“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ライト兄弟」(デヴィッド・マカルー著/草思社)

2017-08-25 11:04:48 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:ライト兄弟~イノベーション・マインドの力~

著者:デヴィッド・マカルー

訳者:秋山 勝

発行:草思社

 初めて動力機付飛行機での有人飛行を成功させたライト兄弟の生涯。膨大な量の本人たちの手紙や報道記事、資料を駆使して描き上げた決定版評伝。全米ベストセラー。

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★科学技術ニュース★NICT、埼玉大学、慶應義塾大学、AIの強化学習をレーザーカオスを用いた超高速化に世界で初めて成功

2017-08-25 11:04:27 |    人工知能(AI)

 情報通信研究機構(NICT)、埼玉大学、慶應義塾大学は、半導体レーザーから生じる光カオス(レーザーカオス)を用いて、適応速度1GHz(ギガヘルツ: 1秒間に10億回)を実現する超高速フォトニクスを応用した強化学習に世界で初めて成功した。

 NICTらは、光の高速性に着目し、半導体レーザーにおいて生じるカオス現象が生み出す乱雑な信号と、独自に開発した強化学習方式を組み合わせることで、「当たり確率の未知な2台のスロットマシンから当たり確率の高い台を選ぶ問題」(2本腕バンディット問題)を、光の極限性能を生かし、高速に、物理的に解決をすることに成功したもの。

 レーザーカオス現象の超高速性により、情報が入力されてから出力されるまでの時間(レイテンシ)が1ns(ナノ秒: 10億分の1秒)という高速な意思決定が確認され、また、仮想的に生成した高速な擬似乱数(カラーノイズ)に比べても優れた性能を示すことが確認された。

 より高速なコンピューティングのため計算資源を瞬時に調停するアービトレーションや無線通信における周波数の瞬時な割当てなど、AIやIoTの基盤技術として大きく貢献することが期待される。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「クラウドコンピューティングのためのOSとネットワークの基礎」(木下宏揚著/コロナ社)

2017-08-25 11:03:42 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:クラウドコンピューティングのためのOSとネットワークの基礎

著者:木下宏揚

発行:コロナ社
 
 TCP/IPについての基礎知識をふまえつつ、クラウドコンピューティングに不可欠なOSや仮想化技術、さらにはデータセンターやインターネットサービスプロバイダで用いられる基盤技術についてもわかりやすく解説。
 

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