出して
途中から観戦したのだが
間が悪かった。

良かったのは
お弁当を作り始める時間までに
試合が終わってくれたことだけだった。

まとまらなくなってしまった。(反省。)


9 コメント

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楽しい文章をありがとう (arfa)
2006-06-24 07:21:02
言われてみれば 4年前とはあまり変わってませんね。



一見わずかの差でも そこを埋める距離は直線ではなく 果てしなく長いらせん階段なんですよね。
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残念 (鳴海)
2006-06-24 19:04:24
ほんと残念です

しかも韓国も負けてしまってアジア勢全滅ですものね



どちらかと言うと4年前の方が良かったような・・・

私鈴木隆行選手が好きだから、鹿島の試合も見てましたよ

4年後に期待しましょう

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決勝リーグも楽しい! (ジョルジュ)
2006-06-25 22:05:47
arfaさん、

螺旋階段なんですね。

そういえば 人の成長や発達もらせんだったような気がします。

あと一歩、その一歩の差は とても遠いです。



鳴海さん、

鈴木隆行のひし形の口もお好きでしたか(笑)?

あの時(どの時か、わかりますよね?)の

鈴木隆行のあの一歩! あの一歩がなかなか出ない今回の日本代表でした。

玉田のゴールは見事でしたが。

アジア勢を応援していましたが これこそあともう一息、

運の問題? 残念でした。

ワールドカップのアジア枠が減らないように祈るしかありません。
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σ(^^)も (とほ)
2006-06-27 00:25:12
日本、うまくなったなぁと思います。

次なる課題は、強くなること。

4年後は、「日本、強くなったなぁ」と思いたいです。

勝利はその先だと思いますが、これからも楽しみです。
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うまくなりましたよね、 (ジョルジュ)
2006-06-27 10:02:06
日本。

でも 世界レベルにはまだまだ。

今回、それがはっきりわかりました。

それから、Jリーグのレベルを上げないことには、ということも。

Jリーグ観戦していても、

上手いな、と思う選手は 日本代表に入ってきます。

けれど 最近では

「う~ん、日本代表レベルに、もう一息!」

と思う選手が 日本代表に入っています。

上手いな、と思う選手も 安定感がないというか、

その日によって出来・不出来がある、ということも。

ワールドカップは当然の結果でしたね。

伸びしろがまだまだある、と考えて 

これからも応援していきたいと思います。
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アメリカ大会からのサッカーフリークですが^^; (右京)
2006-06-27 18:41:05
やっぱり歴史の差というか、基本的なレベルの差は感じますね。

今、決勝トーナメントで一喜一憂しています。

大好きな国が敗退するのは寂しいけれど、

決勝トーナメントはどちらかが勝てば、どちらかが負ける。

仕方ないことなんですけどね。
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決勝リーグと先日書きましたが (ジョルジュ)
2006-06-27 19:58:11
決勝トーナメントですね。

トーナメントだからこそ、の敗退ですよね。

やはり ちょっとの差、だけど、ひっくりかえらない差、

と思いながら見ています。

スウェーデンをちょっとだけ応援していたり 

オーストラリアをほんの少し身近に感じながら観戦していました。

スイスは・・・残念でしたね。

ウクライナはどこまでいけるでしょうか?

毎日好カードでわくわくしませんか?
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昨夜のブラジル (arfa)
2006-06-28 07:58:39
入場から試合まで 小憎らしいほど選手に余裕がありますね。

・・・そこが 泥臭いチームが ブラジルに一泡吹かせる弱点だと思ってるんですが。



ロナウドなど ドイツに来てから ダイエットしてるらしい。(笑)
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ロナウド (ジョルジュ)
2006-06-28 16:36:31
だいぶ体重が減ったらしいですね。うらやましい!

エクアドル、パラグアイ、コートジボアール、

それにガーナも いいな、と思ったチームです。

ちょっとの差、でも その【ちょっと】が大きい試合だったようですね。

新生日本代表の対戦相手にと交渉中なのがトリニダードトバゴでしたっけ?

日本は苦戦しそうです(苦笑)。

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