“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

◆科学技術<テレビ番組情報>◆NHK「サイエンスZERO」/BSフジ「ガリレオX」他

2020-10-27 09:36:19 |    ◆TV番組◆

 

<テレビ番組情報>

 

コズミックフロント☆NEXT  毎週木曜日 午後10時~11時00分

10月29日(木) 謎のオーロラ大乱舞!奇跡の島」(選) 
 
 一度は見たい神秘のオーロラ。なんと北極・スバールバル諸島では24時間連続で現れるという。超高精細VRカメラで撮影に挑戦。ついに幻の「赤いオーロラ」の姿を捉えた! 
 
NHK‐Eテレ 地球ドラマチック   毎週土曜日 午後7時~7時44分

10月31日(土) きょうだいのヒミツ~敵か味方かライバルか?~
 
 キャンプ生活を送りながら、さまざまな課題に挑戦するきょうだいの姿を通して、科学者が「きょうだいのヒミツ」を解説する。障害物競走の課題では、兄や姉が、弟や妹相手に競う。通常、身体的に有利な兄や姉が勝利することが多い。しかし、兄ジャックと弟ジョージの場合、弟の方が勝利!レースに勝って喜ぶ弟。しかし激しく動揺する兄の姿をみて、表情が一変!その後、弟は意外な行動に出る…(2017年 イギリス) 

BSフジ ガリレオX 毎週日曜日 午前11:30~12:00分(隔週新作)

11月1日(日) 太陽を地球上で再現?究極のエネルギー核融合研究の最前線を探る(再放送)  

 この広い宇宙の中で唯一生命の存在が確認されている惑星、地球。この地球に生命が誕生し、繁栄したのは、太陽が46億年前から現在まで「核融合」という反応によってエネルギーを生み出し続けてきたからに他ならない。今、この核融合反応を地球上で再現し、エネルギーを作り出す研究が進められている。核融合反応に必要となる燃料は水素で、海中から無尽蔵に得られる。そのためエネルギーの枯渇という心配がなくなるという。 夢のエネルギーと期待され、実現に向けて進む核融合研究の現状と今後の可能性を探る。

主な取材先:量子科学技術研究開発機構       
      那珂核融合研究所       
      自然科学研究機構       
      核融合科学研究所       
      藤田 隆明(名古屋大学)

NHK‐Eテレ  サイエンスZERO  毎週日曜日 午後11時30分~0時00

11月1日(日) 天然染料 藍の科学 抗ウイルスに農業革命も!?

 藍は人類最古の天然染料といわれ、古くから日本だけでなく世界中で親しまれてきた。その理由は美しい色合いに加え、抗菌・防臭効果があるとされてきたため。その驚きの実力が最新科学で次々と明らかに。藍の葉から抽出したエキスの強力な抗菌・抗ウイルス作用が科学的に確かめられ、農作物の成長を促す未知の作用まで確認された。さらに、「ジャパン・ブルー」と呼ばれるほど江戸時代の日本人に定着した謎も科学的にひもとく。

ゲスト:東北医科薬科大学教授 佐々木健郎
    東京大学大学院教授 浅見忠男

司会:小島瑠璃子、森田洋平

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「理想のリスニング」(阿部公彦著/東京大学出版会)

2020-10-27 09:35:36 |    語学

 

<新刊情報>

 

書名:理想のリスニング~「人間的モヤモヤ」を聞きとる英語の世界~

著者:阿部公彦 

発行:東京大学出版会

 「英語は聞きとりになるとさっぱり…」「英語学習,どこから始めればいい?」――そんな方は,まずは英語の運動感覚を身につけよう!「聞く」を通して、英語力の基礎をつくるための考え方や練習法を解説。単なる「実用英語」に終わらず、現実のコミュニケーションの土台となる気分、態度、思惑などの「人間的要素」までを重視する。語学の本来の意義も考える一冊。◎言葉のリズムや間合いを知り、「耳」の潜在能力を生かす◎「聞く」を通して、単語・文法・構文を含めた語学の必須要素を鍛錬する◎「実用英語」「役立つ英語」にとどまらず、感情、思考、態度といった人間的側面に注目する◎音声素材をCDとWebで提供◎英語のリスニング力を向上させたい方、英語の諸技能を高めたい方、ひと味違う英語本に出会いたい方へ。すべては「聞く」からはじまる――日本語話者のための英語習得法。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>「進化38億年の偶然と必然」(長谷川政美著/図書刊行会)

2020-10-26 09:33:13 |    生物・医学

 

<新刊情報>

 

書名:進化38億年の偶然と必然~生命の多様性はどのようにして生まれたか~  

著者:長谷川政美 

発行:図書刊行会

 今世紀に入って、科学分野は比べものにならないほどの精度と分析能力で発展してきた。日進月歩に新知見が登場し、それらを結びつけた、深く広い「進化の歴史」が語られようとしている。それが同書である。アリストテレスの「生命の階段」からはじまり、ダーウィンの『種の起源』が革命を起こした、進化にまつわる仮説の数々。分子系統学の登場で新たな時代を迎えた“進化学の現在”までを、探求の道をともに歩んだ研究者たちとのエピソードを交え、生物学的な空間、大陸移動など地球科学的な時間軸の絡みあいのなかにつむぐ、38億年の壮大な「進化」のストーリー! カラー口絵添。◎漂流する大陸と生物の進化◎進化発生生物学「エボデボ」◎エピジェネティックス ほか。

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●科学技術ニュース●静岡大学、東京大学と名古屋大学、振動発電素子の微視的な仕組みを解明

2020-10-26 09:32:45 |    電気・電子工学

 科学技術振興機構(JST) 戦略的創造研究推進事業において、静岡大学 工学部の橋口 原 教授と東京大学生産技術研究所の年吉 洋 教授らの研究グループは、名古屋大学 未来材料・システム研究所の白石 賢二 教授、中西 徹 大学院生、長川 健太 研究員、洗平 昌晃 助教らと共
同で、振動発電素子において非晶質シリカが負に帯電する微視的な仕組みを世界で初めて解明した。

 充電不要の自立電源を実現する技術として、外界の振動だけで動作する振動発電素子が期待されている。同研究グループが以前開発した、非晶質シリカを負に帯電させることで動作するカリウムイオンエレクトレットが振動発電素子として期待されているが、負に帯電する微視的な仕組みは未解明であった。

 同研究グループは、非晶質シリカ内にカリウム原子を挿入するとカリウム原子からケイ素原子に電子が供給され、ケイ素原子があたかもリン原子のように振る舞うことを量子力学に基づく計算から発見した。
 
 そして、ケイ素原子は通常の4本ではなく5本の共有結合を酸素原子と形成してSiO5構造となり、この構造が負電荷を蓄積することを明らかにした。

 同成果により、振動発電素子の信頼性向上や長寿命化への設計指針が得られる。

 充電なしで動作するセンサーなどが身近になる他、モノのインターネット(IoT)の実現にも貢献が期待される。(科学技術振興機構<JST>)

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「図解 建築環境工学の知識」(建築環境工学の知識 編集委員会編/オーム社 )

2020-10-26 09:32:11 |    建築・土木

 

<新刊情報>

 

書名:図解 建築環境工学の知識

編者:建築環境工学の知識 編集委員会

発行:オーム社 

 専門学校、職業訓練校、大学などで建築士を目指す学生の方々を主な読者とした教科書シリーズ「図解建築シリーズ」の1冊。「建築における環境」をテーマに、初学者にもわかりやすい図やイラストを多用して解説。また、各章末には建築士試験で出題された問題を中心にした演習問題を設けているので、知識の定着を図ることができる。初めて建築環境工学について学ぶ方から、実務者の方まで、おすすめの1冊。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ネット興亡記」(杉本貴司著/日本経済新聞出版社)

2020-10-23 09:35:59 |    通信工学

 

<新刊情報>

 

書名:ネット興亡記~敗れざる者たち~

著者:杉本貴司 

発行:日本経済新聞出版社

 野望、歓喜、破壊と創造、裏切り、絶望、嫉妬、勝利と敗北、再起。ある者は去り、ある者は踏みとどまった――。同書はネット革命の荒波にもまれた起業家たちの苦悩と挑戦の軌跡を追った熱きビジネスノンフィクションだ。ヒルズ族の熱狂と衰退。ライブドア事件とロケットでの再出発。村上ファンドが仕掛けたワナ。サイバー藤田氏が描いた夢。iモードトリオの希望と挫折。楽天の原点とジャック・マーの忠告。ミクシィが見た天国と地獄。「LINEの軍師」の戦略。メルカリの野望と苦悩。そして、ヤフー×LINE統合へ――。「平成」から「令和」への四半世紀にわたる人間ドラマを追い、圧倒的な取材量と文章力で描き出す。

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●科学技術ニュース●NICT、令和3年度「新規委託研究」の公募を開始

2020-10-23 09:35:31 |    情報工学

 情報通信研究機構(NICT)は、令和3年度から新規に実施する委託研究課題に係る提案を下記のとおり公募する。

1. 研究開発課題

 ウイルス等感染症対策に資する情報通信技術の研究開発 (課題番号 222)

 ・概要:新型コロナウイルス感染症の流行が世界各地で発生し、大きな問題となっているが、現時点においては、ワクチンや特効薬は普及しておらず、これまでとは異なる“新しい生活様式”の導入を余儀なくされている。一方、この“新しい生活様式”においては、ソーシャルディスタンシングや3密回避等、これまでの資源の集中配置による効率性の追求とは相反するため、様々な社会的、経済的課題が表面化している。さらに、将来、別の病原体による同様の世界的な感染爆発、いわゆるパンデミックが発生する可能性は十分にあり、パンデミック対策へのICTの貢献は重要となる。

 このような状況において、同委託研究では、
     A)ウイルス等感染症により発生するパンデミック対策に資するICT
     B)新型コロナウイルス感染症対策“新しい生活様式”を実現するためのICT
     C)アフターコロナ社会を形成するICT
 の3課題について、課題提案型の研究開発を実施する。

・研究開発期間:課題A) 令和3年度(委託研究開始日)から令和4年度までの2年間
        課題B) 令和3年度(委託研究開始日)から令和4年度までの2年間
        課題C) 令和3年度(委託研究開始日)から令和5年度までの3年間
・研究開発予算:課題A) 1件当たり、各年度総額20百万円(税込)を上限とする。
        課題B) 1件当たり、各年度総額10百万円(税込)を上限とする。
        課題C) 1件当たり、各年度総額20百万円(税込)を上限とする。
・採択件数:課題A)から課題C)の合計で最大10件

2. 公募期間

 令和2年10月8日(木) 〜 令和2年12月7日(月) 正午(必着)

3. 公募説明会(オンライン開催)

 日時: 令和2年10月28日(水) 14:00〜15:00

 申込方法: 10月27日(火)正午までに、「説明会申込先」宛にメールにて申し込み。詳細は、「4. 公募についての詳細情報」に記載のWebページを参照。なお、同公募説明会への参加は、応募の必須条件ではない。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「21Stepで体得 Vue.jsハンズオン」(関 利晴著/リックテレコム)

2020-10-23 09:35:02 |    情報工学

 

<新刊情報>

 

書名:21Stepで体得 Vue.jsハンズオン 
 
著者: 関 利晴 

発行:リックテレコム

 Webアプリケーションの主流はSPA(Single Page Application)にシフトしつつある。一方、多くのエンジニア、特にサーバーサイドの開発者はフロントエンド開発に苦手意識を持っており、何らかの助けが必要。しかもこの分野は技術変化が速く、せっかくツール操作等を覚えても、本質を理解しないと応用が利かない。同書はこうした課題に応える。人気のJavaScriptフレームワークVue.jsにフォーカスし、フロントエンド開発の基礎から本格的なSPAの開発まで、ハンズオン形式で一歩ずつ、無理なく着実にステップアップしていく。さらに、2020年リリース予定のVue.js 3.0をいち早くキャッチアップ。Vue CLI 4に対応しつつ、Vue.js 2.xとの差分として新しい記述スタイル(Composition API)を併記するなど、バージョン移行を強力に支援。 

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>「科学の名著50冊が1冊でざっと学べる」(西村能一著/KADOKAWA)

2020-10-22 09:36:29 |    科学技術全般

 

<新刊情報>

 

書名:科学の名著50冊が1冊でざっと学べる

著者:西村能一

発行:KADOKAWA

 理系の教養が一気につかめる! 忙しい人でもラクに読める!アインシュタインの『相対性理論』や、ダーウィンの『種の起源』など、偉大な科学者たちによる名著は誰しもが知的好奇心を刺激されるものだが、総じて分厚く難解なため、読み通すことは現実的に厳しい。そこで同書は、科学分野で「名著」とされる著作の要点を人気予備校講師が整理し、図版を適宜使いながらわかりやすく解説する内容。プログラミングやエンジニアリング、サイエンス重視が叫ばれる昨今、「科学の教養」を身につけたいと考える社会人、学生は多い。日本人に潜在的に多い「サイエンス好き」にも訴求できるライトなサイエンス読み物。

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●科学技術ニュース●東芝、生活習慣病の発症リスクを下げる生活習慣改善ソリューションを提案するAIを開発

2020-10-22 09:35:53 |    人工知能(AI)

 東芝は、健康診断データ、問診データ(生活習慣)、レセプト情報の解析により、生活習慣病発症リスクを低減するソリューション提案AIを開発した。

 2018年10月に発表した生活習慣病の発症リスク予測AIと組み合わせることで、現在の健康診断結果等から将来のリスクを予測・提示するだけでなく、リスクを下げる生活習慣改善ソリューションの提案が可能となる。

 今後、ヘルスケア関連企業をはじめとするパートナー企業と共同で食事や運動の改善メニュー等の具体的なソリューションを開発し、2021年4月のサービス開始を目指して実証試験を行う。

 東芝グループは、産業分野で培ったAI・ビッグデータ解析技術を応用して生活習慣病の発症リスク予測AIを2018年10月に開発し、2020年7月からサービスを開始している。

 発症リスク予測AIにより、将来病気になる可能性を可視化し、自身の健康や生活習慣を見直す機会の提供を進める中で、「具体的な改善提案が欲しい」、「どの生活習慣を改善したらいいかわからない」という多くの声を受けた。

 そこで東芝は、保健指導の場でも指標として使われる「体重」に注目し、生活習慣病の発症リスクを低減する改善ソリューション提案AIを開発しました(特許出願中)。

 各疾患のリスクを下げるための体重減少目標と、体重減少を達成するための生活習慣の改善ソリューションを、数十万人分のデータに基づいて学習したAIが提案する。(東芝)

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