愛知県瀬戸市の古い商店街を散策。その際に入ったのは商店街の入口横に店を構えるベーカリー「ささやま」。ベーカリーというより”パン屋さん”と呼んだ方がしっくりくる外観。遅い時間とあって外から見てもパンが沢山残っている風ではなかったが入ってみた。トレイを取ってトングで好きな物を取るお馴染みのシステム。店の奥からはご高齢の女将さんが出ていらした。選んだのは「ココアロール」「エンゼルソフト」「ハムチーズパン」「塩パン(バター入り)」の4種類。袋に入れてもらい家に持ち帰った。
家でコーヒーを淹れいただく。「ココアロール」はリング状になったチョコ生地に少しクリームが挟んである。「エンゼルソフト」はリンゴのたっぷり入った四角いパン。チーズの優しい風味もあっていい感じ。「ハムチーズパン」は名前通りのシンプルな惣菜パン。でも生地は昭和のモサモサ感は無くしっとり軟らかい。なんでもこちらの店のパンは「よつ葉バター」を使用しているのだそう。妻の好きなバターなので喜んでいた。「塩パン」はクロワッサン形状(でもパイ生地ではなくパン生地)でほんのり塩味。これもいい感じ。こうして食べてみるとどれも味わいが優しく、持て余すことがない。普段スーパーとかで買う色々なパンはしっかり味なんだなァと再認識。(勘定は¥700)
再訪した高台の仲切町にある陶磁器卸問屋「山繁合名会社(旧・山繁商店)」(明治・大正・昭和にかけて建造)◇。敷地をぐるっと周ってみたが、相変わらず建物は修復される様子が無く荒廃が進んでいる。いくつもの建物が国登録有形文化財に指定されているが、この文化財指定って意外と保全効果無いんだよなァ。市ではかなり細かい「保存活用計画」まで作られたのにどうなったんだろう?…。
↓ 「離れ」「塀」(明治22年・1889・建造)(写真下左正面)。「旧事務所」(大正3年・1914・建造)(写真下左右側)。「前倉庫」(昭和初期建造)(写真下2枚目)。
↓ 「新小屋」(大正3年・1914・建造)(写真下3枚目)。
↓ 「事務所」(昭和22年・1947・建造)(写真下4枚)。
ささやま
愛知県瀬戸市末広町2-25
※令和7年3月末を以って閉店されました
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