ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

早朝散歩

2011年07月14日 | 原発事故
 
            
                    
原発事故放射能汚染で休止していた運動不足解消の早朝散歩を三日前から再スタートした。
4時起床、お茶を飲みながら無線を聴き4時半スタート。体調と相談しながら40~70分、左膝を痛めてからは阿武隈川土手から荒川運動公園グランドに変更したが、事故以後全く利用されなくなってしまったグランドに立ち入る気分にはなれず、初日は街中を巡って来た。昨日は土手を、そして今日は意を決して線量計を携帯して全コースを腰の高さ90cmで歩きながら測定して来た。
土手アサファルト面は1.4~2.7μSv/h、グランド土地面は2.3~3.5μSv/hで何れも雑草の多い所ほど高く、家から土手へ出る途中の道路も住宅地の植木庭に面した所ほど高く0.8~1.9μSv/hだった。橋の所は変動が激しく水面の所は0.3μSv/h位で、土面、雑草地の順に高くなる。自宅外周りの測定結果と合せても、福島市内の放射能汚染度は保健センターで毎時測定されている公式発表の1.2±μSv/hは市内の平均値として信頼出来る様だ。
この値は精神的にも決して安心とは言えず我が散歩コースは街中へ、ジョギング専用の靴を着装していても膝が何時まで耐えられるか心配だ。それにしても以前は10人前後顔を合せた散歩人も初日は3人、昨日1人、今日は3人でみんな被爆を恐れての事だろう。
大手の新聞には「安物の線量計(中国製4~5万円、現在も国産品は品薄で素人にはこれしか入手出来ない)を買って一喜一憂している庶民は滑稽だ」と掲載されていたそうだが、精度が低い粗悪品と分っていても、お上があてにならない現状では、何と批判されてもささやかな庶民の自己防衛は悲しい現実なのだ。原発は憎い!