“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書<新刊情報>●「太陽大図鑑」(クリストファー・クーパー著/緑書房)

2016-01-19 16:23:18 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:太陽大図鑑

著者:クリストファー・クーパー

日本語版監修:柴田一成

発行:緑書房

 さまざまな角度からわたしたちの太陽を解き明かす。NASAが打ち上げた太陽観測衛星SDOが撮影した写真を中心として数多くの美しい写真、詳しい図表で、太陽についてのあらゆる情報を解説するビジュアル大図鑑。

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★水素ニュース★東京ガス、「千住水素ステーション」(東京都荒川区)の営業開始

2016-01-19 16:22:20 |    ★水素ニュース★

 東京ガスは、これまで実証・研究開発事業として建設・運転を行ってきた「千住水素ステーション」(東京都荒川区)を一般商用の水素ステーションとして営業を開始した。

 実証・研究開発事業として運転していた水素ステーションを一般商用の水素ステーションに転用したのは、同社としては初めて。

 また、同ステーションの営業開始により、東京ガスが一般商用として運営する水素ステーションは、練馬水素ステーションに続き、2か所目。

 同ステーションは、現地で都市ガスから製造した水素を、燃料電池自動車に充填する「オンサイト方式」の水素ステーションであり、製造した水素をステーション内で燃料電池自動車へ充填するだけでなく、水素製造装置を持たない「オフサイト方式」の水素ステーションへも出荷することが可能。

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★科学技術ニュース★群馬大など、電池内部のリチウム元素を非破壊で定量する新手法の開発に成功

2016-01-19 16:21:55 |    化学

 群馬大学、京都大学、高輝度光科学研究センターは、米国のノースイースタン大学と共同で、大型放射光施設SPring-8の高輝度・高エネルギーの放射光X線を用いて、リチウム元素を非破壊(試料をそのまま)で定量する手法を開発した。

 同研究グループは、SPring-8・ビームラインBL08Wの高輝度・高エネルギーX線を利用したコンプトン散乱測定からリチウム組成の異なる8種類のマンガン酸リチウムのコンプトンプロファイルを精密に測定した。

 得られたコンプトンプロファイルは、リチウム量に応じて、そのコンプトンプロファイルが変化したため、このコンプトンプロファイルの変化を数値化するパラメータ(Sパラメータ分析)法を新たに開発し、破壊分析である高周波誘導結合プラズマ発光分光分析(ICP分析)法から得られたマンガン酸リチウムのリチウム量と比較した。

 その結果、コンプトンプロファイルの変化と試料のリチウム量との間に相関関係が成り立つことを見出し、マンガン酸リチウムのリチウム量について検量線を決定した。

 さらに、同研究で開発したSパラメータ分析法を市販のリチウムイオン電池に適用し、放電過程における二酸化マンガン正極内のリチウム濃度の変化を非破壊で直接測定することに成功した。

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●科学技術書<新刊情報>●「DNAで語る  日本人起源論 」(篠田謙一著/岩波書店)

2016-01-19 15:26:02 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:DNAで語る  日本人起源論 

著者:篠田謙一

発行:岩波書店(岩波現代全書)

 新たな古人骨の発掘、DNA分析技術の革新により、分子人類学の研究は近年めざましい発展を遂げている。アフリカを旅立った人類は、どのように世界中に拡散したのか。謎の人類デニソワ人とは。東アジア集団と日本人との遺伝的関係性は、そして縄文人とは一体何だったのか。最新の遺伝子解析結果から、「日本人」の起源を解き明かす。

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