かぶれの世界(新)

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三代目庭師

2015-10-06 12:23:56 | 日記・エッセイ・コラム
昨日松山市の施設に母を見舞い実家に戻ると、庭全体の雰囲気が全く変わっていた。庭の東側を暗くなるほど覆っていた藤の木の枝がスカスカに切り落とされ、母屋の前のサツキの垣根が根元から20-30cmを残して切られていた。その他の松やマキなど色々な庭木も小奇麗に裸にされ、庭全体が見通しよくなり明るくなっていた。

新たにお願いした庭師の好みに従って手入れされた結果だ。10年余り前に退職し母が自宅介護を受けていた頃の庭師が年をとって、別の庭師にお願いしたがその方も昨年から連絡が付かなくなった。この春義弟に紹介されたのが私にとって三代目の庭師だった。元々のプロの庭師と趣味が高じて庭師をやるようになった散髪屋のペアだ。

昨日実家に戻った3時前頃は、あらかた作業が終わっていた。暫く彼等の仕事ぶりを観察させて貰った。以前の職人に比べ仕事は少し雑に感じたが、テキパキとして仕事が断然早い。私が最も気に入ったのが、乱暴と思えるほど大きな枝を落とした様でも、庭全体を見るとバランスよい感じになっていることだ。個々の庭木の手入れは丁寧でないかもしれないが、少し時間が経てば分からなくなる程度で気にならない。

枯れたと思っていたサツキの生垣は根元からバッサリ切り落とされていたが、切り口を見るとまだ生きていることが分かった。庭師によると風通しが悪くてコケが生えたのが枝が枯れた原因だという。確かに切り落とされた枝には薄水色のコケが一杯付いていた。特に白っぽい「梅ゴケ」が養分を吸い取り枝に回らなくし枯らすという。

切り落とされた枝の処分を市役所に問い合わせると、数キロ先の環境センターが受けてると返事を受けたが、庭師の家とは反対方向だと言い持ち帰ってくれた。お代は3万円、一人日1.5万円は相場だと思い2つ返事で了解、来年もお願いした。庭の手入れには興味があるはずだが、先週母を見舞った時は特別反応がなかった。懇意の看護婦によると徐脈は無くなったが、睡眠時間が不定期になったらしくは昨日も母は寝ていた。■
コメント
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