Live At Montreux / Marlena Shaw (1974)
1974年にブルー・ノートから発売されたマリーナ(マレーナ)・ショウ(Marlena Shaw)のライヴ・アルバムのCD版。オリジナルのアート・ワークは、ちょっとごちゃごちゃとしたブルー・ノートらしからぬデザインだったようだ(ジャケ写下)。時はすでに70年代だから、ブルー・ノートもかつてのクールさが既に失せていたのか、それともファンクの影響なんかもあったのかもな。
彼女の音楽を全然知らなかった自分が存在を知ったのはストーンズ(The Rolling Stones)が2003年のリックス・ツアーの際、ステージ移動のBGMとして採用したサンジェルマン(St Germain)の「Rose Rouge」を採用した際。この曲にマレーナ・ショウのこのアルバムからの一部(語り部分)がサンプリングされていたのだった。それから1度オリジナルはどんなのか聴いてみたいナと思って忘れていたが(笑)、急に思い出してポチッとやってみた。
自分はあまりヴォーカル・ジャズが得意ではないが、余裕しゃくしゃくといった感じで客を笑わせつつ自慢の喉を聴かせるマレーナ。前半はいかにもといった感じのヴォーカル・ジャズ。しっとりとした曲有り、ミドルテンポの曲有り。リラックスした中にもちょっとふてぶてしさがある。サンプリングの元曲であり代表曲のひとつでもある長尺の「Woman Of The Ghetto」では、流麗で、尚且つ題材ゆえにソウルフルなスキャットと歌声を聴かせてくれる。バックの演奏もグルーヴィー。特にオルガンとベースは70年代らしい”黒さ”、”ファンクネス”があってカッコイイ。当時の彼女のライヴ動画は観たことがないけれどどんなステージだったんだろう。
オークションにて購入(¥620)
- レーベル : Blue Note Records
- ASIN : B000008PBE
- ディスク枚数 : 1
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます