ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

美しい町は生活の楽しさを増す

2006年03月20日 | Weblog
宅地細分化に賛成の方に理由を聞いていみると、合法だからいい、町に宅地125㎡ちょっとの家があっていいということでした。
広い宅地の家に住んでいる人が、町に「狭い宅地の家があってもいい」と言うのを聞くとちょっと複雑な気持ちになります。
多様性に寛容なのか、自分の宅地が広いから他人の宅地のことなど気にしないのか、よくわかりません。

金持ちが「貧乏人がいてもいい」と言うのと一脈通じている感じがします。
この金持ちの発言を聞いて、この金持ちは貧乏人に寛大である、貧乏な人を愛していると思う人はいないでしょう。

たとえばインドを考えるとわかりやすいと思います。
下層階級が自助努力で這い上がらないのが問題という考えもあるでしょう。
しかし上流階級が、「下層階級があってもいい」と思っていることの方が問題だと思います。

いつまでたっても教育が普及せず、識字率が上がらず、貧困問題が解決しません。
上流階級は、一見楽しそうですが、その楽しさは下層階級に心を閉ざした楽しさでしょう。
世界は誰もインドはいい社会とは言わないでしょう。

最低水準は、やはり改善する方向で工夫努力しないと社会は明るくならないのではないでしょうか。
合法だからいいではなく、法が定める最低基準が妥当か再検討する心がないと社会は暗くなるのではないでしょうか。
人々が楽しいと感じる町は狭苦しい町ではありません。
木と空間のある美しい町だと思います。