88歳のスポーツ好きの男性がGB部に入ってきました。これまで野球、スキーなどいろいろなスポーツを楽しんできたそうです。
ところが練習を始めると、ボールを拾ったり、足の裏にかう動作のとき、痛いと悲鳴を上げます。ちょっと痛むのではなく、激痛が走るようです。
どうしたのかと聞くと、スキーで骨を折ったが、痛みが消えないと言いました。休養をとり、再度、GBに挑戦しましたが、やはりボールを拾えません。彼はGBを断念しました。
GB部に89歳になった男性がいます。最近足腰が急速に弱ってきました。練習試合中、タッチしたボールを拾う前、彼はスティックのヘッドの側面を使ってボールをたぐり寄せました。彼が初めて見せた反則です。体の動きが悪く、思わずスティックを使って楽をしたのだと思います。GBがむずかしくなったなと思いました。
GB部に85歳の男性がいます。認知症が進んでいるようで、自分の打順を忘れます。あなたの番と言うと、我に返りますが、ボールがどこにあるかわかりません。打順を間違えて他人のボールを撃つことはしばしばです。
GBは老人スポーツではありません。老化を感じてからは始めて楽しむ境地に到達することは容易ではありません。特に作戦を学ぶことはむずかしいようです。