世界では食料やエネルギー資源の高騰が問題になっています。
需要の増加、大災害による生産減、政情不安、投機が原因とされています。
ところが日本では食料については多くの人が、自由化で安い農産物がとうとうと入ってくると心配しています。
あたかも日本は食料供給に問題がないかのようです。
しかし食料は仮に輸入できても国内生産を重視すべきと考えます。
たとえば農業国の大災害などによる突然の輸入減は非常に対応がむずかしい問題です。
日本は応分の食料生産を行い、輸入減の悪影響をもろに受けないようにしておくべきです。
そのためには農業の近代化が必要です。
政府は既存農家を基本にして農業改善を考えていますが、これでは近代化はできないと思います。
農業をやりたい人や会社にやらせる仕組が必要です。
近代農業には広大な農地が必要です。
このような農地造成には政府の役割が非常に大きいと思います。
農業をやりたい人や会社だけでできることではありません。
農業を重要な産業と考える地方政府は条例で広大な農業地域を指定し、農業をやりたい人や会社が使えるようにすべきです。
既存農家が不利益をこうむらない形で農地を農業をやりたい人や会社に提供できる仕組が必要です。
たとえば既存農家の農地を有価証券に換える仕組を設けるといいと思います。
農業をやりたい人や会社でも生産実績を上げない場合は地方政府が責任を問うことができるようにするといいと思います。
エネルギーについては日本は省エネルギーが非常に重要と思います。
初期投資が大変でも省エネルギー性の高い施設や設備機器を導入すべきです。
既存住宅などではリフォームで断熱改善やオール電化を行うといいと思います。
自動車も蓄電池の開発が進んで電気自動車が有望になりました。
燃焼機器より電気機器のほうが省エネルギーになることが多いと思います。
新エネルギーが重要ですが日本は遅れています。
石油、天然ガス、石炭、原子力に依存慣れし、新エネルギー開発意欲が殺がれてきました。
石油やウランなどの供給量の限界、炭酸ガス排出問題、放射性廃棄物処理問題が深刻です。
日本は、山と雨が多いので水力発電、火山が多いので地熱発電の技術開発が重要です。
水力発電は今後はダムをつくらなくてもすむ小規模発電を考えるといいと思います。
地熱発電は、小規模から大規模発電まで考えるといいと思います。
日本は日照が少ないので太陽発電は不利と言われています。
しかし太陽電池などの技術開発は日本が得意とする分野です。
住宅や自動車の屋根に取り付けられる高変換効率太陽電池の開発を目標にするといいと思います。