かぶれの世界(新)

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定点観測

2015-10-27 11:34:36 | スポーツ
長い田舎暮らしの後自分の体力がどう変化したかチェックすることにしている。血圧とかコレステロールのような生化学指標は科学的な目安として測定できるが、運動(競技)能力がどう変化したかを定量的に測定するのは簡単ではない。私の場合はバドミントン・クラブのメンバーとの練習ゲームと、高尾から陣馬まで往復ハイキングをやってどの位やれるか確認して私の運動能力を測定する。この二つが私の運動能力の定点観測だ。

先週土曜日の午前中、クラブの練習に参加した。懐かしい顔ばかりで新顔はいなかった。基礎練習を十分時間をかけてやった後、じゃんけんでパートナーと対戦相手を決めてゲーム練習が始まった。最初の10分は身体が軽く早い動きで相手チームを圧倒して20-10とリードしたが、そこから急に動きが重くなりセッティングに持ち込まれた。

その後2ポイント連取して勝つには勝ったが半年前の年齢通りの動きに戻った。その後はパートナーの足を引っ張り、たまの例外があっても負け試合が続いた。それで当たり前なのだが、入りが絶好調だったので悔しかった。だが、今後運動能力を改善していけるヒントを得た気がする。第一の定点観測は合格したと思う。

1日置いて日曜日の昨日、二つ目の定点観測を実施した。何時もより少し早く起きて朝食を済ませ洗濯物を干して、軽食をリュックに詰め込み駅に急いだ。7:35の高尾山口行き各停に乗り8:20前に歩き始めた。早朝は寒く暖かい格好のハッカーは多かったが、私は暖かいノースリーブを脱ぎ膝下を取り外してショートパンツ姿で歩き始めた。平日の朝なのか意外にもハイカーの姿は少なく、名物のケーブルカーの客も少なかった。

その後は順調に歩を進めた。今年は少し歩き方を変えてみた。高尾山から陣馬への平坦な尾根道で膝の負担の蓄積を減らすため、踏み込む時今迄よりかかとに若干体重をかけ身体の重心に繋がるように歩いた。その効果のほどは分からなかった。往路は昨年と同じ4時間、復路は昨年より10分多い3時間40分かかった。ほぼ同じ時間で5万歩歩いた。

昨年の記事(11/5)を読み返すと最後の5kmで右膝に違和感があった。昨年は復路で見た富士山のシュルエットが美しかった記憶があるが今年は助けにならなかった。今年は膝はOKだったが、最後の5kmで右腰の疲労と痛みの違和感があった。自宅に戻り日が暮れる前にと急ぎ洗濯物を取り込み、ハイキング用具を整理した時は感じなかったが、夕食後落ち着くと腰の痛みが悪化し腰を曲げて歩く様を見て家内は笑った。

約8時間の長い道中色んな人に出会って飽きなかった。今年もハイカーの多くは中高年の女性で近づにつれ賑やかな声が聞こえ直ぐに分かった。目立ったのは派手なユニフォームを着けたトレイルランの若・中年のエネルギッシュな人達だった。その中で、地味ないでたちの女性ランナーが私の目の前で転んだ時は本当に驚いた。実は、私も木の根に何度も足を引っかけ一度は派手に転んで手を擦りむいた。心配したが、彼女は「大丈夫です」と一言答えて爽やかに走り去った。

一丁平のまき道を高尾山に向かって歩くと幼児と母親がいた。聞くと3歳だという。「凄いね、山が好きか」と聞くと返事が曖昧、母親は「景信に登ったこともある」から大丈夫という。「さては登山家にする積りか」と言って笑わせ先を急いだ。復路の最後、駅に向かい山道を辿ると外国人ハイカーを何度も見かけた。相手がコンニチワ、私がハイ、ヘローという妙な挨拶を何度も交換した。相手の顔を見てついつい英語で答えてしまった。

今朝起きると、心配した程に腰痛や筋肉痛も酷くなく普通に起き上がって歩け、洗濯物干しも無理なく出来てホッとした。だが、昨年みたいにフットワークやトレーニングやる元気はない。ここまで来て定点観測は無事終わり、不合格ではないと自己診断。落第しなくて良かった。■
コメント
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