“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術ニュース●ノーベル物理学賞、ロジャー・ペンローズ(英)、ラインハルト・ゲンツェル(独)、アンドレア・ゲッズ(米)の3氏が受賞

2020-10-06 20:19:43 |    ◆受賞◆

 2020年のノーベル物理学賞は、英オックスフォード大のロジャー・ペンローズ名誉教授、独マックスプランク研究所のラインハルト・ゲンツェル博士、米カリフォルニア大ロサンゼルス校のアンドレア・ゲッズ教授の3人が受賞した。
 
 ロジャー・ペンローズ氏は、アインシュタインの一般相対性理論からブラックホールが形成され得ることを理論的に示した。ラインハルト・ゲンツェル氏とアンドレア・ゲッズ氏は、地球が属する銀河系(天の川銀河)の中心にある巨大ブラックホールとみられる超大質量天体を発見した。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「電池の覇者」(佐藤 登 著/日本経済新聞出版社)

2020-10-06 09:38:42 |    企業経営

 

<新刊情報>

 

書名:電池の覇者~EVの命運を決する戦い~

著者:佐藤 登 

発行:日本経済新聞出版社

 環境への負荷を低減するため、エネルギーの転換が全世界で進められている。「電池を制するものが電動化を制する」(寺師茂樹トヨタ自動車副社長)とも言われ、電気自動車(EV)の中核デバイスとして、また家庭や地域では再生可能エネルギーを一時的に蓄える器として、高性能電池の開発競争が繰り広げられている。トヨタやフォルクスワーゲンなど各社がEV開発に巨額投資を表明し、要となる高性能電池の確保を急いでいる。自動車強国を目指す中国では、世界最大の車載用電池メーカーが台頭。長きにわたり電池市場を制してきた日本企業に代わり、覇権を狙う。同書は、この電池をめぐる日中米欧韓の企業間競争と、次世代電池を見据えた今後の競争の構図をジャーナリスティックに解説する注目書。電池開発の歩みや電池の仕組みなど、基本的な知識もわかりやすく説明する。トヨタ、VW、テスラ、CATL、パナソニック、サムスン……。巨大企業がしのぎを削る指す高性能電池の開発競争を活写。

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◆科学技術<テレビ番組情報>◆NHK「サイエンスZERO」/BSフジ「ガリレオX」他

2020-10-06 09:38:12 |    ◆TV番組◆
 
 
<テレビ番組情報>

 

 

NHK-BSプレミアム  コズミックフロント☆NEXT  毎週木曜日 午後10時~11時00分

10月8日(木) 天と地の革新~江戸天文学、三人の俊才~  

 江戸幕府が開かれた頃、ヨーロッパではガリレオが木星の衛星を発見するなど近代天文学の夜明けを迎えていた。鎖国により遅れをとっていた日本。しかし、後世に残る偉業を成し遂げた3人の俊才によって日本の天文学は大きな飛躍を遂げる。古き伝統を破り、暦づくりにまい進した「渋川春海」、天文将軍と呼ばれた「徳川吉宗」、日本全国を測量して精密な地図を作った「伊能忠敬」。3人の業績と舞台裏に再現ドラマとともに迫る。 出演:市瀬秀和、岡本信人、宍戸開

NHK‐Eテレ 地球ドラマチック   毎週土曜日 午後7時~7時44分

10月10日(土) 太陽と人類 すべては太陽から始まった  

 今から200万年前、アフリカの森林から草原へと移動した人類の祖先。太陽は、体毛の量や皮膚の色など、人類の身体的特徴に大きな変化をもたらした。やがて太陽の強大な力は、支配者が権力を正当化するのに利用され、古代エジプト王は自らを「太陽神ラーの息子」と名乗った。さらに古代の人々は太陽の観測をもとに太陽暦を作成した。天体観測が進歩するにつれ、世界は科学の時代へと突入していく。(フランス2018年)

BSフジ ガリレオX 毎週日曜日 午前11:30~12:00分(隔週新作)

 10月11日(日) セラミックスが拓く未来 ~次世代二次電池が実現するIoT社会~  

 セラミックスは、古くから陶磁器として親しまれ、現代では最先端のエレクトロニクスの分野で欠かすことのできない素材となっている。そんなセラミックスの最新研究で注目を集めるのがセラミックスを用いた次世代二次電池の開発だ。小型でありながら大容量で高耐熱性を実現した画期的な電池だという。今、世の中をより便利にする仕組みとして、社会のあらゆる「モノ」がインターネットでつながるIoTと呼ばれる技術が急速に進展しているが、そんなIoTが社会に普及するために課題となるのが電源の問題だ。現在、IoTに適した電源供給技術として、「ワイヤレス給電」と、「エネルギーハーベスティング」という二つの技術の開発研究が進められており、それらの技術にこの次世代二次電池が応用できるのではと期待されている。 セラミックスの特性を活かした二次電池開発にスポットを当て、今後の実現が期待されるIoT社会への可能性を探っていく。

主な取材先:産業技術総合研究所       
      日本ガイシ       
      リコー       
      山形大学       
      京都大学       
      Space Power Technologies

NHK‐Eテレ  サイエンスZERO    毎週日曜日 午後11時30分~0時00

10月11日(日) 暮らしを変える“アスリート科学”最前線  

 選手の「ケガ」や「ストレス」など、今まで正確に把握できなかったリスクを最新科学を使って可視化、未然に防ごうという“アスリート科学”が次々と誕生している。台からジャンプするだけでケガのしやすさを判定する研究や毛髪からストレスを測る研究、さらに、1メートル単位という超詳細な気象予測で陸上競技の戦略に革命を起こす研究まで。こうした科学は今、私たちの暮らしに応用され、生活の質を高める可能性が見えてきた。

ゲスト:為末大(男子400メートルハードル日本記録保持者)、小笠原一生(大阪大学助教)

司会:小島瑠璃子、森田洋平

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「元素手帳2021」(化学同人編集部編/化学同人)

2020-10-06 09:34:14 |    化学

 

<新刊情報>

 

書名:元素手帳2021

編者:化学同人編集部

絵:寄藤文平 

発行:化学同人

 元素とともに、豊かな生活を! マニアックなあなたに贈る、元素と過ごす1年間!【おもな内容】元素周期表/年間カレンダー(2021年・2022年)/年間スケジュール(2021年・2022年)/マンスリー(2020年12月~2022年3月)/ウィークリー(2021年1月~2022年3月)/資料編(元素の基礎データ、元素にまつわる科学者たち、単位の換算表、物理定数一覧など)/フリーメモ/ビニルカバー(ペンホルダー、カードポケット付)/しおり2本/着せ替えカバーや時間割表などのダウンロードアイテムあり

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