ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Original Album Series / Echo & The Bunnymen

2020年07月27日 | エイティーズ

Original Album Series / Echo & The Bunnymen (2010)

怒涛のように買い漁っている「Original Album」シリーズ。今回購入したのは80年代にイギリスで存在感を放ったエコー&ザ・バニーメン(Echo & The Bunnymen)。もちろん当時洋楽を聴いていた人なら幾度となく耳にしたバンドだろうが、自分は今までほとんど聴いたことが無かった。当時よく比較されたU2が後々世界的なビッグ・バンドになったのに対して、こちらエコバニはそうはいかず…。収録されているアルバムは以下の通り。

 ・「Crocodiles」(1980)
 ・「Heven Up Here」(1981)
 ・「Porcupine」(1983)
 ・「Ocean Rain」(1984)
 ・「Echo & The Bunnymen」(1987)

どれも印象的なアルバム・ジャケットで、自分はそのイメージが強い。調べてみるとこの5枚、アメリカでこそ苦戦したものの、本国イギリスではデビュー盤を除いて全部チャートで10位以内に入るなど80年代を通して人気が高かったのが分かる。

ヴォーカルのイアン・マッカロク(Ian McCulloch)は、その容姿に似合わず太い声の持ち主で、特にシャウトした時などは奇しくもU2のボノ(Bono)ととてもよく似ている(そりゃ、比較されるわ)。若さ溢れるファーストがイイ。当時ネオサイケと称されたという(覚えていないけれど)彼らのサウンドは、アコースティックな曲がある訳でもないのにそんな雰囲気をさせる曲が多く独自の世界を持っていて、音的には同時代のバンド、ジョイ・ディヴィジョン(Joy Division)やキュアー(The Cure)を彷彿とさせる。前者ほど暗くはなく、後者ほどトリッキーでもない。惜しむらくはコレ、という誰もが知る有名曲っていうのが出なかったこと。そういうのがあれば各アルバムももう少しメリハリが出ただろうに。イアンの書く歌詞がもう少し理解出来れば印象が違うんだろうなァ。何度も聴いているとだんだん良くなってきたので、もう少し丁寧に聴きこんでみよう。

オークションにて購入(¥925)

  • CD (2010/2/27)
  • Disc : 5
  • Format: Box Set, CD, Import
  • Label : Warner Music
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Best Of Berlin 1979-1988 / Berlin

2019年06月22日 | エイティーズ

Best Of Berlin 1979-1988 (1988)

80年代のエレクトロ・ポップ・バンドのひとつ、ベルリン(Berlin)のベスト盤。自分はこのバンドが大好きで、テリー・ナン(Terri Nunn)がヴォーカルを担当してからの「Pleasure Victim」はカセットテープ(!)で、次の「Love Life」はアナログで所有している。当時日本ではまだマイナーな感じだったが、アメリカのバンドなのにヨーロッパ的な雰囲気があり、当時流行していた”ニュー・ロマンティック”という括りにはもちろん入れられないが、共通するデカダンな香りのあるバンドだった。バンドの要だった(そしてテリーの恋人でもあった)ジョン・クロウフォード(John Crawford)が作るシンセ、キーボード主体の曲もセックスを題材にしたものが多く、PVもエロチックで退廃的な雰囲気が満載だった(今観ると他愛もないが)。例に漏れず、このバンドを好きになったきっかけは83年にテレビ朝日系列で放送された「Us Festival」(あの放送から受けた影響は計り知れない…)のライヴ映像。多分ベルリンは1曲くらい、それもダイジェスト的な放送だったと思うが強く印象に残った。その後に購入したアルバム「Love Life」は特にどの曲も完成度が高く、今でも80年代の自分の好きなアルバムを選ぶとしたら必ず入るだろうと思う。一般的にブレイクしたのは世界的に大ヒットした映画「トップガン」の主題歌「Teke My Breath Away」だったけれど、営業的に他人の作曲したこの曲を歌うことでバンドに亀裂が入ったらしい。

1曲目は1988年の作ということで、このベスト盤の為に録音したものだろうか。もうジョンどころかオリジナル・メンバーの影はみじんもないけれど、出来は決して悪くない。それだけテリー・ナンのヴォーカルが光っている。彼女はこの後もベルリンとして活動しているが、どうもバンド名の権利を買ったようだ。それでも80年代のバンドを1日だけ再結成させるTV番組企画の後もオリジナル・メンバーは時々ゲストとしてステージに立ったりしているようなので良好な関係にあるようだ。さすが抜粋だけあってどの曲も80年代のあの頃の雰囲気を伝えるにはピッタリ。どの曲もイイなァ。本当はもっと好きな曲もあるのだが…。最後の「All Tomorrow's Lies」は特に自分の大好きな曲だったので、これで締めるというのは素晴らしいと思っていたのに、聴いてみると何か違う…。どうも88年の再録音のようだ。ガッカリ。多分テリー・ナンにとっても特別な曲なのだろうが、オリジナルを超えることなんて出来るはずないのに…。 

ブックオフにて購入(¥500)

  • CD  (1988/11/15)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Geffen
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Speaking In Tongues / Talking Heads

2019年06月06日 | エイティーズ

Speaking In Tongues / Talking Heads (1983)

1983年発売のトーキング・ヘッズ(Talking Heads)5枚目のオリジナル・アルバム。トーキング・ヘッズに関しては、高校生くらいの時にこの後の「Little Creatures」をアナログ輸入盤で(まだ当時は輸入盤に抵抗があったので初めて買った輸入盤だったかも)、それにアメリカで買った名盤「Remain In Light」のカセットテープ(!)を持っていた。その後ニューヨーク・パンクの後追いの流れでファーストをアナログで購入。このアルバムの後のタイミングだったライヴ映画「Stop Making Sence」のVHSビデオも持っていたはず。CDのベスト盤は何種類も持っているが、最近またちょっと聴き出して過去のオリジナル・アルバムをCDで購入している。

オリジナル・アナログ盤はラウシェンバーグ(Robert Rauschenberg)がデザインした特殊ジャケで発売された。そういえば昔それがよく中古盤屋の壁に飾ってあったなァ(興味が無かったので値段は知らない)。プロデュースはそれまでのイーノ(Brian Eno)からバンド自身に代わっている。それ故か、前作までにあったアヴァンギャルドな感じは抑えられ、ポップ。もちろんMTV時代ど真ん中なのでPVの印象も強いのだが。おおよそハズレの無い彼らの作品だが、このアルバムもしっかり完成度は高い。

オークションにて購入(¥330)

  • CD  (1987/6/17)
  • Disc : 1
  • Format: CD, インポート
  • Label : Warner Bros / Wea
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The Dream Academy / The Dream Academy

2019年05月17日 | エイティーズ

The Dream Academy / The Dream Academy (1985)

80年代ポップ、”ネオ・アコースティック”などと呼ばれたドリーム・アカデミー(The Dream Academy)の1985年発売のファースト・アルバム。グループは白人と黒人の男性、それに女性という珍しい3人組。3枚のアルバムを発売して消滅していたバンドだが、なぜか2016年に突然ニック・レアード=クルーズ(Nick Laird-Clowes・ジャケ中)とケイト・セント・ジョン(Kate St John・ジャケ右)の2人だけで再結成し、日本のみの単発のライヴをやった(いまだにその後の活動が聞こえてこない)。自分がこのグループの曲を知ったのは、このブログでも何回か紹介した80年代の青春映画、ジョン・ヒューズ(John Hughes)監督の「Ferris Bueller's Day Off」(邦題:フェリスはある朝突然に・ポスター下)で。

このアルバムにも収録されている「The Edge Of Forever」を始め2曲が印象的に使われていた。この映画にサントラは無かったが、映画のファンは大勢いて、主演のマシュー・ブロデリック(Matthew Broderick)が2012年のスーパーボウル限定のホンダのCMにもセルフ・パロディで出演していたり、ネット上ではサントラと称して音源が(勝手に)発表されたりしていたので愛聴していた(ちなみに市販映画DVDの日本語訳は訳し足らずで面白さが全然伝わらない…)。CDのジャケットはメンバーがトリミングされている(オリジナルは写真下)。

ヤマハのDX-7的なシンセサイザー音全盛の80年代にあって、このアルバムもシンセ・ポップであることは間違いないのだが、アコースティックな曲調と雰囲気、上手くはないが透明感のあるニックのヴォーカル、ケイトの奏でるオーボエやホルンの優しい音が特徴的で、アルバム全体にも叙情的な雰囲気と浮遊感が流れている。この時代では異色。クレジットを見てびっくりしたのだが、プロデュースと演奏にピンク・フロイド(Pink Floyd)のデイヴィッド・ギルモア(David Gilmour)が参加している。ビックリ。これは全然知らなかった。ジョン・ヒューズ監督がどうしてこのバンドに引っ掛かったのか知らないが、普段こういった優しいポップ・ミュージックをあまり聴かない自分も、何度も聴きたくなる不思議な吸引力がある(映画によるエコヒイキあり)。 

オークションにて購入(¥590)

  • CD  (2000/3/13)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Warner Bros UK
コメント (2)
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Gold / The Human League

2019年02月04日 | エイティーズ

Gold / The Human League (2013)

イギリスのシンセ・ポップの雄、ヒューマン・リーグの代表曲を集めた2枚組ベスト盤。このブログでも何枚か紹介しているユニヴァーサルの「GOLD」のシリーズ。1978年に結成され、1980年にはグループが分離し、片方は「Heaven17」となった。自分は80年代初めのいくつかのヒット曲以外は1984年のアルバム「Hysteria」が最初の購入。当時のシングル曲「The Lebanon」のPVでの女性メンバー(右の方)が綺麗だなァと興味が沸いたのだった(←ただ他のPVや写真で見るとそうでもない…笑)。その後はシングル「Human」が大ヒット。アメリカに滞在していた時にちょうどその時期だったこともあってFMラジオでしょっちゅうかかっていたことを覚えている。

”シンセ・ポップ”は日本では”テクノ・ポップ”という括りになるが、自分はあまり彼らに”テクノ”のイメージが無かった。後期のポップな曲のイメージが強かったからだろう。この辺りのジャンル分けは英米日それぞれフィーリングが違っていて興味深い。ただ自分も最近知ったのだが、初期はより実験的で尖った音を出していて、まさにテクノといった感じの曲も。こうして聴くと自分が買ったアルバムがそれまでになくポップ(メジャー的な意味で)だったことが分かる。最初から聴いていたらもう少し掘り下げていたバンドだったかもしれない。音はまさに70年代後半から80年代にかけてのシンセサイザー音が満載。90~00年代にはそのチープな音がいかにもレトロで古臭く感じたものだが、最近は1周回ってまたかっこよく感じている。女性2人のコーラスもこのグループらしい色が出てイイ。人は”20代前半位までに聴いていた音楽に立ち返る”なんて聞いたことがあるが、確かにそんな感じでしっくりくるのだった。

オークションにて購入(¥488)

  • CD (2013/12/2)
  • Disc : 2
  • Format: CD, Import
  • Label : Virgin
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Bulletproof Heart / Grace Jones

2018年11月29日 | エイティーズ

Bulletproof Heart / Grace Jones (1989)

ジャマイカ出身のモデル兼シンガーのグレース・ジョーンズが89年に発表したアルバム。2008年に現役復帰するまでは最後のアルバムだったそう(知らずに買った)。アイランド時代には様々な曲のカヴァー、それにモデルとしての自分を充分に前に押し出した印象的なアルバム・ジャケットで記憶に残るアーティストだった彼女。MTV世代の自分が一番好きだったのはトレヴァー・ホーン(Trevor Horn)がプロデュースした「Slave to the Rhythm」(1985)とそのリミックス群だった。歳をとってから復活したのにはビックリ。その姿を見るともうファッション・アイコンなんていう括りからは飛び出て、性別も存在しない全く違う生物のようだ(笑)。

プロデュースは収録曲のほとんどをChris Stanleyなる人物と共同で本人もクレジットされている(ボーナス・トラックではデュエットも!)。発表されたのは89年とエイティーズも最終だが、しっかりとオーケストラ・ヒットやラップも入っていたりして80年代の雰囲気と時代を反映しつつも、あまり古臭くない程度に洗練されていて、ダンサブルな楽曲群はなかなかにクオリティが高い。彼女がどれほど音楽的にイニシアチヴを持っていたのかしらないが、70年代後半の作品から統一感というか一貫性もあるし、ファッションモデル出身という出自の偏見(?)を取り除けば、彼女自身が意外としっかりとした音楽的ヴィジョンを持っているのかも。

オークションにて購入(¥320)

  • CD (1989/10/10)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Capitol
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Playlist : The Very Best Of / Men At Work

2018年11月20日 | エイティーズ

Playlist : The Very Best Of / Men At Work (2009)

80年代に活躍したオーストラリア出身のメン・アット・ワーク(Men At Work)。何曲かが大ヒットしたので覚えている人も多いかも。81年にファースト・アルバムが出て、自分は2枚目の「Cargo」をアナログで所有している(はず)。出身地の固定観念を除いても当時から垢抜けていなかったし、ヴォーカルを担当するコリン・ヘイ(Colin Hay)が斜視で外見のイメージが強過ぎるのだが、”泥臭いスティング(Sting)”みたいなハスキーな声が耳に残り、あの時代にぴったりの雰囲気だった曲の数々が印象に残っている。中古店の棚にこのベスト盤が刺さっているのを見付けて、安価だったのと懐かしさで購入してみた。

この「Playlist」シリーズはソニー系のベスト盤シリーズで、安価、簡易包装(デジパック)、曲数は最小限、インタラクティヴなデータ付き、という”コンパクトにまとめる”というコンセプトの基に作られているようだ。確かに過去のアーティストを試してみる時に、充実し過ぎた内容の2枚組ベスト盤なんかはトゥーマッチな場合も多々ある。録音時期順では並んでいないが、ヒット曲の数々とアルバムに収録されていた佳曲の数々はサックスやフルートなども効いてとてもいい。しかしながらこのバンド、あれだけ80年代に強くインパクトを残したのに、たった4枚のアルバムしか発表していなかったとは知らなかった。

中古店にて購入(¥324)

  • CD (2009/9/15)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Playlist
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Uh - Huh / John Couger Mellencamp

2018年11月10日 | エイティーズ

Uh - Huh / John Couger Mellencamp (1983)

MTVにどっぷりハマっていた1983年。出てくるビデオ出てくるビデオ舐めるように観ていた。とはいっても日本でケーブルテレビが本格的に普及するのはずっと後。当時は数少ない音楽番組を1週間待ちわびて観ていたと記憶する(しかもPVが観たいのに日本の番組は要らない喋りが多かった…)。そんな頃に見て気に入った曲のひとつがジョン・メレンキャンプ(John Couger Mellencamp ※当時はミドル・ネームのクーガーも名乗っていた)の「Pink Houses」。中坊には何を歌っているのかは全然分からなかったが、えらく心に残って曲は今も大好き。でもそれ位好きだったらなけなしの小遣いをはたいてでもLPを買うはずなのに、何で当時このアルバムを買わなかったかは思い出せない。ダサいジャケットのせいだろうか…。他にはCDでベスト盤を所有しているが、中古店に安く刺さっていたので35年の時を越えて買ってみた。

小気味いい冒頭のヒット曲「Crumblin' Down」から始まり、素晴らしい出来の曲が並ぶ。彼のガッツのあるロックン・ロールと、アコースティックな曲での哀愁漂う声は、いかにもアメリカの田舎らしく広大な土地を連想させる(実際の彼の出自は知らず)。当時はシンセ主体のポップな曲がチャートを席巻していたので、こういうダウン・トゥ・アースな雰囲気の曲がチャートの上の方に来るのは珍しいと感じていたが、実際にアメリカに行くとほとんどの土地がド田舎で、カントリー・ミュージックが巷に溢れているので合点がいったなァ。

中古店にて購入(¥324)

  • CD (1990/10/25)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Island / Mercury
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Reckless / Bryan Adams

2018年10月31日 | エイティーズ

Reckless / Bryan Adams (1984)

懐かしいなー。久しぶりに聴いてみたくなって、家のレコード棚にあるにも関わらず、安かったのでCDを買ってしまったブライアン・アダムス(Bryan Adams)の名盤。自分はこのひとつ前のアルバム「Cuts Like A Knife」で彼を知った。たしか小林克也の「ベストヒットUSA」のコーナー(「Star Of The Week」だったか?)でカナダ出身の気鋭の若手みたく紹介されてレコードを買ったんじゃなかったかな(あの頃のこの番組の影響力は凄かった…)。Tシャツにジーパンであばた面という青臭い青年のイメージそのままで、その飾らない風貌と少しかすれた声がなかなか良かった。当時でさえちょっとストレート(←真面目という意味で)過ぎて、気恥ずかしい感じもあったと記憶する。

このアルバムは、前作で世界に知れ渡った彼が満を持して発表したアルバム。自分は当時、前のアルバムが好きなあまりこのアルバムのかっちりした完成度の高さと、”メジャーに成り過ぎた感”が逆に鬱陶しくなって、その後は聴くのを止めてしまうのだが、今、改めて聴き直すと捨て曲が全く無く、アルバムとして隙が無い素晴らしい出来だ。当時は誰か知らなかったのだが、クレジットを見るとプロデュースは本人とあのボブ・クリアマウンテン(Bob Clearmountain)。エンジニアも同人で、マスタリングはボブ・ラドウィグ(Bob Ludwig)という鉄壁の面子。なるほど完成度が高い訳だ。ティナ(Tina Turner)とのデュエット「It's Only Love」はいつ聴いてもいい。ブライアンは少々路線を変えたりして今なお一線で現役。当時想像出来なかった程に息が長いアーティストになった。

ブックオフにて購入(¥108)

  • CD (1993/11/25)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : A & M
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The Best Of Bow Wow Wow

2017年03月23日 | エイティーズ

The Best Of Bow Wow Wow (1996)

セックス・ピストルズ(Sex Pistols)のマネージャーであったマルコム・マクラレン(Malcolm McLaren)が仕掛けたポップ・バンド、バウ・ワウ・ワウ(Bow Wow Wow)。ヴォーカルのアナベラ・ルーウィン(Annabella Lwin)は当時若干14歳(!)。バックの面子は全員アダム&ジ・アンツ(Adam & The Ants)のアンツの面々を引き抜いたという曰く付きのバンド。ちなみにアダム&ジ・アンツはその後別メンバーにより再編され、海賊ルックで一世を風靡することになる。メンバーごっそりという訳で、音楽性も共通点が多く(というかまんまか…)、ポップなジャングル・ビート。丸ごと引き抜いたメンバーに、ついこの間までクリーニング屋でバイトしていたところをスカウトされたアナベラを加え、裸でジャケット撮影させたり(マネの「草上の昼食」のパロディー・写真下)、レコード盤はもう古い(当時)とばかりにカセットテープへのダビングを勧めさせたりするんだから、マルコムらしいセンセーショナルな手法だ。

じゃあ、バンドとしてはどうかというと、これがなかなかいい感じ。何と言ってもアナベラのヴォーカルが素晴らしい。テクニックは無いが女の子らしい明るさと屈託のなさがあり、ポップ。世界的に見ると”一発屋”で終わったと理解されているが、自分は結構好きだったので、オリジナル・アルバムはもちろん、編集盤(写真下)なんかもアナログ盤で所有している。さすがに最近は聴いてなくてCDは持っていなかったが、2006年公開の映画「マリー・アントワネット」などで印象的に使われてからまた聴き始めた。

これは96年に出たベスト盤。代表曲に未発表曲、アナベラのソロ曲2曲を加えたもの。ま、順当な選曲で充分楽しめる。でも買って帰ってCD棚を見てビックリ。もう家にあった…。いつ買ったかも覚えていない(←マズイぞ、こりゃ)。

ブックオフにて購入(¥280)

  • CD (1996/10/29)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : RCA
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