ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

サケの酒粕鍋

2013年12月11日 | 男の料理
          
テレビの料理番組を視聴して「これは美味い」と思った物は、放送後にWebで公開されるレシピを参考に実践しているが、今日は9日おしゃべりクッキングで放送されたサケの酒粕鍋に挑戦した。
この鍋は生サケの皮を剥ぎ、包丁で粘りが出るまで叩き、玉ねぎと生姜のみじん切り・卵・塩・醤油・片栗粉を加えた“つみれ”が特徴で、子供の頃食べた新巻サケのアラの粕汁を思いだしながら調理した。
出汁は市販の化学調味料は一切使用せず、今回もかつお節を削り日高昆布で採った物で仕上たが、“つみれが”何とも物足りず期待はずれだった。
原因を追究してみるとTVの映像では、どう見ても肉質と色からしてもサーモンのブロックに見えたが、使った物はスーパーで買った4切れパック入り398円の安物。矢張り鮮魚店で求めなければダメだったのかなーと思う。そして思い出したのは現役時代魚市場の取材先でオフレコと言う事だったが、サケを買う時は皮全体を見て、少しでも黄色を帯びた赤味の斑のある物は、一度川を上って真水を飲み「ここは自分の生まれた川でなかった」と再び海に戻って網にかかった物で、味が落ちているから手を出してはダメと言う事だった。少し斑のあるサケ少なからず見かけるから、多分こんな物が安いのだろう。
確かに素材が勝負の料理も、自分はまだまだ修行が足りない証明だったのかも知れない。