Killing Machine / Judas Priest (1978)
この歳でジューダス・プリースト(Judas Priest)にハマってはや2年位か。古い作品に遡って聴いている形になっているけれど、今回購入したのは1978年に発売された5枚目のアルバム「Killing Machine(邦題:殺人機械)」。アメリカではタイトルを「Hell Bent for Leather」と変更して発売されたのだとか。彼らがレザーとスタッズというへヴィー・メタルの象徴的なファッションをやりだしたのはこの頃からだったそう。
印象的なギター・ノイズで始まり疾走するアルバムは、のちの彼らの”らしさ”となる要素がてんこ盛り。いかにもといったハードな曲、アンセム的な曲、カヴァー曲があったりとヴァラエティに富んだ曲が並び、語弊を恐れず言えばある意味ポップ。シンガロン(sing-a-long)タイプの曲05「Take On The World」は珍しいかな。もちろんロブ・ハルフォード(Rob Halford)のヴォーカルは高い所、低い所、スローからファストと縦横無尽。バンドの演奏も、78年という年にしては先鋭的なところもあり、聴き飽きない。ピーター・グリーン(Peter Green)在籍時代のフリートウッド・マック(Peter Green's Fleetwood Mac)のカヴァー「The Green Manalishi (With The Two Prong Crown)」は原曲のダークな雰囲気を少しだけ残しつつも、リフやメロディを分かり易くアレンジして珠玉の出来。思わず初期フリートウッド・マックのCDも買ってしまうことに(笑)。
中古店にて購入(¥480)
- Label : エピックレコードジャパン
- ASIN : B000064PQF
- Disc : 1
Killing Machineのレビュー、ありがとうございます。
私も改めて聴きなおしてみました。
本当にバラエティに富んだ構成で飽きないですね。
やっぱり、ロブは歌が上手いです。
ファッションと時期を同じくして、ロゴマークも、
いかにもという印象のものに変更しています。
「The Green Manalishi (With The Two Prong Crown)」は個人的にも大好きな曲です。
原曲は知っていましたが、このアレンジは素晴らしいなと感じます。
前回もそうでしたが、意外なチョイスに見えますが、
実はオリジナルに対しての敬意の表れなのだろうと思いました。
彼らのライヴの終盤で〆の役割を果たす曲です。
「IN THE EAST」では最後にロブが、オーー、オーオオーオーオーオー、と歌っていますが、
いつしか、この最後のパートをファンが合唱する形になりました。
>ロゴマーク
そうか、あのロゴもここからだったんですねー。
>原曲
わたしはピーター・グリーン時代のマックはほとんど聴いてこなかったので
この原曲も後から聴きました。だからあそこまで暗いムードの曲とは意外
でした。ジョーン・バエズも相当ですが、渋い選曲ですよね。リフのアレンジ
も含めて完全に自分達のものにしてしまっているのはさすがです。