ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

TVのチカラ

2006年03月24日 | 男の料理
古美琳酒、10日ほど前に夜のオツトメ(お手伝い)から帰ると「新どっちの料理ショー」が放送されていた。途中からだったが、食事をしながら視た。
“豚肉の生姜焼き”対“レバニラ炒め”番組では単に料理だけでなく、最高の素材を求めて生産者の達人もその地へ訪れ紹介する。
“みりん”と聞き、ここ3年そば汁造りの素材にいろんなみりんを試して来たので思わず箸を止めて注視した。創業125年越後長岡の造り酒屋、杜氏が周囲の反対を押切って執念で造り上げた古みりん、12年物の「美琳酒」ワインに例えると富貴ワインだそうだ。苦労話の終盤にメガネの裏からにじみ出た薄っすらの涙、これは本物だと確信した。そば汁に使って見たい、そんな一心でWeb検索即注文した。
http://www.suminoi.com/
一日で届く予定だったが現品では無く「何分にも小さな酒屋、お陰様で注文殺到従業員一同精魂込めて作業中、10日程お待ち願います」だった。
昨日、そば汁の“返し”だし汁の原液(みりん・赤ザラメ砂糖・醤油)を仕込み、福島産ブランドのエゴマ豚で「豚肉の生姜焼き」も再現、これまでにない美味に全員満足した。
それにしても“TVのチカラ”を再確認、送り手放送局も受け手の視聴者もTVは立派な総野次馬なのかも知れない。