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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

中華天国 (2) @岐阜県多治見市

2022年09月12日 | 岐阜県(東濃)

ある雨降る日曜日、久しぶりに岐阜県多治見市の「中華天国」へ。コロナ禍でどうなったかと心配だったが、崩れ落ちそうなビル(失礼)が見えてくるとちゃんと暖簾が掛かっていた。創業は昭和43年(1968)。中に入ると先客はおらず、年季の入った店内はカウンター席が5つ、テーブル席がひとつのみ。カウンター席はちゃんとパーティションで仕切られていた。このご時世、老夫婦はご健在でなにより。手伝っているのは娘さんかな。何を食べるか決めずに店に入ったが、壁の品書きに夏季限定の「らーめんころ」という見慣れない品を見付けた。蒸し暑い日だったのですぐにこれに決定。「チャーハン」もお願いした(併記してあるものはセットのよう)。店内の様子を眺めながら出来上がりを待つ。壁に貼られた数多の有名人のサイン色紙はミヤコ蝶々のサインだけ額に入れてある。あとは雑魚だな(笑)。

眺めながら待っているとお母さんがまず「チャーハン」を持って来てくれた。米が多めの油を纏って艶々としている。味付けはチャーシューたれも使っているだろうか、少し甘めでムラもある。旨いなァ。添えてある紅生姜を挟みながらレンゲでワシワシと喰らっていく。途中で「らーめんころ」も登場。”ころ”は東海地方の麺類食堂等で見られる熱くない麺の呼称。その様式は様々で、つゆたっぷりのもの、少ないもの、キンキンに冷たいもの、ぬるいもの、と色々(→それを「冷えていない」と貶す無知蒙昧な輩が居るから困ったもの)。ラーメンでころって珍しいが、ラーメン鉢に水切りした中華麺、その上にチャーシューが1枚、メンマ、刻みネギ、刻み海苔、すり生姜がのっている。甘味がなく塩辛めのつゆは油もあまり感じない。だからか味に中華の要素は見当たらない。締めた麺をつゆと混ぜて啜る。少しコシが強くなって旨い。生姜を溶くと更に味は和の方向に。さっぱりといただけた。次は「加利飯」か「かつ丼」か。(勘定は¥730)

以前の記事はこちら

 

 

中華天国

岐阜県多治見市金山町27

 

( 多治見 たじみ ちゅうかてんごく 中華天国金山店 カイコー飯 屋台の味 コロ 香露 中華料理 中国料理 ラーメン 炒飯 多治見銀座 銀座センター街 )

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キッチンなかがわ @岐阜県多治見市

2022年08月06日 | 岐阜県(東濃)

ある店で隣の客が食べていたところを見かけてから無性に食べたくなった海老フライ(←意地汚い)。外出先でどこかないかなと検索して伺ったのが岐阜県多治見市の洋食屋「キッチンなかがわ」。店は商業テナントの2階にある。営業し始めて3年程というからまだ新しい。開店してすぐの時間に店に入ったがすでに先客が。自分は1人だったので厨房近くの外向きのカウンター席に案内された。およそほとんど全ての洋食屋に”海老フライ”はあるだろうから調べもしていなかったが、ちゃんとあったので良かった。迷うことなく「エビフライランチ」を注文。

さほどかからず「エビフライランチ」が登場。大きな有頭エビフライが1匹と中サイズのエビフライが2匹となかなかのヴォリューム。付け合わせは千切りキャベツやキュウリ、トマトのサラダとポテサラ。カットレモンが添えられている。ご飯と味噌汁は普通の碗で出てきたので箸でいただくことに。グレービーボートにはサラダ用と思われるソースが入っている。ごく少量でアメリケーヌソースっぽい味のドレッシング。エビフライは粗目の衣を纏っていて、弾力が強い訳ではないが軽く揚がっていていい感じ。旨い。ただ中濃ソースとタルタルソースが浅い平皿に入れられていて量も少ない。皿が浅いので衣にものらず、先っちょにほんの少ししか付かないもどかしさ。こういうのはたっぷりとつけて楽しみたいんだけれどなァ…。(勘定は¥1,800程)

 

キッチンなかがわ

岐阜県多治見市太平町6-164

 

( 多治見 たじみ キッチン中川 洋食 洋食店 エビフライ 海老フライ 有頭海老 ランチ 定食 )

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もすけ @岐阜県恵那市

2022年07月20日 | 岐阜県(東濃)

バイクを駆って遠出。久しぶりに岐阜県恵那市明知町の「日本大正村」まで走ってみることに。こちらは明治村のように古い建物や施設を移築して集めたテーマパークではなく、元からある町並みをそう名付けているだけ。でもそれ故に、多くはないがいくつもそうした建物が残っていて気軽に見ることが出来るというのは凄いこと。駐車場にバイクを停めて歩くが、日差しが強くて革ジャンが邪魔くさい。町並みを歩いていて目に留まった五平餅の「もすけ」に入ってみた。店は母娘だろう女性が2人。テイクアウトだけでなく小上がりで食べることも出来るようなので、そちらで休憩がてら座らせてもらった。自分の感覚だと東濃地方ではだんご型の五平餅が多いような気がするが、お願いしたのは「わらじ五平」(店には「だんご五平」もある)。

しばらくして盆にのった「わらじ五平餅」とたくあん、お茶、そして市販品のこんにゃくゼリーが届けられた。座らせてもらっただけでなく、こんなに頂けるなんて。五平餅の味噌は胡桃が使ってあり、甘さの強いもの。炙った部分の香ばしい匂いがたまらない。甘口なのでなるほど途中でつまむたくあんがいい感じ。旨かった。次は「ねぎ味噌五平」や「生姜味噌五平」などの変わり五平餅をいただいてみようかな。お茶を飲み干して、申し訳ないくらいの勘定を済ませ、散策を再開。(勘定は¥180)

 


 

↓ 以前にも中を拝見した「逓信資料館(旧・明智郵便局)」(明治8年・1875・建造)。入口を入って見上げると吹き抜けになっていて奥が部屋になっているようだ。欄間の彫り物のような欄干の細工がかっこいい(写真下3、4枚目)。

 

 

↓ そのすぐ隣にある創業大正12年(1923)の酒屋「またほん」(建築詳細不明・)。変わった店名は苗字などではなく「マッターホルン」から採られたというのも面白い。

↓ 同じ通りにある衣料品店「さくらや」(建築詳細不明)。こんな建物が現役で商売しているんだからさすが大正村。こうして歩いてみると以前来た時には気付かなかった建物もまだまだ沢山ある。

 

 


 

もすけ

岐阜県恵那市明智町1847-1

 

( 恵那 えな 明智 あけち 大正村 日本大正村 ごへいもち 近代建築 古い町並み )

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いおり @岐阜県土岐市

2022年04月08日 | 岐阜県(東濃)

最近は不定休の店が増えた。特に新しめの店に多いが、そういう店は”営業日はSNSでお知らせします”なんてことが多くて困ってしまう。細かくアップデートしてくれているならまだいいが、そうでなかったりもするし…。岐阜県土岐市郊外の住宅地の中のある焼菓子店を訪れるも、あえなく休み。そこだけを目当てに車を走らせたので対案が見つからない。ちょっと休憩することにしてすぐ近くの喫茶店「いおり」に飛び込みで寄ってみた。店はまだ新しい感じで洒落た建物。駐車場も広い。店に入ると裏手はデッキになっている。木立を望むことが出来てとてもいい雰囲気だった。ご夫婦でやっていらっしゃるのかな。先客が無かったのでテーブル席に腰をおろさせてもらう。「ブレンド珈琲」と「シフォンケーキ」をお願いした。

しばらくして丁寧に淹れられた「ブレンド珈琲」と、平皿にアイスも添えられた「シフォンケーキ」が供された。結構大きなシフォンケーキで、チョコレートシロップやパウダーシュガーで装飾されている。コーヒーは苦味や酸味のあまり強くないバランス重視なもの。ま、大抵の店の”ブレンド”と呼ばれるコーヒーはそういうのが多いが。ケーキとバニラ・アイスを一緒にいただいたりしてゆっくりとコーヒーを啜る。さすがにまだ寒く(訪問3月)外には出なかったが、暖かくなったらデッキのテーブル席に腰を下ろしても気持ちいいだろうなァ。さて次はどこに向かおうか。(勘定は¥600)

 


 

↓ 復路を地図アプリに任せてみたら、えらく細い道を選んで多治見市内まで誘導された。そこで通りかかった滝呂町の車1台しか通れないような細い路地にあった「山愛窯」(建築詳細不明)。べんがらの板塀の奥に渋い洋館があった。こちら陶製の照明を作っている会社だそうだ。

 

 


 

 

COFFEE & OTHER DRINKS いおり

岐阜県土岐市土岐ヶ丘3-10-7

 

( 土岐 とき いおり 喫茶 喫茶店 カフェ コーヒー 手作りケーキ 焼き菓子HUGEL 近代建築 洋館 やまあいがま ) 

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たゆたふ @岐阜県多治見市 (※移転)

2022年03月24日 | 岐阜県(東濃)

昨年の夏にオープンして以来、あっという間に行列が出来る人気店となった多治見の「たゆたふ」。そのまま”たゆたふ”と読むのか、”たゆたう””たゆとう”と読むのかな。”雲吞麺のお店”と名乗るだけあって主力は雲吞麺。店は「黒家」や「漢方ラーメン渡辺」がある建物のテナントの居酒屋を間借りして昼のみ営業しているようだ。開店前に到着するとすでに先客が2組ほど。自分の後に到着した客が店先のウェイティング・リストに名前を記入していたので、自分もあわてて車から出て名前を記入して車内に戻る。開店時間には店前に20人もの人が集まった。凄い人気だ。少人数づつ店内に案内され、少し経って自分も呼ばれて店内へ。靴を脱いでカウンター席に案内される。女性主人の他、店員も全員女性のようだ。目の前には”鎌田・菅野製麺所”の麺箱が積んであるのであちらで経験があるのかも。注文したのはメニュー先頭の「特製雲吞麺」。目の前で主人の落ち着いていながらもテキパキとした作業が続いている。

しばらくして「特製雲吞麺」が供された。スープ水面には赤い縁のチャーシューが2枚、太メンマ、海苔、三つ葉が綺麗に並んでいる。そしてもちろん雲吞が4つ。特製は海老雲吞が2個、肉雲吞が2個の計4つ。スープは淡麗ですっきり。過剰な旨味ではなくバランスがいい。麺は歯切れの良いストレートの中細麺。スープとの相性も良く、旨い。ワンタンはそれぞれしっかりと具が詰まっていて存在感抜群。大衆食堂でよくあるほとんど皮だけのワンタンも嫌いじゃないが、さすがに出来が違う。中の海老もしっかりと火が通って張りがある。赤く色付けしてあるチャーシューは、新しい店でありがちな”箸で崩れるような軟らかい”タイプという想像と違って、しっかりと噛み応えのあるもの。旨味も逃げていないのが好ましい。この姿のラーメンで、あえてこのチャーシューにしたところがイイ。食べていても、スープから、麺から、具材から、非の打ちどころのない完成度のラーメンだった。よく間借りでこんなのが出来るものだ。こういうのが地方で食べられる時代になったか。(勘定は¥1,000)

 


 

↓ 何度も通ったことがある道なのに今まで全然気が付かなかった日本家屋にくっついた洋館(建築詳細不明)。屋根上の飾りといい、窓枠や壁の処理といい、意外と年数が経っていそうだがどうだろうか。

 

 


 

雲吞麺のお店 たゆたふ

岐阜県多治見市宝町5-98

※多治見市音羽町4-14-1へ移転しました

 

( 多治見 たじみ たゆたふ たゆとう 雲吞麺 ワンタン麺 わんたん麺 わんたんめん ワンタン民 ラーメン 中華そば 八雲 たんたん亭 串もんず 近代建築 )

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角屋 @岐阜県瑞浪市

2022年03月19日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県東濃地方の旧中山道の宿場町を訪れ、人知れず残っている近代建築がないかなとJR釜戸駅のある下街道を散策。めぼしい建物は見つけられなかったが、ちょうど昼時になったので駅の近くの「角屋」で食事をすることに。実は周辺をウロウロしていた時に、店外に貼ってあった案内に”とろーりかつ丼”とあったのでピンときたのだった。そう、こちら瑞浪にはJR瑞浪駅の近くにある「加登屋食堂」をはじめ、”あんかけかつ丼”という独特なカツ丼がある土地。こちら釜戸は瑞浪駅から10kmほど離れてはいるが、何となく想像がついた。近辺にほとんど飲食店の見当たらない土地。店はまだ新しく、町の寿司屋風情。ただ暖簾から麺類丼物も扱っていることが分かる。

店に入るとまだ準備中といった感じだったが、女将さんが電気と暖房を点けてくれた(こちらの営業は正午からのようだ)。店内には漬け場があってやっぱり寿司屋という感じ。テーブル席に腰掛け、品書きから決め打ちの「かつ丼」をお願いする。品書きには特に”とろーり”とかは載っていない。どんな品でもそうだが、自分は品名や但し書き、写真等で先に説明されてしまうより、普通に「かつ丼」と書いてあって思ったのと違うのが出てくる方が”上がる”(笑)。だから本当は店外の案内の”とろーり”という記述も無い方が…(←勝手な事言ってる)。

しばらくして丼にたっぷりのご飯の上に、玉子が綺麗に溶かれた餡がかつを覆い尽くしている「かつ丼」が運ばれた。まごうかたなき”あんかけかつ丼”だ。玉子の黄色は「加登屋」ほど濃くなく、醤油味の餡ではなくどちらかというと塩味の餡。かつは横方向にも包丁が入れられている。こういった餡の味付けは甘い事が多いが、こちらのはあまり甘味がなく、塩味が強めなのが珍しい。最初はその塩分が気になったが、食べ進んでご飯と一緒になってくるといい塩梅に。しっかりと揚がったかつにとろりとした餡を纏わせてご飯と一緒に掻き込んでいく。綺麗に平らげて勘定してもらった。こちらのかつ丼がどうしてこういう仕様になったのかという肝心な事を訊き忘れてしまったが、”かどや”という屋号は偶然だろうか。こういった”あんかけかつ丼”を出す店はまだ他にあるのかな。(勘定は¥750)

 


 

↓ 店のすぐ近くにある「JR釜戸駅」(明治35年・1902・建造)。柱の様式が古いのでもしやと思ったが、後で調べてみると開業当時の駅舎だそう。

↓ 足を延ばして江戸から47番目の宿場「大湫宿(おおくてじゅく)」へ。ここは尾張藩領だったそうで高札場(幕府や領主からのお達しが板札に書かれたもの)が残されている(※後から調べたら復元だそう)

 

 

↓ 国の登録有形文化財にも指定されている「丸森邸(旧・森川訓行家住宅)」(江戸末期建造・修復)。ちょうど雛祭りの時期で、雛人形などが飾ってあった。

 

 

↓ すぐ隣の「三浦家住宅主屋」(江戸末期建造)。こちらも同じく登録有形文化財に指定されているが公開はしていないようだ。

↓ 同じ瑞浪市内の48番目の宿場「細久手宿(ほそくてじゅく)」にある現役の宿「大黒屋旅館」(安政5年・1859・建造)。主屋が登録有形文化財に指定されている。何年か前に一度宿泊予約を試みたが、予定と合わず断念したことがある。次こそは…。周りには商店も何も無いので、泊まるとなったら相当酒とつまみを持ち込まないと夜が寂しいだろうナ(笑)。

 

 

 

 


 

角屋

岐阜県瑞浪市釜戸町3208-1

 

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あけわ @岐阜県多治見市

2022年03月15日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県多治見市の市街地から外れた北部にあるたこ焼きの「あけわ」に寄ってみた。この辺りには美濃焼の工業団地があり、子供が小さい頃に「こども陶器博物館」に何度か来た覚えがある。店は他に店舗が見当たらない住宅団地の中にあった。駐車場は2台分ほどあったが塞がっていたのでちょっとだけ道路端に車を寄せる。店では主人が1人で焼いているが、こんな場所でも次から次へと車が停まって買い求める客で大忙しといった感じだ。人気あるんだなァ。「たこ焼」「たい焼」「お好み焼き」があるようだが、「お好み焼き」は現在販売していない様子。主人に「8個、”しょうゆ”でお願いします」と声をかけた。焼き台で焼けたものから主人が透明パックに入れ、ビニール袋に入れて渡してくれた。

すぐに車を出して広い場所を探し、早速熱々をいただくことに。主人が包んでくれている所を見ていたが、こちらのたこ焼は下が平らなタイプ。この形のたこ焼で今まで気に入ったためしが無いので、実は食べる前からちょっとがっかりしていた。上から鰹節のみかけられている。箸を取り出し、ひとつ摘む。お、このタイプでは珍しく軟らかいし粉っぽいところが無い。生地には出汁の風味がしっかりあって、とろっとした口当たり。旨い。醤油は後から塗られたものだったと思うが生地の風味とも合って、8個あっという間に食べ切ってしまった。この形のたこ焼で初めて気に入った店かも。人気なのも納得。次はソース味でも食べてみようっと。(勘定は¥400)

 


 

↓ 国道19号線の北側、弁天町にある「らーめん木精(こだま)」(建築詳細不明)。大正時代の建物をリノヴェーションしてあるそうだ。まだ昨年末に開店したばかりの鶏白湯ラーメンの店だが、コロナ禍でもう休業中となっていた。再開したらラーメンはともかく、是非中に入ってみたい。

 

 

 


 

あけわ

岐阜県多治見市明和町4-5-578

 

( 多治見 たじみ 明和 たこやき たこ焼き おこのみやき お好み焼 鯛焼 たい焼き 持ち帰り テイクアウト 近代建築 リノベーション らーめんこだま )

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味の龍王 @岐阜県多治見市

2022年01月31日 | 岐阜県(東濃)

ある晩の遅めの時間に国道19号線を走っていて夕食に寄ったのは岐阜県多治見市の「味の龍王」。市街地とは離れた国道から少し北に入った場所に店がある。看板には”サッポロラーメン”と大書きされている。暖簾をくぐると中には赤いL字のカウンター。席はカウンターのみ。店は年季が入っているがしっかりと稼働感がある。この日も満席とまではいかなかったがなかなかの客入り。人気があるようだ。中ではおばちゃんが3人立ち働いていた。注文したのはメニュー先頭の「みそラーメン」。他の客に作られた「チャーハン」が濃い色で旨そうだったので迷ったが自重。調理は3人が分業しながら行う。ずっとその様子が見えているが、慣れた手つきで、炒めの途中に少々目を離しても余裕の手さばきだ。

しばらくして完成した「みそラーメン」がカウンター越しに渡された。もやしがたっぷり盛られている。スープ水面の具材は千切りの人参、かまぼこ、メンマ、刻みネギといったところ。味噌味のスープはにんにくもビシッと効いていて濃い。なかなか減らないもやしをかき分けて手繰った麺は中太麺。この濃いスープにはぴったりとハマっていて旨い。素材、製法や盛り付けにこだわり抜いた昨今のラーメンもそれはそれでいいが、こういう武骨なラーメンもやっぱり捨て難い。スープ以外は綺麗に平らげて、最後に冷たい水を飲み干して勘定してもらった。次は持ち帰る人も何人か居た焼豚をのせてみよう。(勘定は¥650)

 

味の龍王

岐阜県多治見市弁天町4-4

 

( 多治見 たじみ あじのりゅうおう 龍王 りゅうおう ラーメン 中華そば 味噌ラーメン サッポロラーメン 札幌ラーメン 炒飯 チャーハン )

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天八鮓 @岐阜県多治見市

2022年01月06日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県多治見市で夕食。夜を多治見で過ごすのは初めてかも。折角の機会なので、以前に近辺を散策した時からずっと気になっていた鮨屋、広小路沿いの「天八(てんぱち)鮓」に行ってみようと心を決める。ネット上にも情報が多くない店なので、思い切って直接電話を入れてみた。開店してすぐの時間に1人で入れるか尋ねると「どうぞ。」とのこと。名前は特に訊かれなかった。銀座商店街のシャッター通りを抜けて、すっかり辺りが暗くなった店に到着。1本電話を入れたとはいえ、初めての店にほとんど飛び込みだからやはりちょっと緊張するもの。思い切って暖簾をくぐって中へ。

店内はL字型の白木のカウンター。小上がり席もある。小さい暖簾の下がる漬け場にはご高齢の主人が1人。常連と思われる客相手につまみを切っている。こちらをチラと見た主人からは何も声が掛からないので、「ここ、よろしいですか?」とこちらから声を掛け、頷いたので箸の用意してある席に腰かけた。箸袋には「寿し屋の天八」と屋号が。屋号に”寿し屋の”と付く店だと銀座の「寿し屋の勘八」の系譜を思い浮かべるが、何か関係があったりして。本当は酒をいただきたいところだが、生憎この後は運転して帰らなくてはいけない。おしぼりを持ってきてくれた女将さんに断腸の思いでお茶をお願いする。主人が「どうしますか?」と訊いてきたので「握って下さい」と伝える。品書きも冷蔵ケースも無いのでどんな鮨種があるかは分からない。なので「任せます」と”おまかせ”でお願いした。

握りは特にタネの名前が告げられることなく、用意されたハラン(葉蘭)の上に無造作に置かれる。なのでタネの名前は違っているものもあるかもしれないが(特に白身)順不同で、鮃昆布締め、鯵、こはだ、鯛、本ミル貝(たぶん)、赤貝、貝ひも、玉子(鞍掛)、鮪、中とろ、海老(茹で)、穴子、手巻き(ねぎとろ)、新香巻、紫蘇と梅と穴子の巻物などをいただいた。醤油はあらかじめ主人がつけて供されるが、刷毛で塗るのではなく容器から直接チョンチョンとかけているのが可笑しい。握りは軟らかめ。置かれてすかさず口に入れていく。タネは海無し県としたらなかなかのもの。特に貝類は良かった。最近の物流って凄いなァ。刻みネギや生姜などの薬味はやや多めに使う。握りの間につまむ酢生姜はキリっとしているタイプで旨い。玉子焼が薄焼きの鞍掛だったり、海老の茹で加減がややレア気味だったり、穴子の煮方や、つめの粘度が高かったりと、いわゆる町の寿司屋ではない特徴もあって美味しくいただいた。

主人に愛想はないけれど、こちらが振りの客だから気にしないし(もちろん常連客とは話していた)、こちらから話すこともない。ただひたすら握りと対峙するのみ。他に客が入って来なかったこともあってポンポンといい調子で出てきたので、食べ始めてから勘定してもらうまでが約20分(笑)。こういう店は通うといい感じになるだろうな。次は昼に入って”おきまり”をいただいてみようかな。(勘定は¥8,800)

 

 


 

↓ まだ午後6時頃だったが「ぎんざ商店街」はこの通り誰も歩いていない。

 

 


 

 

寿し屋 天八 (天八鮓)

岐阜県多治見市広小路4-3

 

( 多治見 たじみ 銀座商店街 てんぱちすし てんぱち てんはちすし てんはち 寿し 鮨 寿司 すし 握りずし )

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さいわいジョイフル店 @岐阜県多治見市

2021年12月30日 | 岐阜県(東濃)

用事で寄った岐阜県多治見市。昼時を過ぎてしまい、いくつかの店に寄ってみたがどこも中休み時間に入ってしまっている。喫茶店ならいいだろうと多治見駅の北にある「さいわいジョイフル店」へ。本店(光ヶ丘店)は3代目で創業明治43年(1910)という歴史のある店だ。店は再開発された界隈の新しいビルの1階にある。こちらも表に出ていた看板に書かれたランチタイムは少し過ぎてしまっていた。ま、サンドイッチぐらいにしようと中へ(→実際には他の食事メニューはOKだったようだ)。店内には年配の客が多い。店員は女性ばかり数人。客と親しげに会話を交わしていて、本店と同様地元客に慕われているようだ。メニューから選んだのは「ホットドッグセット」。ブレンドコーヒーの値段に少し足すとセットになる。コーヒーは本店と同じくマシンから抽出されているようだ。

しばらくしてまず銘入りの大きめのカップとソーサーでブレンドコーヒーが供された。びっくりしたのは籠に入った山盛りのポップコーンが付いていたこと。これ1人分ですか? 嬉しいけれど食べ切れないよ。手で触っちゃうし、残してしまって申し訳ない。コーヒーはクレマが浮かぶエスプレッソ・タイプ。苦味もしっかりあって旨い。後から「ホットドッグ」が登場。半分に切ったバンズにそれぞれソーセージが1本づつ。下にはサンドイッチで使うような潰した玉子とケチャップ、それにキャベツが敷かれている。すごいヴォリューム。これで充分昼食に足りる量だ。本店と変わらずコーヒーも旨いし、お腹も満たされた。これでたった250円増しとは。さすがサービス過剰な東海地方の喫茶店。次はランチに間に合う時間に。(勘定は¥650)

本店の記事はこちら

 

さいわい ジョイフル店

岐阜県多治見市音羽町1-35-1 ジョイフル多治見1F

 

( 多治見 たじみ 喫茶 珈琲 コーヒー ランチ ホットドッグ サンドイッチ エスプレッソマシーン 老舗 )

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