ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Metal Age: The Roots of Metal / Various Artists

2020年09月09日 | ハードロック・へヴィーメタル

Metal Age: The Roots of Metal / Various Artists (1992)

この歳になってからジューダス・プリースト(Judas Priest)を聴き始め、いわゆる”へヴィー・メタル”というジャンルに対しての昔からの先入観が消えつつあるこの頃、ライノから発売されたこんなCDを購入。「Metal Age: The Roots of Metal」と題されて、文字通りへヴィー・メタルの祖と呼ばれてもおかしくない数々のバンドの曲を収録している。気になる内容は以下の通り。

01 Beck, Bogert, Appice - Superstition 
02 UFO - Doctor Doctor 
03 Johnny Winter - Rock And Roll, Hoochie Koo 
04 The Runaways - Cherry Bomb 
05 Ten Years After - I'd Love To Change The World 
06 Bachman-Turner Overdrive - You Ain't Seen Nothing Yet 
07 Robin Trower - Bridge Of Sighs 
08 Angel - Cast The First Stone 
09 Status Quo - Caroline 
10 Cheap Trick - Stiff Competition 
11 Wishbone Ash - Queen Of Torture 
12 Hawkwind - Silver Machine 
13 Blue Öyster Cult - Hot Rails To Hell 
14 Spooky Tooth - I Am The Walrus 
15 West, Bruce & Laing - Why Dontcha 
16 Motörhead - Ace Of Spades

錚々たる面々の有名曲が収録されている。こういうコンピの内容の濃さは流石ライノならでは。へヴィー・メタルの祖は誰かっていうお題は大昔からずっと出されていて、ギターのファズの効いたキンクス(The Kinks)の「You Really Got Me」やストーンズ(The Rolling Stones)の「(I Can't Get No) Satisfaction」だという人も居れば、ビートルズ(The Beatles)の「Helter Skelter」という人、いやいやそりゃツェッペリン(Led Zeppelin)だろっていう人、クリーム(Cream)やジェフ・ベック・グループ(Jeff Beck Group)だという人も居て、不毛な議論になりがち。そもそもハード・ロックとの境だってほぼ無いので、聴いている人の感覚というか気持ち次第。自分だってここに収録されている曲の半分以上は何らかの形で所有しているか聴いたことがあるが、当然へヴィー・メタル(あるいはその始祖)と認識して聴いたことは無い。なのでここに収録された曲群も全て正解だし、全て不正解なんだろう。でもどの曲も文句なしにカッコイイ。

中古店にて購入(¥550)

  • CD (1992)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Rhino/Wea

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