ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

4 Way Street / Crosby, Stills, Nash & Young

2023年02月13日 | クラシック・ロック

4 Way Street / Crosby, Stills, Nash & Young (1971)

1971年に発表された、クロスビー(David Crosby)、スティルス(Stephen Stills)、ナッシュ(Graham Nash)&ヤング(Neil Young)のライヴ盤。大ヒットして全米1位にもなったのだとか。大まかに1枚目はアコースティック演奏、2枚目がバンド演奏と分かれている。長いキャリアに渡って付いたり離れたりをずっと繰り返しているこの面々。あにはからんや、この作品が録音された当時もメンバー間の仲は険悪だったそうで、このレコーディングが終わった後に解散している。CDがいきなりフェード・インで始まるのはコーラスを失敗したシーンがCDでカットされたからだそう(レコードには収録とのこと)。流麗なコーラスが持ち味のこのグループだから、仲が険悪だと失敗した時には楽屋裏で辛い仕打ちが待っていそうだナ(苦笑)。

映像を観たことがないのでステージ上でどんな動きをしているのか分からないが、スティルスとヤングが主の曲の時はちょっと別のバンドっぽい雰囲気もある。離合集散を繰り返した彼らの音楽を聴いていていつも不思議に思うのは、明らかに個性が強い(強過ぎる?)ヤングを何度もバンドに迎え入れた事。ヤングの曲を演ると彼のアクの強いヴォーカルで”ソロ”みたくなってしまいがちなのに。ま、4人の中では昵懇という印象が無きにしも非ずのクロスビーとナッシュでさえ、何度も付いては離れを繰り返しているし、ナッシュ曰く最近亡くなったクロスビーとは近年ずっと疎遠だったというから人間関係の難しいこと。そう言いつつも2-03「Southern Man」や、2-05の「Carry On」などでは信じられないくらいもの凄いインプロヴィゼーションも展開するんだから、やっぱり天才達の自我の強さって凡人には理解しづらいってことなんだろうなァ。

ネット・オークションにて購入(¥500)

  • Label ‏ : ‎ Atlantic / Wea
  • ASIN ‏ : ‎ B000002ITW
  • Disc ‏ : ‎ 2

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