三重県桑名市を訪問した際、帰り際に休憩に寄ったのは駅に近い大通り沿いにある喫茶店「ホリ(HORI COFFEE)」。市内に何軒か支店があるローカル・チェーン店でこちらが本店だとのこと。創業は昭和44年(1969)。店に入ると店員が揃って「いらっしゃいませ!ようこそホリ珈琲へ!」と元気溌溂な声で挨拶してくれるちょっと自分の苦手なタイプの店(笑)。店内はさほど大きくないが、カウンター席を除いてほぼ満席の盛況ぶり。自分が座ったカウンター席の前に業務用のパンがずらりと並んでいたが、あれだけの数が捌けるぐらいの人気なんだろう。お願いしたのはメニューに書いたこだわりがちょっと大げさな(笑)「ホリブレンドNo.18」というコーヒーと「伊勢国プリン」。
サイフォンで淹れられたコーヒーは銘の入った窄まった形のカップで提供された。苦味も酸味も強めのブレンド。旨い。「伊勢国プリン」には生クリームとサクランボが添えられている。生クリームはちゃんと動物性クリームなのが嬉しい。プリン自体は緩めの仕上がりで味わいは甘さ控えめ。カラメルもマイルド。コーヒーの供に美味しくいただいた。年配の客が多いが結構騒がしいのと、自分の座った席が業務用換気扇なのか変な振動が始終伝わって来てちょっと居心地が悪かったので、コーヒーを飲み干してすぐに勘定してもらった。(勘定は¥1,100)
↓ 「朝日町資料館(旧・朝日町役場)」(大正5年・1916・建造)◇。「朝日町小学校」と現「朝日町役場」のすぐ近くに残る役場の建物。この日は休館日だったが、現在は農耕や養蚕に関する民族資料を展示しているとのこと。国の登録有形文化財に指定されている。
↓ 資料館の向かいに建っている住宅(建築詳細不明)◇。年季の入った煉瓦塀が残っていたり、門扉に緑青の吹いた銅板を使っていたりととても立派な住宅。こんな大きな建物でもすべての雨戸が閉められているので生活はされていないだろうか。
珈琲専門店 ホリ (HORI COFFEE 本店)
三重県桑名市中央町2-11
( 三重 みえ 桑名 くわな ホリコーヒー ホリコーヒー本店 珈琲 喫茶 喫茶店 国登録有形文化財 近代建築 ローカルチェーン )
>レンガ塀
本当ですねー。一部が残存っていうのは時々ありますけれど、ここまでのはあまり多くありません。
工法は色々あるみたいですが、コスト的には裏面に鉄骨というのが現実的でしょうか。それでも
個人宅ではよほど残したいという気概のある人でないと金額的にも難しいでしょうね。
雨戸の具合からしても既に住人が居らず、行政も勝手に手を出せないなんてことがあったりする
のかもしれません。
しかし、隅の部分が雨の浸食で大きなひび割れができているくらいに強度が低下しているようですし、近くに小学校があって子供の往来も多いでしょうから、倒壊が心配です。
冗談抜きに、飛び出し坊やは明日にも潰されそうです。
一部は結構なコストをかけて補強しているようですが、レンガ造なら無筋でしょうから、補強は意味を成さないのでは?
どうして撤去しないのでしょう?