“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書<新刊情報>●「フォーカス」(ダニエル・ゴールマン著/日本経済新聞出版社)

2016-01-22 11:32:37 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:フォーカス

著者:ダニエル・ゴールマン

訳者:土屋京子

発行:日本経済新聞出版社

 能力や努力だけでは、結果は保証されない。 「集中力」こそが人生の成功に欠かせない能力だ―。普通の人と「できる人」を分ける「注意」とは何か、集中力を育てるにはどうすべきか、よいひらめきを得る人の共通点とは何かなどを、多くの事例から解き明かにする。

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★炭素ニュース★帝人、省エネで生産性の高い革新的な炭素繊維製造技術開発

2016-01-22 11:31:57 |    ★炭素ニュース★

 帝人グループで炭素繊維・複合材料事業を展開している東邦テナックスは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施している「革新的新構造材料等研究開発」の成果として、「マイクロ波による炭素化技術」と「プラズマによる表面処理技術」の開発に成功した。

 炭素繊維は、軽量かつ力学的特性に優れる素材であり、航空機のみならず自動車への適用が期待される他今後、自動車などへの本格的導入に向けては、生産性を飛躍的に高め、製造時における消費エネルギーならびに二酸化炭素排出量を大幅に低減する必要がある。

 こうした中で、NEDOは平成26年度より「革新的新構造材料等研究開発」を立ち上げ、その中核テーマの1つとして「革新炭素繊維基盤技術開発」を掲げて取り組んできました。

 同社は、当初より同プロジェクトに参画し、世界初の技術である「マイクロ波による炭素化技術」と「プラズマによる表面処理技術」の開発を進めてきた結果、このたびの技術開発に至ったもの。

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★科学技術ニュース★東京工業大学、細胞を模倣した微小反応容器のコンピューター制御に成功

2016-01-22 11:31:25 |    情報工学

 東京工業大学大学院総合理工学研究科の瀧ノ上 正浩 准教授らは、熱平衡状態注から大きく離れた系の化学反応をコンピューター制御できる「人工細胞型微小リアクター」の開発に世界で初めて成功した。

 細胞が膜小胞によって化学物質を取り込んだり排出したりする現象に着目して制御理論を発案した。

 この制御理論に基づき、マイクロ流路技術を利用して微小な水滴を電気的に融合・分裂させ、微小水滴の内外への化学物質の供給と排出を制御する微小な化学反応容器(人工細胞型微小リアクター)を開発。

 さらに、このリアクターを利用し、熱平衡状態から大きく離れた化学反応に特徴的なリズム反応(化学物質濃度が増減して規則的なリズムを刻む反応)を自在に制御することに成功した。

 開発したリアクターは「生命とは何か?」という根源的な問いを解決する手助けになるとともに、将来は細胞を模倣した高機能な分子コンピューターや分子ロボットの開発、細胞状態のコンピューター制御に基づくモデル駆動型の生命科学・医薬研究分野への応用などが期待される。

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●科学技術書<新刊情報>●「招かれざる虫」(兵藤有生著/ベレ出版)

2016-01-22 11:30:46 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:招かれざる虫~食べものにつく害虫の科学推理ノート~

著者:兵藤有生 

監修:林 晃史

発行:ベレ出版

 なぜここに!? 動機は? 侵入経路は? しっかり保存・保管していたのに、ある日突然、食べものに虫が!一刻の猶予も許されない事態……。虫は放置すれば増えつづける……。“虫探偵”と称される著者が、半世紀におよぶ現場のなかから思い出深い事件を厳選。発生源の特定にいたる過程から、功を奏した予防策まで、昆虫に関する知識と現場に残された手がかりを総動員して、食べものにつく虫たちの正体を暴く!

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