ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Organ Grinder Swing / The Incredible Jimmy Smith

2023年10月07日 | ジャズ

Organ Grinder Swing / The Incredible Jimmy Smith (1965)

ジャズ・オルガンの王様、ジミー・スミス(Jimmy Smith)が1965年にヴァーヴから発表したアルバム「Organ Grinder Swing」。ギターをケニー・バレル(Kenny Burrell)、ドラムスをグラディ・テイト(Grady Tate)が担当する3ピース。なにしろ名前に”Incredible”って入っちゃってるんだから凄いのは間違いない(笑)。今まで何枚もジミー・スミスのアルバムを購入しているが、不思議とよく聴くアルバム、あまり聴かないアルバムと分かれてしまう。彼といえばブルー・ノート時代のクールなのももちろん必聴だろうが、どちらかというと自分はヴァーヴ時代の音が好き。より泥臭くてファンキーな感じがするからかな。

アルバムはもちろんアップ・テンポ、スロー・テンポ、様々なスタイルの彼のゴキゲンなオルガンがたっぷり。でも3ピース・バンドということもあってシンプルな演奏なので、ギターもかなり重要になってくる。ブルー・ノート時代はずっと3ピースだったそうなので、元のスタイルに戻したということみたいだ(知らなかった)。オルガン・ジャズって一歩間違えばデパートのBGMみたくなりがちだが、流石にここでの彼のオルガンはスローな曲でも緊張感があってそんな風にはならない。「アァッ」だの「ウッ」だのジミー・スミスだろう呻き声が入るのがリアル。一発録音なんだろう。

中古店にて購入(¥550)

  • レーベル ‏ : ‎ Polygram Records
  • ASIN ‏ : ‎ B0000046XC
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1

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