よく話題にするのが「私はいつも素組みです」というセリフ。
当初は「どうせ難しいこと出来ないし」と言い訳の部分が大きかった。
最近は「作り込みしないでチャチャッと仕上げるのは私の作風です」と考えるように。
「作る過程を楽しむ人」と「完成したのを眺める人」の違いもよく話題に上がりますね。
私は完全に後者です。
昨日の記事にあった「ウインカーレバーをステンレス線に置き換える」というだけで
「お!俺ちゃんと手間かけたよ!」と喜べるレベル(笑)
フルディテールアップなんてとてもとても・・・・・・
過去には「ちょっとやってみよう」と思ったことも。
(タミヤのアルファロメオDTM)2009年製作
頑張った点は各所のカーボンデカールとリベット。グリルを抜いてメッシュをプラ棒で自作とか。
内装はシートベルト以外は手を入れてない。でも今はこのレベルももう無理かな。
再挑戦(8号車)用にもう一個キット積んでるけど、カーボンデカールはもうやらないかも(笑)
完成まで集中力を持続させられる自信がない。昔はまだ根性あったんだな。
ボディ改造系はこの辺ですかね。
(レベル メルセデスベンツ230TE) 2014年製作
ボディ成形と足周りで力尽きて、塗装がイマイチ。
今年夏の展示会のお題がメルセデスなので、ツートーンに塗り替えてみたら大失敗でした。バラバラになって眠ってます。お蔵入りさせるかも・・・・・・
今は同時並行で数台いじってますが、とりあえずこの2台。

アセプトジルはこのあと最終の研ぎ出し。プジョーはデカールがブツブツになって大きく削りましたので、もう一度クリアをかけ直します。
1/43のプジョーをいじっていて気付いたのが
「1/43も1/24も塗膜の厚さは同じ」ということ。当たり前なんですけどね。
デカールの段差を消そうとして実感しました。普段の1/24でモールドがここまで埋まることはありません。
(マスキングしておけば良かった)
今回は初めての1/43ということでワザと外装パーツのモールドをそのままにしました。
やっぱり削り落として作り直す方がイイですね。
スジ彫り周辺も怠くなっちゃうので、中研ぎをマメにやります。
これは1/24でも心がけています。エッジやスジ彫りで「塗装の厚さ」を感じさせたくないんです。
カーモデルは艶が命ですが、クリアを分厚くしてヌメヌメになっちゃうのは嫌い。スッキリ・ビシッと決めるのが理想です。
元のボディラインを確認しながら調整。いっぺんにクリアがけするとわからなくなっちゃうので、面倒でも中研ぎしながら何度も繰り返します。
先日ネットで動画を見て、他の人のペーパーがけがものすごく大胆に感じました。
逆に私のやり方は、極端に神経質なのかもしれない。
でもこれが「私の作風」なんです。最近になってようやくわかってきた。
実は、この記事を書くまで自分のやり方はごく普通と思っていました。
いや、難しいこととか変わったことは何一つやっていないんだけれど、自分なりに掴んでいる「何か」に気付くことが出来て嬉しいのです。
私のカーモデルはほとんどが素組み。
何も考えずに普通に作ってきたけれど、ちゃんと自分のカラーが出るものなんですね。
作り込まないんだから、結局やってる作業は塗装ばっかり。「エアブラシイヤイヤ病」なんて言いながら、塗装好きなんじゃん、自分(笑)
この先はどんな風になるかわからない。それもまた楽しみです。