ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

天狗(3)

2009-05-19 | なんとなく民俗学?
民俗学の本に入る前に、もうひとつ、
『広説仏教語大辞典』(中村元著、東京書籍、2001.6.21)
を見てみたい。

こうして、どんどん、連載が長くなっていく・・・(汗)(涙)。







もう終わってしまったけれど、今年の春の花の写真を。






『広説仏教語大辞典』(下巻p1212)によると、
前回の「天狗(2)」に書いたように、
サンスクリット(梵語)の‘Ulka’の漢訳で
流星のこと、というのが 第1番目として出てくる。

2番目には 同じく サンスクリットの
‘Ulkapata’の漢訳、という。

これは「流星」という意味ではないらしい。

では何の意味なのか???

<大日経疏第5巻>と書いてある。

それを見ればわかるかもしれない?

でも そんな気にはなれない(笑)。



それから、この辞典では
‘Ulka(流星)’と 
‘Uluka(ふくろう)’との言語が似ているため、
混同された可能性が示唆されている。

人間って、間違いやすいのよねえ。













第3の意味は どちらかというと民俗学っぽい内容で、
長々と書いてある。

「民間信仰から起こったもので、正体は時代によって相違する。」

というのだ。

また 地方によって
「狗賓(ぐひん)」とか「山人」などとも
呼ばれているという。



修験道と関係が深く、一般に深山に住み、
ヒトの形をして 鳥のクチバシと 雷眼を持ち、

(「雷眼」って何だ? ピカーっと光ってるのか?)

翼があって 自在に飛行し、
羽団扇(はうちわ)を持つ怪物と想像されている。






仏道を妨げるシナ伝来の魔性、という。

つまり、仏教の側から見れば、敵?



「愛宕山、鞍馬山、秋葉山をはじめ 
 全国に分布している。

 時には 武技に達して 
 源義経に奥義を授けたものもある。」

愛宕山ってどこの?

秋葉山って知らないゾ!




他にも ウィキペディアには 
求菩提山とか 英彦山、飯縄山 などの
聞いた事のない名前が挙がっている。

(迦葉山 は聞いた事がある。行ったことはない。行かなくちゃ!笑)



どこか適当な所で バッサリ切らないと
このまま天狗に取り付かれていたら
一生 「天狗、天狗」出終わってしまうよ(泣笑)。

それも楽しいかも(爆)。







一週間以上のご無沙汰でございました(苦笑)。

すこぶる元気にいたしております。



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