おとうさんとぼく 〈承前〉

「おとうさんとぼく」は、青萠堂という出版社から、別のタイトルで2005年に出版されていた。
ついこのあいだそのことを知り、図書館で借りて、「おとうさんとぼく」と読みくらべてみた。

青萠堂版は全3冊。

「大好き!ヒゲ父さん いたずらっ子に乾杯!」
「ごめんね!ヒゲ父さん わんぱく小僧、どこ行った?」
「最高だね!ヒゲ父さん いつも一緒に歩いていこう」

1冊に50編、全部で150編が収録されている。
正方形の本で、見開きの左ページにタイトル、右ページに漫画という構成。
1編をつねに1ページにおさめるので、コマ数の多い作品だと、絵が小さくなってしまうところが難点だろうか。
以下、岩波のことし出版された版(2018年版)にはなく、青萠堂版には収録されている作品をあげておく。

《青萠堂版にあり、岩波2018年版にはない作品》

「大好き!ヒゲ父さん いたずらっ子に乾杯!」
「あんな風になったらどうする!」
「チェックメイト!」
「父さんだって熱くなる」
「助けられた人の心得」
「その手は食わない」
「残念!」
「貧しき者は幸(さいわい)なり」
「血を見ること父より弱きはなし」
「馬糞にも衣装」
「クリスマスの飾りづくりは秘密」

「ごめんね!ヒゲ父さん わんぱく小僧、どこ行った?」
「ウサギが持ってきたんだよ」
「「なんだと、これがオレだって?」」
「夢と現実」
「待ちわびた歓声」
「高くつく犬」
「人形芝居」
「白鳥に御用心」
「はけVSブラシ」
「大みそかのカン違い」
「サンタクロースのはち合わせ」

「最高だね!ヒゲ父さん いつも一緒に歩いていこう」
「尻ぬぐいの家系」
「手品の落とし穴」
「先んずれば”父”を制す」
「ぶっ放して年の瀬を祝おう」
「虚栄心をお脱ぎなさい」
「あいさつ代わり」
「野生の馬」
「やじ馬」

青萠堂版の3冊に当たれば、「おとうさんとぼく」は全部読めるのかと思ったら、そうではなかった。
読んでみると、岩波の2018年版にあり、青萠堂版にない作品もあったので、これも記しておこう。

《岩波2018年版にあり、青萠堂版にはない作品》

「朝のたいそう」
「虫歯」
「遊びにむちゅう」
「スケート」
「エンスト」
「すべるゆか」
「おとな1枚」
「ろう人形」
「クリスマスのごちそう」
「おとうさんとぼくとおとうさんとぼくと……」
「すごいおとうさん」
「まいった」

書きもらしたり、まちがえて記してしまった作品があるかもしれない。
そのさいは、申し訳ない。

全作品をあつめた本が出版されていれば、読むほうはラクなのになあ。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« おとうさんとぼく ニール・サイ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。