ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Machine Gun : The Fillmore East First Show 12/31/1969 / Jimi Hendrix

2018年09月14日 | クラシック・ロック

Machine Gun : The Fillmore East First Show 12/31/1969 / Jimi Hendrix (2016)

ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)の1969年フィルモア・イーストでの年越し公演のファースト・ショウの完全版CD化。この公演の音源といえば、まずは「Band Of Gypsys」(1970)①、そして何だかやっつけ仕事の「Band Of Gypsys 2」(1986※A面のみ)②、版権が正式に遺族に管理されるようになって音質も内容もグレード・アップした「Live at the Fillmore East」(1999)③、なのにやっぱり元マネージャー・サイドから全公演分6枚組で発表されてしまった「2 Nights At The Fillmore」(2007)④と様々な形で発表されている。今頃なんでこのファースト・ショウなのかよく分からず、上記のアルバムを全部買わされていた(苦笑)自分はもうお腹一杯でなかなか手を出す気にはなれなかった。ある中古盤屋で見つけたので何も考えず買って聴いてみる。

 ②

 ④

元々自分はエクスペリエンス(The Jimi Hendrix Experience)の勢いがあって太鼓のオカズの多い(笑)演奏が好きだったので、バンド・オブ・ジプシーズの演奏はあまり好きでなかった。アナログの頃の陰鬱とした感じや音質も影響していたかもしれない。③「Live at the Fillmore East」の発売でそういう印象も消えるかなと思っていたけれど、あまり熱心には聴き込んだ覚えが無い。たまたまその頃ジミの気分じゃなかっただけかもしれないが…。このファースト・ショウを聴いて、もちろん音質が安定しているのもあるが、以前よりすんなりと耳に入ってくるのに驚いた。苦手だったバディ・マイルス(Buddy Miles)の歌も特に引っ掛かることなく1枚聴き通した。完全収録ということでコンサートの流れにすんなり馴染んだのだろうか。淡々と進んでいく演奏のクオリティも高く、この時代のライヴによくある機器の不調などにも悩まされず、ジミのギターと歌もストレスなく味わえる(ひょっとして曲間がつまんであるかもしれないが…)。バンド・オブ・ジプシーズ、ちょっと見直したなァ(←遅い)。 

中古店にて購入(¥950)

  • CD (2016/9/30)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Columbia

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