Bootleg-Vol. Ⅲ: Live Around the World / Johnny Cash (2011)
このアルバムに関しては店頭で見るまで発売を全然知らなかった。Ⅲって事はもう前に2作出ているってことか。自分がジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)を好きになったのはリック・ルービン(Rick Rubin)のAmerican Recordingsの一連の作品でAlternative系のアーティスト作品をカヴァーしだした頃から。もう齢60を超えていたはずだがなんて頭の柔らかい人なんだと関心を持ち、ナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)のカヴァー「Hurt」のビデオと「Johnny Cash at Folsom Prison」と「Johnny Cash at San Quentin」の2枚のライヴ・アルバムを聴いて完全にノック・アウトされた。
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YouTube: Johnny Cash - Hurt 1080p Upscale *Best Audio on Youtube*
ストーンズ(The Rolling Stones)を聴いていたおかげでカントリーも少しはかじっていたし、アメリカでの体験から、日本では考えられない程のカントリー音楽の絶大な影響力を知ってはいたが、好きになるアーティストが出るとは思ってもみなかった。ジョニー・キャッシュこそ真のパンクであり、真の異端だ。当時封切られた伝記映画は少しラヴ・ストーリーに寄り過ぎだったがそれでも面白く見る事が出来た。
このアルバムは彼の未発表ライヴ・パフォーマンスを年代毎に切り取ったコンピ。いささか詰め込み過ぎて焦点がぼやけている感もあるが、やはり最も先鋭だった60年代から70年代のライヴが白眉だと思う。アメリカの政治(刑務所慰問も含めて)と密接だった彼の音楽をもっと早く理解しておくべきだったな。
中古店にて購入(¥1300)
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