<新刊情報>
書名:直感力を高める 数学脳のつくりかた
著者:バーバラ・オークリー
訳者:沼尻由起子
発行:河出書房新社
アタマを使うにはコツがある! 「集中モード」と「拡散モード」を切り替える、バラバラの情報をまとめて記憶する、目に浮かぶものにたとえてみる……かつてない脳の取扱説明書。
<新刊情報>
書名:直感力を高める 数学脳のつくりかた
著者:バーバラ・オークリー
訳者:沼尻由起子
発行:河出書房新社
アタマを使うにはコツがある! 「集中モード」と「拡散モード」を切り替える、バラバラの情報をまとめて記憶する、目に浮かぶものにたとえてみる……かつてない脳の取扱説明書。
産業技術総合研究所(産総研)とチノーは共同で、1000 ℃付近の高温域で高精度に温度測定ができる白金抵抗温度計を開発した。
半導体の製造現場など、高精度な温度測定が必要な場合には、センサー部に白金線を用いた白金抵抗温度計が利用されている。
しかし1000 ℃付近の高温域では白金線の抵抗値が不安定なうえに、高温によって白金線自体に熱ひずみが生じて抵抗値がより不安定になるため、精度の高い温度測定は困難であった。
今回、産総研の国家標準(温度標準)を用いた熱サイクル試験などによって、センサー部の白金線を詳細に調べ、抵抗値を安定化させる作製条件を探した。
その結果、センサーの作製過程で、白金線に適度な熱処理を加えると、1000 ℃付近の高温域でも抵抗値が安定することを見出した。
さらに、高温で白金線に生じる熱ひずみを低減できるセンサー構造を新たに考案した。
これらにより、高温域でも、0.001 ℃レベルの精度で温度測定できる新たな白金抵抗温度計を開発した。
今後、材料プロセスなど高温域での高精度な温度測定・温度制御の実現が期待される。
<新刊情報>
書名:ジャンクDNA~ヒトゲノムの98%はガラクタなのか?~
著者:ネッサ・キャリー
訳者:中山潤一
発行:丸善出版
ヒトゲノムが2000年に解読され、その結果明らかになったことは、私たちのゲノムの中でタンパク質をコードしている配列がたった2%しか存在せず、残りの98%は機能のわからない配列で占められているという事実であった。20世紀の生物学では、「遺伝子はタンパク質をコードするDNA配列」と定義されていたため、残りの部分は「ジャンク(ガラクタ)」とよばれ、その存在意義は長い間不明なままであった。同書は、私たちにとって比較的身近ながんや筋ジストロフィーなどの遺伝病を通して、この「ジャンク」の機能に切り込んでいる。遺伝病はジャンクDNAの機能を知るための重要な手がかりであり、実際にその機能を知ることで、治療や症状の改善につながることが期待される。