今年も残り3時間を切りました。
いつもの夜と違って、大晦日の夜は何をして過ごすか、少し迷います。紅白歌合戦も、格闘技も気はのらない。
レハールのオペレッタ「メリーウィドウ」を見ながらカウントダウンに臨むことにしました。いろいろのDVDが手元にはありますが、メスト指揮のチューリッヒ歌劇場上演版を見ることにしましょう。今年のウィーン・ニューイヤー・コンサートはメストが振ることですしね。
今年は、 . . . 本文を読む
ナイル西岸の岩山の下にハトシェプスト女王葬祭殿はあり、遠くからもその威容を目にすることができます。
3500年前の建物とは思えないような、現代的な造りになっています。
駐車場からは参道を歩くことになります。
葬祭殿は、ファラオの葬儀を行う場所ですが、葬儀が終わると、葬儀に関連した神々の神殿になります。
三段あるテラスは、斜路で結ばれていますが、その脇には主神とも考えられるホルスト神 . . . 本文を読む
王家の谷の後は、ハトシェプスト女王葬祭殿見学ですが、その前にアラバスター店に立ち寄りました。
石細工の店ですが、ネットで他の人の旅行記を見ていくと、同じ店に立ち寄っているようです。
到着すると、スタッフが流ちょうな日本語で、石細工の説明を始めました。アラバスターというと、現在では雪花石膏をさしますが、古代では方解石をさしていたようです。
観光地参道脇の店で売っている像は石膏で作った偽物といっ . . . 本文を読む
ツタンカーメン王は、ピラミッドを築いたクフ王やアブシンベル神殿を造ったラムセス2世よりも、良く知られているファラオになっています。
古代ファラオの墓は、全て盗掘されて副葬品は失われ、残された見事な壁画からその壮麗さが想像されるだけでした。
ツタンカーンメン王の墓だけが、盗掘を免れた状態で発見され、そこで発見された黄金のマスクなどの副葬品は、カイロ考古学博物館に展示され、エジプト観光のハイライト . . . 本文を読む
船がいつルクソールに到着したのか判りませんが、起きてデッキに上がると、朝日が昇ってきました。
西岸に目をやると、無数のバルーンが上がっていました。朝日に照らされる王家の谷を、上空から見学するための熱気球です。
今日一日は、ルクソールを中心とした観光ですが、午前はまず西岸の観光を行いました。
古代エジプトでは、太陽が沈む西方にあの世があるという来生感を持ち、ナイル東岸は「生者の町」、西岸は . . . 本文を読む
ナイル・クルーズの夜のお楽しみとして、ガラベーヤ・パーティーとベリーダンス・ショーがあげられます。
ガラベーヤとは、寛筒衣スタイルのエジプトの民族衣装です。この民族衣装を着て開かれるのが、ガラベーヤ・パーティーです。
パーティーで着るガラベーヤは、船内の売店で借りることができますが、お土産を兼ねて自前で買うことにしました。
コム・オンボの船着き場の前に売店があったので、ここで買うことにしまし . . . 本文を読む
エドフからルクソールに向かう途中、エスナの町があります。この町の郊外には、プトレマイオス朝時代のクヌム神殿がありますが、ナイル・クルーズ船の観光コースには含まれておらず、そのまま通過してしまいます。
エスナには、夜になってから到着しました。
エスナには、ナイル川の水量を調整するダムがあり、クルーズ船は閘門で通過します。
下ってきて最初に通過するのは、旧エスナ閘門です。
前の船に続い . . . 本文を読む
アスワンからルクソールへ移動する二日目は、コムオンボ神殿とホルス神殿を途中で見学しましたが、昼間の大部分の時間は、船で過ごすことになりました。
船で一緒になったドイツ人観光客は、水着になって日光浴を楽しんでいました。どうも、神殿の見学に出かけなかった人も多かったようです。日本人とは、観光のスタイルが違うようです。
水着はもっていっていましたが、半ズボン姿で、椅子を占領して、ナイル川沿いの風景を . . . 本文を読む
エジプト観光では、アスワンとルクソールを結ぶナイル・クルーズが人気のコースじなっています。
アガサ・クリスティの推理小説「ナイルに死す」(映画ではナイル殺人事件)でも、ナイル・クルーズが舞台になっていることから、ナイル・クルーズは今回のツアーでの楽しみになっていました。
ナイル・クルーズの日程は、以下のようになっています。
一日目 アスワンで乗船 (船上泊)
二日目 アスワンからルクソール . . . 本文を読む
コム・オンボ神殿見学後、朝食をとってからは、サン・デッキの上で、移り変わるナイルの風景を眺めて過ごしました。
昼になって、少し遅れてエドフの街に到着しました。
エドフで船を下り、ホルス神殿の見学を行いました。神殿は町はずれにあるため、馬車に乗って移動します。
エドフの街中を観光客を乗せた多くの馬車が行き交っていました。
ホルス神殿は、ナイル中流域を代表する遺跡のため、バスで訪れ . . . 本文を読む
時差の関係で、エジプト到着以来、朝早く目を覚ましてしまいます。自分で沸かした湯でコーヒーを飲んだ後に日の出を見にデッキに上がると、ちょうどコム・オンボに到着するところでした。
コム・オンボ神殿の下に、船は停泊しました。朝日も昇ってくるところでした。
朝食前にコム・オンボ神殿の見学になりました。
船を下りて石段をひと上りすると、コム・オンボ神殿の前庭に出ます。
コム・オンボ神殿は、プ . . . 本文を読む
未完のオベリスクを見学したのち、町外れからファルーカに乗ってクルーズ船に戻りました。
ファルーカは、ナイル川で使われている小型の帆船です。
ナイル川は、北に向かって流れていきますが、常には、北風が吹いています。そのため、ナイル川の船の運航は、下りは流れにまかせ、上りは帆による走行が行われてきたようです。
ファルーカは小型で小回りが利くため、風上に向かって間切りながらジグザグに進んでい . . . 本文を読む
アブ・シンベル神殿を見学後、再び飛行機に乗り、アスワンに戻りました。
眼下には、砂漠の中に満々と水をたたえたナセル湖が広がっています。
アスワンに到着して、まずアスワンハイダムの見学を行いました。
アスワンハイダムは、1970年に完成した、高さ111m、全長3,600mのナイル川を堰き止める巨大ロックフィルダムです。
ナイル川の氾濫防止と灌漑用水の確保、発電が目的で、砂漠の緑化も行っ . . . 本文を読む
アブ・シンベル大神殿の北100mの位置には、アブ・シンベル小神殿があります。王妃ネフェルタリとハトホル女神に捧げられた神殿で、小神殿という名前にもかかわらず、大神殿に負けないスケールを持っています。
正面には、高さ10mの、ラメセス2世と、二枚の羽と二つの角が付いた太陽円盤を頭に載せたネフェルタリ王妃の像が並んでいます。
右側から像の拡大です。
ネフェルタリとは、古代エジプト語で、「 . . . 本文を読む
アブシンベル神殿の前には、満々と水をたたえたナセル湖が広がっています。
アブ・シンベル神殿を語る時、水没の危機からの救出作戦が行われたことを忘れることはできません。
1960年、アスワンハイダムの建築によってできるナセル湖によって、アブ・シンベル神殿をはじめとするヌビア遺跡の多くが水没することになりました。
ユネスコの指導によって救出作戦が遂行され、アブ・シンベル神殿は、遺跡をブロックに . . . 本文を読む