“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書<新刊情報>●「門田先生の3Dプリンタ入門」(門田和雄著/講談社)

2016-01-25 10:42:34 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:門田先生の3Dプリンタ入門~何を作れるのか、どう役立つのか~
 
著者:門田和雄

発行:講談社(ブルーバックス)

 3Dプリンタのしくみや用途、3Dプリンタの普及とともに盛り上がる「ものづくり」の現状などを解説し、「3Dプリンタで何を作れる?」「3Dプリンタは何の役に立つ?」といった素朴な疑問に答える。技術教育講座の准教授で、ものづくりのための市民工房「ファブラボ」のディレクターでもある著者ならではの視点で、海外における3Dプリンタへの取り組み方、3Dプリンタと学校教育の関係、3Dプリンタを中心とした近年の「ものづくり」ブームを冷静に俯瞰して紹介する。

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◆科学技術テレビ番組情報◆NHK「サイエンスZERO」/TBS「夢の扉+」/BSフジ「ガリレオX」/他

2016-01-25 10:30:27 |    ◆TV番組◆

 

 <テレビ番組情報>

 

NHKテレビ Eテレ  サイエンスZERO    毎週日曜日 午後11時30分~0時00
                                再放送毎週土曜日 昼12時30分~1時00分

1月31日(日) サイバーセキュリティ(2) サイバー戦争の脅威

 インターネット空間で繰り広げられるサイバー攻撃。その標的はあなたかもしれない。スマートフォンの乗っ取り実験で、その脅威を検証。知らない間に個人情報が筒抜けに。そしてWi-Fiに潜む危険性など、身の回りのサイバーセキュリティはどこまで大丈夫なのか。インターネット接続する機器が増えるなか、私たちが直面する脅威に迫る。

ゲスト:岡嶋 裕史 (中央大学総合政策学部准教授)
    杉浦 隆幸 (セキュリティ会社会長)

出演者:竹内 薫 (サイエンス作家)/南沢奈央 (女優)

TBSテレビ   夢の扉+    毎週日曜日 午後6時30分~7時
                      BS-TBS:毎週木曜日 午後11時~

1月31日(日) 震災で半壊したマンションを新技術で再生!
           強度も耐震性もアップ!建物が甦る「リファイニング建築」
             大震災の被災物件も新築レベルに再生させる新技術!

建築家 首都大学東京 特任教授 青木 茂

 東日本大震災で半壊した築45年の仙台市のマンション。入居者は全員退去した―。「亡き父が建てた思い出のマンション…なんとかして残したい」オーナーは、一人の男を頼った。建築家で首都大学東京・特任教授の青木茂。青木は、「リファイニング建築」という、“取り壊さない”再生建築技術を独自に生み出し、市民ホールや裁判所など数多くの大型建造物を甦らせてきた。リファイニングされた建物は、構造を支える骨組みはそのままで、新築同等に生まれ変わるのはもちろん、現行の耐震基準もクリアし、長寿命化、さらに、資産価値も上がるという。リフォームでもリノベーションでもない新技術だ。

BSフジ   ガリレオX    毎週日曜日 午前11:30~12:00 (隔週新作)

1月31日(日) 東ロボくんプロジェクト 人間と人工知能の未来

 受験シーズンが佳境を迎えている。毎年、多くの受験生が志望校合格に向けて勉強に励んでいるが、数年前から、ある「モノ」が東京大学合格に向けて受験勉強を開始した。それは「ロボット」である。「ロボットは東大に入れるか。」と題されたこのプロジェクトは、ロボットに試験問題をどのように解かせるかというテーマを通じて、人間にとって「考える」とはどのような行為なのか、その方法や様式を逆照射するユニークな取り組みとなっている。東大を目指すロボットの進化から見えてくる、人間とロボットの未来の関係に迫る。
 
主な取材先:新井紀子(国立情報学研究所)
        稲邑哲也(国立情報学研究所)
        佐藤理史(名古屋大学)
        渋木英潔(横浜国立大学)
        東中竜一郎(NTT)
        石井愛(日本ユニシス総合技術研究所)
        岩根秀直(富士通研究所)
        内山公宏(ベネッセコーポレーション)

NHK-BSプレミアム  コズミックフロント☆NEXT   毎週木曜日 午後10時00分~11時00分
                                   再放送 翌週水曜日 午後11時45分~0時44分

1月28(木) 休止

2月4日(木) 地球への脅威 天体衝突

 2013年、ロシアに1万トンの隕石が落下する事件が起こった。天体衝突はSFの世界の出来事ではなく、いつでも起こりうる脅威なのだ。いったい小惑星はどこから、どのようにして襲ってくるのか? そして対策はあるのか?現在、世界中の宇宙機関や天文台が連携し、24時間体制で地球近傍にある小惑星を監視・追跡して危機回避に取り組んでいる。最新の観測と研究から、地球に襲いかかる小惑星の実態と脅威に迫る。

BS朝日 ネイチャードキュメント 奇跡の地球紀行    毎週土曜日 午後6時54分~8時54分

1月30日(土)   BBCスペシャル 古代エジプトの至宝~歴史を刻む美しき遺産~

 古代エジプトの王たちが作らせた美しき"遺産"の数々を追いながら、その歴史をたどる。 今回歴史をひも解くのは、紀元前6000年頃の新石器時代から、紀元前332年にアレクサンドロス大王による支配を受けて古代エジプトが終わりを迎えるまで。ツタンカーメンの黄金のマスクやネフェルティティの胸像などの芸術作品、そして、ギザの大ピラミッドやスフィンクス、アブ・シンベルの大神殿といった巨大な建築物…。こうした芸術作品の華やかさや壮大さの裏側には、いつも王の願いや苦悩が秘められていた。歴史をひも解くことによって、そこに隠された思いを読み取る。果たして、芸術作品から浮かび上がってきた王の姿とは?

ナビゲーター:宮崎美子

NHKテレビ Eテレ  地球ドラマチック    毎週土曜日 午後7時00分~7時44分
                              再放送 毎週月曜日 午前0時00分~0時44分

1月30日(土)   リス 究極のサバイバー~小さな体に潜む驚異の力~

 つぶらな瞳にふさふさのしっぽ。見かけはぬいぐるみのように愛らしいリスだが、驚異の跳躍力と敏しょう性でどう猛な鳥をかわし、しっぽを利用してガラガラヘビをだます。身体能力だけでなく、勇敢さや学習能力の高さもピカイチだ。リスのサバイバル能力を試すため、シーソーやゴンドラなど9つのトラップを盛り込んだ究極のアスレチックコースを製作。リスはトラップをクリアしてエサにありつけるのか。(2014年アメリカ)

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●科学技術書<新刊情報>●「バッテリーウォーズ」(スティーヴ・レヴィン著/日経BP社)

2016-01-25 10:29:50 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:バッテリーウォーズ~次世代電池開発競争の最前線~

著者:スティーヴ・レヴィン

訳者:田沢恭子

発行:日経BP社

 スマートフォン、電気自動車のキーデバイス「リチウムイオン電池」をめぐり激化する開発競争をリアルに活写する、全世界注目のノンフィクション。

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●科学技術書<新刊情報>●「フォーカス」(ダニエル・ゴールマン著/日本経済新聞出版社)

2016-01-22 11:32:37 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:フォーカス

著者:ダニエル・ゴールマン

訳者:土屋京子

発行:日本経済新聞出版社

 能力や努力だけでは、結果は保証されない。 「集中力」こそが人生の成功に欠かせない能力だ―。普通の人と「できる人」を分ける「注意」とは何か、集中力を育てるにはどうすべきか、よいひらめきを得る人の共通点とは何かなどを、多くの事例から解き明かにする。

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★炭素ニュース★帝人、省エネで生産性の高い革新的な炭素繊維製造技術開発

2016-01-22 11:31:57 |    ★炭素ニュース★

 帝人グループで炭素繊維・複合材料事業を展開している東邦テナックスは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施している「革新的新構造材料等研究開発」の成果として、「マイクロ波による炭素化技術」と「プラズマによる表面処理技術」の開発に成功した。

 炭素繊維は、軽量かつ力学的特性に優れる素材であり、航空機のみならず自動車への適用が期待される他今後、自動車などへの本格的導入に向けては、生産性を飛躍的に高め、製造時における消費エネルギーならびに二酸化炭素排出量を大幅に低減する必要がある。

 こうした中で、NEDOは平成26年度より「革新的新構造材料等研究開発」を立ち上げ、その中核テーマの1つとして「革新炭素繊維基盤技術開発」を掲げて取り組んできました。

 同社は、当初より同プロジェクトに参画し、世界初の技術である「マイクロ波による炭素化技術」と「プラズマによる表面処理技術」の開発を進めてきた結果、このたびの技術開発に至ったもの。

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★科学技術ニュース★東京工業大学、細胞を模倣した微小反応容器のコンピューター制御に成功

2016-01-22 11:31:25 |    情報工学

 東京工業大学大学院総合理工学研究科の瀧ノ上 正浩 准教授らは、熱平衡状態注から大きく離れた系の化学反応をコンピューター制御できる「人工細胞型微小リアクター」の開発に世界で初めて成功した。

 細胞が膜小胞によって化学物質を取り込んだり排出したりする現象に着目して制御理論を発案した。

 この制御理論に基づき、マイクロ流路技術を利用して微小な水滴を電気的に融合・分裂させ、微小水滴の内外への化学物質の供給と排出を制御する微小な化学反応容器(人工細胞型微小リアクター)を開発。

 さらに、このリアクターを利用し、熱平衡状態から大きく離れた化学反応に特徴的なリズム反応(化学物質濃度が増減して規則的なリズムを刻む反応)を自在に制御することに成功した。

 開発したリアクターは「生命とは何か?」という根源的な問いを解決する手助けになるとともに、将来は細胞を模倣した高機能な分子コンピューターや分子ロボットの開発、細胞状態のコンピューター制御に基づくモデル駆動型の生命科学・医薬研究分野への応用などが期待される。

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●科学技術書<新刊情報>●「招かれざる虫」(兵藤有生著/ベレ出版)

2016-01-22 11:30:46 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:招かれざる虫~食べものにつく害虫の科学推理ノート~

著者:兵藤有生 

監修:林 晃史

発行:ベレ出版

 なぜここに!? 動機は? 侵入経路は? しっかり保存・保管していたのに、ある日突然、食べものに虫が!一刻の猶予も許されない事態……。虫は放置すれば増えつづける……。“虫探偵”と称される著者が、半世紀におよぶ現場のなかから思い出深い事件を厳選。発生源の特定にいたる過程から、功を奏した予防策まで、昆虫に関する知識と現場に残された手がかりを総動員して、食べものにつく虫たちの正体を暴く!

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●科学技術書<新刊情報>●「ここまでわかった宇宙の謎」(ニール・トゥロック著/日経BP社)

2016-01-21 07:21:19 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:ここまでわかった宇宙の謎~ピタゴラスからヒッグス粒子までの物理学ツアー~

著者:ニール・トゥロック

訳者:吉田三知世

発行:日経BP社

 宇宙の姿を理解するための珠玉の入門名講義。カナダでテレビ放送された講義のもととなった本の翻訳。素粒子物理を中心に、物理学研究の歴史を解説する科学読み物。人とその業績に関する豆知識を自分の研究人生と重ね合わせながら解説し、宇宙の成り立ちなどの研究の歴史を俯瞰する。主な登場人物は、第1章がピタゴラス、ガリレオ、ニュートン、マクスウェル、ファラデー。第2章がアインシュタイン、ディラック、プランク、ボルツマン、ラザフォード、ボーア、ハイゼンベルグ、シュレーディンガー。第3章がホイーラー、グース、アインシュタイン、フリードマン、スムート。第4章がディラック、ワインンバーグ、ヒッグス。第5章がショックレー、ファインマン。

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★炭素ニュース★栗本鐵工所、炭素繊維強化樹脂材料(CFRP)開発拠点開設

2016-01-21 07:21:00 |    ★炭素ニュース★

 栗本鐵工所は、炭素繊維強化樹脂材料(CFRP)の開発拠点として、クリモトコンポジットセンターを2016年3月に、同社 湖東工場(滋賀県東近江市)内に開設する。

 CFRPは、自動車業界をはじめ、ロボット、工作機械といった産業機械分野において先進材料として軽量で高強度な材質として、既に実用化されている。

 同社は、従来よりガラス繊維と熱硬化性樹脂によるFRP製品を製造・販売しており、今回、新たな材料領域としてCFRP製の部材供給を行う。

 同事業分野において、5年後30億円の売上高を目指す。

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★科学技術ニュース★産総研、高感度テラヘルツ波パワーセンサーを開発

2016-01-21 07:20:04 |    電気・電子工学

 産業技術総合研究所(産総研)は、常温で微弱なテラヘルツ波パワーを高感度で測定できるセンサーを開発した。

 テラヘルツ波は、おおむね100 ギガヘルツ(GHz)~10テラヘルツ(THz)の周波数の電磁波。今回開発したセンサーは、テラヘルツ波の吸収によって発生する熱を熱電変換素子により電気信号に変え、その信号をもとに発生した熱と同等の直流電力とし、それを精密に測定して、テラヘルツ波パワーを定量的に求めることができる。

 検出部には、熱伝導性が高く、テラヘルツ波を効率よく吸収できる吸収体を用い、検出部の周囲には十分な断熱遮蔽を施して、常温で数十ナノワット(nW)レベルの高感度測定を実現した。

 今回のテラヘルツ波パワーの定量的測定法により、今後、様々なテラヘルツ波応用技術の信頼性向上や高度化が期待される。

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