さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 イシス神殿 その1

2018年03月05日 | 海外旅行
イシス神殿のある島へは船で渡りますが、その桟橋ではヌビア人が土産物を並べていました。



土産物は戻ってきてから見ることにして、船に向かいました。



船の乗り場からは、アスワンダムの堰堤を眺めることができました。



湖畔にはヌビア人の住居が並んでいました。



こちらはホテル。



ヌビア人の船員が、手作りのアクセサリーを床に並べて商売を始めました。あまり売れなかったですが。



イシス神殿のあるアギルキア島(フィラエ島)が近づいてきました。



立派な塔門が見えて期待が高まります。



イシス神殿のあったフィエラ島は、イシス神がホルス神を生んだ聖なる島とされて、プトレマイオス朝時代からローマ支配時代にかけて様々な神殿が建てられました。アスワン・ダムの建設により、半水没状態になってしまいましたが上流のアスワン・ハイ・ダムの建設を機に、ユネスコにより1980年、フィラエ島から隣のアギルキア島に移築、保存されることとなりました。現在はアギルキア島がフィラエ島と呼ばれています。

アスワン・ハイ・ダムの建設による水没の危機から救われたアブ・シンベル神殿のことは良く知られていますが、このイシス神殿も「アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群」として同じ項目に含まれています。



10分ほどの乗船で、島の船着場に到着。



桟橋から階段を上がるとイシス神殿が見えてきました。



巨大な第一塔門に目が引き付けられます。



プトレマイオス1世がいけにえ達の髪をつかんで捧げる姿が大きく描かれています。



ホルス神とイシス女神が描かれています。



第一塔門前の広場の左右には、大列柱廊が設けられています。



柱や壁には、くまなくレリーフが施されています。





描かれている神々の名前は判らないものも多いのですが、右はライオン頭のセクメト神だと思います。



オシリス神とイシス神でしょう。



オシリス神、イシス神、ホルスト神。オシリス神とイシス神は夫婦で、ホルスト神は、その息子です。





第一塔門の入口の両脇には、狛犬のような石像が置かれています。



頭が壊されているのは残念ですが、ライオン像のようです。
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