“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ITと現代ビジネス」(藤田 哲雄著/京都大学学術出版会)

2023-11-01 09:34:05 |    企業経営



<新刊情報>



書名:ITと現代ビジネス~実践から学ぶ経営・実務・技術~

監修:渕崎 正弘、若林 靖永

著者:藤田 哲雄

発行:京都大学学術出版会

 「丸投げ」しないためのリテラシーを、各企業の実例と実体験から体系化。どう発注すればいいのか、どんなリスクがあるのか・・・。知っておけば使える。仕組みを見渡せば、ビジネスは高速の回転をはじめる! 現場で悩めるビシネスパーソン、これから社会に出る大学生に贈る、ビシネスとITの基礎と実践。
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●科学技術ニュース●ホンダとヤマト運輸、交換式バッテリーを用いた軽EVの集配業務における実証を開始

2023-11-01 09:33:40 |    輸送機器工学
 ホンダとヤマト運輸は、交換式バッテリーを用いた軽EV(電気自動車)の集配業務における実証を2023年11月から開始する。

 同実証には、交換式バッテリーの電力には再生可能エネルギー由来電力(再エネ電力)を活用し、エネルギーマネジメントの実現に貢献する。また、交換式バッテリーを動力源に走行するホンダの軽EV「MEV-VAN Concept(エムイーブイバン コンセプト)」を使用する。

 両社はこれまで、2023年6月から、ホンダが2024年春に発売を予定している新型軽商用EV「N-VAN e:(エヌバン イー)」を用いた集配業務における実用性を検証するなど、サステナブルな物流の実現に向けた実証を進めてきた。
 
 一方、EVを導入するうえでは、充電による待機時間や、夜間の一斉充電による電力使用ピークの偏りなど、さまざまな課題があり、交換式バッテリーの有用性が期待されている。
 
 今回の実証で使用するHondaのMEV-VAN Conceptは、交換式バッテリーであるモバイルパワーパック8本を搭載した電動パワーユニットで走行する、軽EVのコンセプトモデル。

 日中に太陽光で発電した再エネ電力を充電した交換式バッテリーを使用することで、充電による待機時間の削減や電力使用ピークの緩和など、より効率的なエネルギーマネジメントの実現に貢献する。<ホンダ>


開始時期:2023年11月
車両台数:1台(順次、複数台での実証予定)
実施場所:群馬県内

【実証内容】

(1)集配業務における実用性や車両性能
(2)太陽光発電による再エネ電力の有効活用
(3)交換式バッテリー運用における各種基礎データの取得・検証
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●科学技術ニュース●NEDOの事業で楽天モバイル、日本発の5Gモバイルネットワークプラットホームの世界展開を加速

2023-11-01 09:33:08 |    通信工学
 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」の一環で楽天モバイルは、汎用ハードウエアとクラウド技術を用いた完全仮想化「Stand Alone(SA)方式5Gモバイルネットワーク(5G SA:5G専用のコアネットワーク設備である5GC<5Gコア>と5G基地局を組み合わせて通信をする方式)」無線アクセス装置を構築し、商用化に向けた各種研究を完了した。

 同事業では、仮想化技術を用いて5G SA、RANネットワークスライシングの実装、各種機能拡張と性能向上を行い、専用のハードウエアおよびソフトウエアを必要とする従来型のモバイルネットワークと比較して、設備投資(CAPEX)・運用コスト(OPEX)を30%以上削減した。

 これにより汎用ハードウエアを用いた、経済性の高い5G SAの普及が大きく加速される。

 楽天モバイルは今後、同技術を商用の5G SAに導入し、傘下の楽天シンフォニーを通じて日本発かつ世界最先端の完全仮想化5G SAプラットホームの世界展開を加速する。

 同テーマでは、5G SAにおける、汎用ハードウエアとクラウド技術を用いた完全仮想化5G無線アクセス装置の拡張に取り組んできた。そして今回、超高速・超低遅延・多数同時接続を実現するRANネットワークスライシング(通信サービスに応じて通信経路を論理的に分割<スライシング>する技術)の実装、各種機能拡張および性能向上を実施し、商用化に向けた各種研究を完了した。

 その結果、クラウドプラットホームやソフトウエア処理に起因するオーバーヘッド(処理の増加)に対処することで、既存LTEネットワークに比べて3倍以上の接続端末数のサポートが可能となった。

 今回の成果により、専用システム(専用のハードウエアおよびソフトウエア)を用いた従来型のモバイルネットワークと比較して、設備投資(CAPEX)・運営コスト(OPEX)を30%以上削減し、高信頼性・柔軟性・経済性を持つ5G SAの構築が可能になる。<新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)>
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「サイバーセキュリティ対応の企業実務」(杉山一郎、寺門峻佑編著/中央経済社)

2023-11-01 09:32:28 |    情報工学



<新刊情報>



書名:サイバーセキュリティ対応の企業実務~平時・有事における組織的・法的対策の進め方~

編著:杉山一郎、寺門峻佑

発行:中央経済社

 企業のサイバーセキュリティ対策につき最低限押さえておくべきこと、平時・有事それぞれの組織的・法的対応(国内・海外)を詳説。多発するランサムウェアインシデントへの対応をケースで解説。
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