ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

原発事故18

2011年08月18日 | 原発事故
            
今朝のローカル紙のトップ記事に「県は県産農作物の本格的な収穫期を前に、東京電力福島第一原発事故による風評被害払拭に向けた対策を強化する。・・・・」と掲載されていた。
これまで行政はじめ農協、漁協、観光協会等各関係機関では、放射能汚染の明確な実害を受けているのに一様に“風評被害”の文言は何とも理解出来なかったが、奇しくも17面の読者投書欄に「さまざまな場所で風評被害という言葉が使われている。風評被害とは『根拠のないうわさのために受ける被害』を指す。・・・・明らかに東電が福島県土にもたらした放射能汚染による『実害』なのである。実害を風評被害と勘違いされてはたまったものではない。東電や国は、この実害に対してしっかりと補償すべきだ」と投稿者は指摘していた。
実害を風評とすり替えてしまっている当事者の策略も解らない訳ではないが、自分と同じ考えの人が現れて、少しばかりは何となくスッキリした気分になれた。
福島県民や隣接の多くの住民は被爆者であると同時に放射能汚染被害者でもあり、自分の“素人百姓”も道楽だから我慢も出来るが、若し生業だったらと心が痛む。今夏野菜の最盛期だが、今期は全て栽培を中止して、県内産は一切拒否、可能な限り遠方の長野、青森、北海道産等を探して求めて最小限食べている。鮮度も落ちて当然不味くて正直パスしたいが「野菜は摂取しないと」と女房は強制、まるで投薬の感じだ。
全ての作物に汚染0は考えられず、納得出来る土壌の除染は到底無理なので、我が道楽三昧の1つ“素人百姓”は今期限りで残念ながら廃業。原発は憎い!