ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

喫茶ツヅキ @名古屋市中村区・大門

2020年07月01日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

かつて遊里(中村遊郭)として栄えた名古屋駅の西、大門(おおもん)。この日はまだ朝食を食べていなかったので、朝のコーヒーをいただきに大門の入口にある「喫茶ツヅキ」へ。昭和21年(1946)創業で、主人が脚立に乗って高所から注ぎ落す「カフェ・オーレ」のパフォーマンスでも有名な店。なのでテレビ、雑誌などでもよく取材される店だ。自分はカフェ・オレは飲まないし、普段は”モーニング”もほとんどいただかないので初めての訪問。ビルの2階に店舗があるのだが、通路にもこの店の看板や、昔の写真が飾ってあるので自社ビルのようだ。店に入ると沢山の花の鉢植えが飾ってある。テレビなどでは見ていたので、花屋みたいだなと思っていたのだが全て造花の鉢だった(笑)。窓際の席に案内され腰掛ける。コロナ禍ではあっても店内はほぼ満席。流石だなァ。色々な種類のモーニング・サービスがあるのだが「春と夏の日替わりモーニング」という基本形をお願いした。こちらはフルーツパーラーでもあるようで、すでにパフェなどを頼んでいる人も。自分もいつか食べてみたいが、盛りが凄いと有名なので要注意(→その前にオッサンが朝から1人でパフェは無理か…)。

しばらくしてまず「モーニング」のプレートが到着。斜めにカットされたトーストにポテトサラダがのったもの。ドレッシングのかかったミニ・サラダ、そしてパインとメロンのカットが入ったヨーグルトで一式。それらをつまんでいると後からコーヒーが運ばれた。こちらは自家焙煎だそうでコーヒー豆の種類も数多い。中には「ぜんざいコーヒー」「うめぼしコーヒー」「生姜コーヒー」なんて変わり種も。こちらはレギュラー・ブレンドだと思うが、香りは控えめながらもしっかりとした酸味があり旨い。イギリス製DUCHESSの花柄のカップとソーサーが洒落ている。

ゆっくりといただいていると、常連らしい隣の家族連れの席に主人が来て、「カフェ・オーレ」を淹れる(落とす?)という。やった、あのパフォーマンスが見られる!と思って見守っていると、残念ながら脚立は無しで、子供に近くで見せるために主人と家族のお父さんが一緒になって、それぞれコーヒーとミルクのポットを持って淹れるとのこと。それでも主人は客と調子を合わせて「お父さん、もっと高く、もっと高く!」と頭の上にまでポットを持ち上げつつ綺麗にカフェ・オレが完成。子供はびっくりしつつも喜んでいるようだった。次は脚立からの天井落としに遭遇出来ないかナ(笑)。(勘定は¥400)

 

 

 


 

↓ 駅名(地下鉄・中村日赤駅)にもなっている「名古屋第一赤十字病院」。その敷地内にかつての建物の「旧本館玄関(旧・日本赤十字社愛知病院・玄関)」(昭和12年・1937・建造)が残されている。

 

 

 


 

 

喫茶ツヅキ

愛知県名古屋市中村区太閤通6-1

 

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