さすらいの風景 トマール その２

この修道院で最大のみどころであるテンプル騎士団聖堂。

エルサレムの聖墳墓教会に倣って12世紀に造られました。



ビザンチン風ロマネスク様式で、16角形の円堂になっています。これはすぐに戦いに行けるように、騎士が馬に乗ったままミサに参加できるようにするためです。



中央の洗礼室にはキリスト像。



脇には哀しみにくれる聖母マリア。





天井や壁にも余す所なく絵が飾られています。





壁面にはキリストの生涯の絵が飾られています。これらの絵は16世紀のもの。



キリストのエルサレム入場。



使徒の入信の場面と思うのですが、誰かは不明。



キリストの昇天。



天使が持っているのは、十字架に掛けられたときに被せられた茨の冠と、遺体を包んだ布にキリストの顔が転写された聖骸布ですね。







聖人の像も飾られています。







キリストが羊を抱いていますが、これはカトリック信者の象徴です。



テンプル騎士団のマーク。



隣接するキリスト騎士団聖堂が見えています。