ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

旬の煮物

2008年05月06日 | 男の料理
旬の味“筍”好天候にも恵まれ地物県内産も一気に出回って来た。料理の先生は「県内産などとても不味くてあれは筍ではない」と言う。確かに本場の竹林の様に手入れが十分に行き届いている訳でもなく、ほぼ100%が自然林に勝手に生えて来る物なので当然なのだが、子供の頃から親しんで来た味であり、これもまた自分としては美味なのである。そんな地物の筍を使って、今でしか味わえない地物の味を堪能した。
            
「若竹煮」茹でた筍を焼き、かつお出汁・酒・砂糖・醤油・塩で煮た後、残り汁でわかめを煮る。さつま揚げと厚揚げは油抜きをして、酒・みりん・醤油・水で汁気がなくなるまで別鍋でそれぞれ十分煮る。盛り付けは一緒でも別鍋で煮る事により、それぞれの素材本来の繊細な味を引き出す日本料理の調理法、先生からの伝授。
            
「ふき炊き合わせ」これも今が旬だ。このふきは義母が友達からもらって庭の片隅に植えてあったが、畑(借地)の前に住宅が建ち一部が日陰になってしまったのでそこへ移植した物で、種類は不明だが天然物と風味は変らずとても軟らかくて美味しい。これは同じ鍋でかつお出汁・醤油・砂糖・塩で干し椎茸とうどを煮て取り出した後に、予め茹でて下処理したふきを入れ4~5分さっと煮る。
            
「筍と海老団子の煮物」と「筍ご飯」この時期しかも自分の都合で二日連続はさすがに息子からは悪評だったが自分は充分満足。海老はまな板の上でたたくレシピには記載されてあったが、時間縮小(ゴマカシ)のためにと女房殿の助言でフードプロセッサーを使ってしまった。若し先生が知ったら「繊細な味が変わってしまう」とお叱りを受ける事間違えなし。