<新刊情報>
書名:計測技術の基礎<改訂版>~新SI対応 ~
編者:計測自動制御学会
著者:山崎弘郎、田中 充
発行:コロナ社(計測・制御テクノロジーシリーズ 1)
同書では、科学技術の一つとしての計測技術の基本的な方法論を述べるとともに、社会の要請に応じて日々発展を遂げる計測技術が社会基盤となる要素をあわせて横断的に記載した。計測技術開発の目標は計測結果の信頼性の向上にあるものの、結果を得るまでの時間、結果を得るためのコストも同様に重要となる。同書を通して信頼性は不確かさを指標として評価することとし詳説し、また時間、コストは、計測技術を広く社会へ普及するための社会制度とのかかわりの点から計量標準供給、トレーサビリティーの説明を重要視した。これらを計測技術の方法論と併せて読むことにより、読者は社会の様々な局面で計測課題に柔軟に取り組むことができるだろう。計測技術の全体を記し、2019年のSI改訂による再定義と測定精度の向上等を説明した。