ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

American Poet (Special Edition) / Lou Reed

2020年06月09日 | クラシック・ロック

American Poet (Special Edition) / Lou Reed (2005)

ルー・リード(Lou Reed)の1972年のライヴ音源を収録したCD。2001年頃に発売された時(ジャケ写真下)に買おうと思っていたのに購入までには至らず、今回購入したのはのちに日本だけで発売されたボーナス・トラック(別ライヴ音源)を2曲加えたヴァージョン。

1972年というとヴェルヴェット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground)を脱退後、ソロとしてデビューしてアルバムを発売した頃なので演奏は当時バック・バンドだったThe Tots。メインで収録されている音源はスタジオ・ライヴで、アナログ時代からブートレグ(海賊盤)で定番だったもの(ルーが新しいアルバムの名前を出しているので宣伝を兼ねたラジオ放送用音源かもしれない)。ただこのリリースもレコード会社はRCAとかのメジャーではないので正規に発売されたものかどうかは不明(最近はその辺りの権利関係の怪しい音源も普通にamazonとかで売っているからややこしい)。日本盤はそういったレアな音源をたくさん発売しているMSIからの発売。

スタジオ・ライヴということもあって途中でインタビューが入るのだが、ド派手なメイクをしだしたり、ドラッグでイカれていた頃(多分)というのもあってかルーの態度は辛辣。

インタビュアー:「ダグ・ユール(※)はどうしてますか?」 ※Doug Yule・元VUメンバー

ルー:「知らねェ、死んでりゃいいけど。」

なんていうやりとりで観客を凍りつかせている(苦笑)。ま、後年になっても最もインタビューしづらいアーティストの1人だったそうだから元々こんなんなのかも。曲はボウイ(David Bowie)がプロデュースした当時の最新盤「Transformer」収録曲とVU時代の曲を織り交ぜている。観客も多くないようでライヴ・ハウスのような感じ。ソロ・デビュー後のルーのライヴを支えたThe Totsの連中はその後も大した活躍は出来なかったようだが、しっかりとした演奏力はある(演奏は面白味には欠けるが…)。ボーナス・トラックは、記録によると同年7月のイギリスでのデビュー・ギグ。音質はあまり良くない。ロンドンで録音された「Transformer」は8月録音なので、ボウイ(David Bowie)やミック・ロンソン(Mick Ronson)もライヴ会場に居たかもしれないナ、なんて想像すると面白い。

オークションにて購入(¥680)

  • CD (2004/11/2)
  • Disc : 1
  • Format: Special Edition, Import
  • Label : Pilot

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