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“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>「基礎から学ぶ制御工学と基本コンバータ回路」(谷口研二著/コロナ社)

2024-09-12 09:41:58 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:基礎から学ぶ制御工学と基本コンバータ回路

著者:谷口研二

発行:コロナ社(シリーズ 基礎から学ぶスイッチング電源回路とその応用 3)

 基礎学問の習得に重点を置いた勉強を通して、より高いレベルで議論できるパワエレ技術者を目指してほしいとの思いから「シリーズ 基礎から学ぶスイッチング電源回路とその応用」を刊行する運びとなった。同シリーズは、大学における工学教育と企業における実践教育の橋渡しを想定しており、物理現象のイメージをもとに理論面をやや重視した内容になっている。シリーズ全体を通した学習によってインバータやコンバータなどの設計はもちろん、機器の故障・動作不良に際して科学的な方法で原因を究明し、問題解決にあたる高度な技術者になることを期待している。コンバータは,外乱による出力電流や電圧の急変があっても,パワー半導体素子のオン/オフのタイミングを調整して所定の出力電圧を維持する制御機構が重要であり、電源回路の設計者は制御理論を熟知しておくことが大切である。コンバータの制御には「古典制御」が多用されていることから、シリーズ第3巻の動書では、制御の範囲を「古典制御」に限定して説明する。
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◇科学技術書・理工学書<新刊情報>「その常識は本当か これだけは知っておきたい 実用オーディオ学<増補>」(岡野邦彦著/コロナ社)

2024-09-05 09:32:21 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:その常識は本当か これだけは知っておきたい 実用オーディオ学<増補>~アース、CDとハイレゾ、室内音響、ケーブル、アナログレコード、計測~

著者:岡野邦彦

発行:コロナ社

 オーディオの世界で「科学的発想は便利」という視点の好評書籍に、アナログレコードを増補。オーディオを趣味として楽しんでいる方を幅広く対象としている。2024年での増補版では、「アナログレコードの科学」を追加した。感覚的なアナログの魅力を伝えるのではなく、関連する科学、技術、根拠のある正しい調整法などを正確に伝える情報を中心に書き加えることで、同書の役割をさらに広げようと思った。これが増補版の目的である
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「センサ・マイクロマシンの基礎」(鳥山 寿之著/コロナ社)

2024-08-27 09:45:30 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:センサ・マイクロマシンの基礎~物性と場~

編著:小西 聡

著者:鳥山 寿之

発行:コロナ社

 あらゆる信号を扱おうとするセンサ・マイクロマシンの物理的存在は物質に回帰し、機能は場との関係を通して発揮されているとの考えから、一般には異なる科目で学ぶ、物性や場の内容をセンサ・マイクロマシンの主題のもとにまとめた。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「永久磁石同期モータ」(森本茂雄、真田雅之、井上征則著/コロナ社)

2024-08-22 09:42:12 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:永久磁石同期モータ~PMSMの基礎から設計・制御・評価まで~

著者:森本茂雄、真田雅之、井上征則

発行:コロナ社

 永久磁石同期モータ(PMSM)の制御と設計の基礎から、具体的な制御システム・モータ設計手法・特性評価法までを解説。できるだけ多くの設計事例や実験結果を含め、理論だけではなく具体的なイメージを持てるように配慮した。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「IoT電子工作 やりたいこと事典」(後閑哲也著/技術評論社)

2024-07-29 09:32:35 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:IoT電子工作 やりたいこと事典[Arduino、M5Stack、Raspberry Pi、Raspberry Pi Pico、PICマイコン対応]

著者:後閑哲也 

発行:技術評論社

 ちょっとしたIoTシステムで、自分の身の回りのことを自動化してみたいとお考えの方も多いであろう。しかし、経験がある方でも、どういうデバイスやセンサを使ったらよいかわからなかったり、どれを使うか迷ったりすることがしばしばである。同書はそんな方々を対象に、多くの方法がある中からどれを選ぶかを決める手間を省くという趣旨で、代表的なエッジデバイスに使える機器やセンサなどを中心に、実際の製作例ではどんなものになるかを試した結果を解説。扱うデバイスは、Arduino、M5Stack、Raspberry Pi pico、ワンチップマイコン、Raspberry Pi。デバイスの特性によって、液晶や有機EL、センサ、サーボ、カメラ、Wi-Fiはもちろん、LoRa通信や、電池無し・配線無しで無線通信できるEnOceanの使い方なども紹介。さらには、サーバやクラウド側のアプリケーションの処理も詳細に説明。この1冊で,IoT電子工作の世界がさらに広がる。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「電気法規と電気施設管理<令和6年度版>」(竹野正二、浅賀光明著/)

2024-07-11 09:33:31 |    電気・電子工学



<新刊情報>




書名:電気法規と電気施設管理<令和6年度版>

著者:竹野正二、浅賀光明

発行:東京電機大学出版局

 同書は、電気関係の法令に重点を置き、電気関係の初学者向けにやさしく解説。電験受験者が習得しておくべき基本的な事項をまとめた。直近の再生可能エネルギー関連法規含む令和5年中に行われた改正や、その他の法改正の内容を盛り込む。電気関係の法令に重点を置き、工業高校の学生から大学生、電気関係の初学者向けにやさしく解説。また、電気施設管理については、高専や短大の学生及び電験受験者が習得しておかねばならない基本的な事項をまとめてある。おもに、電気施設管理の最新データへの更新や最近の動向について内容を見直し改訂した。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「DSPラジオの製作ガイド」(後閑哲也著/技術評論社)

2024-07-02 09:33:40 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:DSPラジオの製作ガイド~簡単ラジオ&PICマイコンを使った高機能ラジオの作り方~

著者:後閑哲也

発行:技術評論社 

 最近のラジオ工作は、わずか1個の小さなDSPラジオICを使って、驚くほど高感度のラジオが作れる世界になっている。特に難関だったFMラジオも、コイルやフィルタが全く不要となり、抵抗とコンデンサだけで作れてしまう。同書は、このDSPラジオICを使った「簡単に作れるAM/FMラジオ」から、「PICマイコンを使った高機能DSPラジオ」の作り方まで解説。ラジオ局の選択をボタン一つでできるようにしたり、液晶表示器にラジオ局名や感度を表示する機能が、PICマイコンを使うことで簡単に手に入る。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「2040年 半導体の未来」(小柴満信著/東洋経済新報社)

2024-06-24 09:52:37 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:2040年 半導体の未来

著者:小柴満信

発行;東洋経済新報社

 半導体業界「キーマン中のキーマン」が提言する「日本再生戦略」。日本経済がしくじり体質から脱却し、復活するかどうかは「最先端半導体」にかかっている!世界ではいま、半導体がかつてないほど〝熱い〟。1つは、新型コロナウイルス感染症によって半導体の製造と供給が一時大きく滞り、世界経済に大きな影響を与えたこと。もう1つは、半導体をめぐる米中関係の緊張の高まりだ。「台湾有事」の可能性も取り沙汰されるようになった。いま世界中のあちこちで、自国に半導体製造工場を誘致しようとする「国産化」の動きが起きている。私はJSRに1981年に入社した。JSRは、半導体のシリコンウェーハに塗布するフォトレジストで世界トップクラスのシェアを持つ。2009年から社長、会長として計11年ほど企業経営にかかわった。2023年に名誉会長を退任するまで、40年超にわたって半導体業界を現場の視点からつぶさに見てきたつもりだ。そうした経験から、「最先端半導体の開発と製造を日本国内で再び行うべきだ」と考えている。いまや世界を牛耳るGAFAMはインターネット産業で大きく成長し、その後、AIが次の波になると見るや、素早く自社のサービスに取り入れることでさらなる強大なパワーを手にしてきた。それによってGAFAMが本拠地を置く米国が、世界の覇権を握ってきた。それを支えたのは「コンピューテーション(計算基盤)」であり、もっといえば、コンピューテーションの基盤となる半導体にほかならない。すなわち、半導体は企業の力の元であり、国の力を支える基幹産業なのだ。半導体の復活なくして、日本の未来が明るくなることはない。ここにきて「日の丸半導体、復活か」と思われる動きが相次いでいる。TSMCによる熊本新工場の建設、先端半導体の国産化に向けた新会社Rapidus(ラピダス)の設立――。ただ、こうした「半導体の喧騒」を冷めた目で見ている人も多い。「失われた30年の間に、技術力も技術者もなくなった。工場だけ建てたところで、そう簡単につくれるはずがない」こういった批判の声は、私の耳にも直接入ってくる。一理ある意見もあるが、それでも日本は国産化へまっしぐらに突き進むべきだという私の考えはいささかも揺るがない。なぜなら、そこには勝算があるからだ。(「はじめに」より抜粋)
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「図解入門ビジネス 最新電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本<第4版>」(木舟辰平著/秀和システム)

2024-06-05 09:33:49 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:図解入門ビジネス 最新電力システムの基本と仕組みがよ~くわかる本<第4版>

著者:木舟辰平

発行:秀和システム

 東日本大震災後にはじまった電力システム改革は、現時点では残念ながら成功とは言いがたい状況にある。たとえば夏冬の需要期における電力不足や、世界的な燃料価格高騰を背景にした電気料金の大幅な上昇など深刻な問題が山積みである。同書は、日本の電力システムに興味を持つ一般の方に向けて、現在と次世代の電力システムの全体像と各構成要素をわかりやすく解説した入門書。最新の政策動向や脱炭素、発電・送配電、電気料金まで仕組みと概要がわかる。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「できる無線回路の製作全集」(漆谷正義著/CQ出版)

2024-06-05 09:33:11 |    電気・電子工学



<新刊情報>



書名:できる無線回路の製作全集~送信・発振・受信・測定・給電…理解の早道!~

著者:漆谷正義

発行:CQ出版
 
 同書は、無線と高周波の技術解説マガジン「RFワールド」に連載した製作記事の集大成。“RF”とはRadioFrequency,ラジオに使われるような無線周波すなわち高周波を意味する。今日のRFは放送、通信、測位/測距、気象レーダや医療機器などのほか、電力伝送などのエネルギー利用へと用途が広がっている。RF回路は,手を近づけると周波数がふらついたり、異常発振したりする。アンテナに指で触れたとたんに感度が良くなったり、悪くなったりする。RF回路は、その振る舞いを体験することが理解につながる。うまく動作しない原因を見つけて期待どおりに動かすことができたという成功体験が重要であり、理解への近道であろうと考える。回路技術を学ぶのに「ディジタル1年、アナログ3年、高周波10年」といわれる。高周波が難しいのは可視化したり数値化しにくい部分があることや、回路図に現れない要素を読み取らねばならないからである。同書の製作物はRF回路の基本を理解できるよう、マイコンや専用SoCをできるだけ使わずに構成している。無線や高周波回路のふるまいはシミュレーションではわからない。実際に回路を製作し、そのふるまいを体験することで興味と理解が深まることであろう。ホビーや教材に使えるものから、シンプルながら実用的なものまで、無線と高周波の製作事例をまとめた。
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