ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

萌子サン と のぶ代サン

2008-05-13 | 乳がん
先週の日曜日、新聞の日曜版に 俵萌子氏が登場していた(→コチラ)。

(「不屈のひみつ」という記事。 今週は ボクシングの内藤大助だった。)

俵萌子と言えば、
ピンクの戦士である私にとっては
「1、2の3で 温泉に入る会」の人、だ。




我が家のミニバラは この一鉢だけ。






俵萌子さんは 現在77歳。

実家の母より年上だが、相変わらず キリリと美しい。

ハンサムウーマン、そのままで歳をとっている。

「一日一生」というモットーのきっかけは がんだったそうだ。

萌子さんが乳がんになったのは65歳。

「がん=死」という図式が 
今よりももっと 生きていた頃だと思う。

赤城山の麓の窯に併設した俵萌子美術館を訪れた女性の
「温泉に入れますか?」の質問に 
一瞬、詰まった、という。 







ピンクのバラは ピンクリボンの色だなあ。






今から10年以上前の乳がんなら
乳房全摘が普通だったと思う。

温存手術の私でさえ、最初の温泉は 相当ドキドキしていた。

乳房を失った人が温泉に入るには 半端じゃない決心が必要だ。

俵さんも部屋風呂を使っていたという。

 


「負った傷を恥じ、
 自分で自分の身体を差別していたことに
 改めて気付いた。」

「じゃあ、どうするか。

 同じ思いを持つ者同士で
 正々堂々、ザブンと飛び込むしかない。」



そうして生まれた、「1・2の3で温泉に入る会」。

手を取り合って、ザブン、と(笑)。

よくぞ、やってくれました!(爆)









薄いピンク色には 私の好きなブルーのロベリアが似合うかも。
毎年苗を買ってくる。 こぼれ種からも いくつかの苗ができる。








同じく日曜版に連載している「一病息災」に
直腸がんを経験した 声優の大山のぶ代さんが
登場していた事があった(→コチラ)。

この中で のぶ代さんは 
安全圏と呼ばれる5年を過ぎた今でも
お店の張り紙の「移転しました」を
「転移しました」と読み違えてしまう、
と話している。



これは 実は 私も しょっちゅうやっている。

最近では お店に張り紙には
「転移」と読んで、
「あ、きっと移転だわ」、という反応の仕方をして
通り過ぎるようになってきている(苦笑)。

けれど 決して「移転」とは読まない。 読めない。



「移転」と「転移」。

似ているけれど 全然違う。



相変わらず、
雑誌や新聞紙面の「がん」「ガン」「癌」という言葉には
目をひきつけられる。

マハトマ・ガンジーの「ガン」にだって
「!」とか「?」とか 目が反応する。

10年は 長いね。

10年は 長いよ。








マイピクチャに残っていたので 
「発酵熱」と「足首痛」のところの画像を 再度貼り付けた。

今度は 消えないでおくれよ。。。


火石の花壇をこちらに再掲(同じもの)。

こちらのロベリアは 空色。

薄ピンクの花壇になってくれるかどうか・・・?