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春の戯言Ⅱ その5

2019年04月13日 | ブログ
白鵬の三本締め

 大相撲は子供の頃から好きだからテレビ観戦くらいはするけれど、最近白鵬、鶴竜と言うモンゴル横綱のラスト2番は見ない。もっとも終盤戦の高安や豪栄道との横綱戦は見ることはある。

 春場所千秋楽は、良くて逸ノ城との優勝決定戦、鶴竜が白鵬に勝つことも考えられず、つまらないので、貴景勝が大関を決定づける10勝目を挙げたのを見てテレビを消したので、またまた波紋を広げた白鵬の三本締めは見ていない。

 前回の万歳三唱で厳重注意を受けており、本人も問題視されることは承知の上でやったと思わわるものだ。協会や横審など舐められたものである。馬耳東風、都度謝れば済むと思っている。

 今回これに横綱のファンサービスだと賛同する日本人も結構いたようだから、大甘の戦後の日本人など中国人や韓国人に舐められるのも当然である。白鵬などを批判するとヘイトだとか人種差別などと擁護する馬鹿の極みの日本人の何と多い事か。誰であっても外国の地で大きな顔をすれば嫌われるのは当然である。

 プロ野球界の金田さん張本さん、プロレスの力動山も空手の大山倍達師範も、囲碁の趙治勲さんも歌手や俳優さんにも両親は南北朝鮮ご出身者の方は多いことだけど、その世界で活躍し貢献し、特に日本人を見下した行動をとらないから、日本人は差別どころか彼らを同じ人間として尊敬する。例外はあったかも知れないが。

 相撲界の「横綱の品位」は抽象的で、外国人力士には理解できないだろうからマニアル化しろと宣った作家も居たけれど、それこそ外国人を愚弄する人種差別で、横綱にまで登りつめる過程で育ったその世界の掟や風習が、理解できない人間が居たとしたら、それこそ畜生にも劣るものと言っているに等しい。

 大相撲も興業なのだから、神事だとかとか横綱の品格とか誇張すべきではないという論も聞く。彼らは経営論もマーケティングも知らないから仕方がないが、日本にもプロスポーツがどんどん増えた現代こそ、他のプロスポーツとの明確な差別化のために、古式豊かな神事、横綱の品格という格式が大相撲存続に有効なのである。

 その伝統文化を横綱がその一部でも壊すような行動を取るなら、即刻罷免すべき所業と思える。貢献にはすでに多額の報酬で報いている。

 あのような横綱が引退後、仲間を集めて協会を仕切ることにでもなれば大相撲の終焉は近い。




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