雨の上がった岐阜県関市大門町の商店街を歩いてみる。車道は珍しくブロックで舗装されてオレンジ色。所々傷んでもいるが修繕が大変そうだなァ。古い建物がちらほらと残る商店街だが、だんだん空き地や一般住宅が建つようになってきた。日曜の昼だったがほとんど開いている店は無く、通りは閑散としている。ちょうど昼に差し掛かった頃、”洋食・喫茶”と書いてあった喫茶店「ニューセン」の表の回転ランプがクルクルと点灯していたので中へ入ってみた。外看板には「ニュー千」とも書いてある。店は奥に長く、オレンジ色のシェードランプが下がる町の喫茶店風情。ラジオの音が聞こえる店内には女将さんが1人。奥には囲まれたテーブル席もあり、刃物の町らしくテーブルガラスの下に刃物が並んでいた。雑誌「太陽」などの古い本が並んでいて独特の雰囲気。常連さんが集ったりしていそう。調理場に近いテーブル席に腰を下ろす。メニューが何も無いので、女将さんにをお願いすると「食事?食事はカレーかピラフくらいしか出来ないけど…」と言われてしまう。困った。カレーは出来合い(業務用)だとがっかりなので「ピラフ」をお願いした。
紙ナプキンが巻かれたスプーンが用意され、しばらくして「ピラフ」が白い楕円皿に盛られて運ばれた。福神漬が添えてある。量は控えめで、具は…玉子と玉ねぎのみ。シンプル(笑)。肉魚介が全く入っていないというのも珍しいかも。半日だけオボベジタリアン。もちろん炊いてあるわけじゃなく炒めてあるだけなのでチャーハンと変わりない。パクパクッと食べられてしまう量なのであっという間に食べ終わった。ひょっとするともうコーヒーくらいしかなく、食事の客は居ないのかもしれない…(飲物メニューも無いので不明)。勘定は…、ウム、意外としっかり(笑)。(勘定は¥600)
洋食・喫茶 ニューセン
岐阜県関市大門町3-6
( 関 せき ニュー千 喫茶 コーヒー 珈琲 純喫茶 洋食 カレーライス ピラフ 閉店 廃業 )
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