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蚊焼です。日記です。
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プラスチック包装の是非について

2020年08月01日 | 雑感散文

 先日、高校生が菓子メーカーに対して
プラスチックの包装をやめるよう
署名運動を行って提出したことが
話題となり、ツイッターではイキった大人たちが
やんややんやと批判していたのを
みっともないと思いつつも静観しておりました。

 これだから大人たちは「老害」だと言われるんだよ。

 しかし、ツイッター上の意見がだんだんと
萎んできたというか早くも過ぎ去った話題になって
来たので、ここで一つどんな意見があったか
そして自分はどう考えているかをまとめておこうと
思うようになりました。


●脱プラ化の流れをもっと応援してほしい

 高校生たちよ、ちゃんと脱プラ化を図っている
お菓子メーカーもあるんですよ、そこにもっと
注目してもらいたい。
 そして、紙箱のお菓子もよく見れば、
「FSC」認証された木材原料を使っている
メーカーもあるのです。
 ちゃんとやっている企業を、もっと
褒める運動もしてほしいな。


●社会に問題提起することも社会勉強だ

 大人たちよ、高校生が社会に対して
声を上げることが駄目だというのなら、
何で18歳の選挙権を認めることに
反対の声を上げなかったのか。
 所詮は、自分の意見に与しない意見は
年上マウントをとって杭叩きしたいだけだろう。

 特に多かった意見は、
「なぜ周りの大人たちは止めなかったのか」だ。
 止めなかったのではなく、実際にやってみて
世間はどんな反応を示すかという
一種の社会実験を高校生たちに試させてあげた
と考えることもできるのではあるまいか。

 この問題提起の結果、反対派の意見を聞いて
「プラスチックの包装も利点があるのだな」
と思ってくれればそれでいいではないか。

「世の中にはマウントをとりたがる老害が
 たくさんいるのだな」
という実に興味深い結果を高校生は
学んだことであろう。


●結局、プラスチック包装は善し悪しだ

 そもそも、プラスチックは「善か悪か」
という二元論に持ち込む議論こそおかしい。
 その考え方を持っている人は、
高校生だろうと大人であろうと
考えを改めていただきたい。

 プラスチック包装は食料の長期保存に
適しているのは間違いない。
 一方で、二重包装など過剰な部分を
減らせるところは減らしていいだろうと
考えることもできるが、紙よりも軽いから
輸送コストを考えるとどちらが良いか、
という考え方もできよう。
 要は、ケースバイケースなのだ。
 都度、最善の方法を選べばよいのである。
どちらがいい悪いの二元論は、捨て去ろう。

 あと、紙は森林伐採につながるから
悪である、という半世紀前の考え方を
持ち出す大人はそろそろ最近の情報を
アップデートしていただきたい。


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