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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

虎屋 @岐阜県関市

2018年10月07日 | 岐阜県(中濃・老舗)

関市にある和菓子の「虎屋」。日本にいったいどれだけ”虎屋”の屋号を使う店があるのか知らないが、こちらも創業昭和9年(1934)という長い歴史を持った店(岐阜市の虎屋の暖簾分けだとのこと)で、現在3代目。店の前にあった商店街のアーケードは老朽化の為に撤去されている。記事にするのは初めてだが、嫁はこちらの菓子が好物で、秋に店の前の本町通で開催される「刃物まつり」(偶然ですが本日開催中)の際にはいつも店頭で”あんまき”を焼いて実演販売しているのでよく買いに行ったりしている。この日は嫁と午後から出掛ける予定があったが、午前中にこの店の前を通ったので、入れづらい駐車場にハンドルを切った(4台程しか停められず、商店街の中で狭いので休日ともなると警備員も出動している)。まずは恒例の鮎菓子「小瀬の若鮎」、それに夏の定番「梅ゼリー」、最中「孫六面影」を購入して持ち帰った。

出先でお茶と共にいただく。「小瀬の若鮎」はふわっふわの生地にねっとりとした求肥の餡。とぼけたような鮎の顔が可愛らしい。まとわりつくような歯触りの餡と生地のバランスがちょうど良く、自分も岐阜で数多ある鮎菓子の中でこちらのが一番好みかな。「孫六面影」は刀匠の町関市らしく日本刀の鍔の形をした最中種。大きさは小振りで餡の甘さはやや控えめ。これも旨い。家に帰ってからは冷蔵庫に冷やしておいた「梅ゼリー」を。袋を破って皿にあけると形を崩したゼリーと、中に入っていた梅が一粒丸ごとゴロっと落ちる。赤紫蘇で染められたゼリーはいかにも涼やか。甘酸っぱい味でプルンと吸い付くような張りがある。梅は種も入っているが実がするんと外れるくらい柔らかくすっぱ甘い。相変わらずの旨さ。たまには他の菓子をと思うんだけれど、いつも同じものばかり買ってしまう…。(勘定は鮎菓子¥130程/個、ゼリー¥240程/個、最中¥失念)

この後の記事はこちら (2)(3

 

 


 

↓ 西門前町にある「須田写眞館」(大正11年・1922・建造)。創業は100余年という現役写真館。古いのは表の3階建ての部分だけだと思うが、街で一番モダンな建物と言えば写真館なのはこちら関市でも同じ。窓の少ない3階はどんな用途だったのだろう(暗室とか?)。柱の一番上には何やらマークが刻まれているが意味するところは?。

 

 

 


 

和菓子処 関市 虎屋

岐阜県関市本町7-25

 

( 岐阜 ぎふ 関 せき とらや 関市虎屋 虎屋菓子舗 和菓子 あゆ菓子 老舗 上生菓子 日本刀アイス 近代建築 須田寫眞館 須田写真館 )


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